当時80歳7カ月でエベレストの世界最高齢登頂など数々の偉業を成し遂げてきた札幌市在住の冒険家三浦雄一郎さん(93)が、欧州最高峰のモンブラン(4806メートル)でのスキー滑降という新たな夢に向けて準備を進めています。鳥
 三浦さんは2020年、100万人に1人が発症する「特発性頸髄(けいずい)硬膜外血腫」にかかりました。一時は寝たきりとなり、今も両足にまひが残ります。モンブランは父の敬三さんが99歳の時に一緒に滑降した山。当時の父と同じ年代となった今、父の思いを体感しようと、リハビリに励みます。ニコニコ
 春の陽気に包まれた4月中旬、雄一郎さんは札幌市中央区の旭山記念公園で階段や坂道を上り下りしをしました。次男で五輪元代表でプロスキーヤーの豪太さん、孫の雄豪さんら家族が隣に寄り添いました。豪太さんが「暖かくなってきたね」と声をかけると、雄一郎さんは「そうだね。今日は天気も良くて眺めも良い」と返したとのこと。眺望の良い場所が好きな雄一郎さんは、公園内から札幌市内の街並みを眺めるのがお気に入りだそうです。ニコニコ
 三浦雄一郎さんは2020年6月、深夜に体調不良を訴え、救急搬送され、特発性頸髄硬膜外血腫と診断され、緊急手術を受けました。血の塊が脊髄を圧迫することで痛みやしびれ、まひなどを起こす病気です。!!

 三浦雄一郎さんの病気を機に、豪太さんが神奈川県逗子市から札幌市に移住。これまでは市内で別々に暮らしていましたが、昨年12月からは豪太さんの家族と一緒に6人で暮らし、リハビリを家族で乗り越えようとしています。キューン
 学校から帰宅した孫に誘われて散歩に出かけることもあります。雄一郎さんは「元気な孫に『歩こう』と背中を押されているみたい」と話しているとのこと。音譜
 三浦雄一郎さんは70歳7カ月でエベレストを登頂し、当時の世界最高齢登頂記録を樹立。75歳と80歳でも記録を更新しました。「夢」と語る今回のモンブラン滑降は、「100歳を手前にした自分がどういう心境で滑り降りたのか」を知るための三浦さんの挑戦でもあります。飛び出すハート
 「三浦敬三は生涯冒険家だった。父親の後を追いかけたいということもあるが、自分ももう一度、この年齢になってあの場所を滑りたいと強く思う」と語っています。照れ
 周囲の支えもあって、リハビリは順調に進んでいます。見守る家族は雄一郎さんの歩く姿が日に日にしっかりしているように感じており、欧州最高峰への挑戦に近づきつつあるとのことです。ニコ
 2024年4月には障害者用の機材を使い、故郷青森県の八甲田山でバックカントリースキーをしました。昨年は手稲山でスキーを楽しみました。今夏には旭川市内で登山に挑戦する計画もあるなど、段階的に筋力や体力の回復に努めています。チューリップ赤
 三浦雄一郎さんは、モンブランでの滑降を95歳までに行うことを目標にしています。最大の難所は、山の稜線をロープなどを使って約50メートル下る場所。今後、雪山での歩行を想定した練習を行います。三浦さんは「家族や仲間の支えなしでは不可能だということも分かっているけれど、目標を据えることが人生の励みになる」とインタビューで話しています。ほっこり
 敬三さんから雄一郎さんへと継承された挑戦心は豪太さん、雄豪さんにも受け継がれています。豪太さんは今年9月、三浦雄一郎さんが名誉校長を務めるクラーク記念国際高の高校生で構成される登山隊の隊長となりアフリカ最高峰のキリマンジャロ登頂を目指します。音譜

 

 三浦雄一郎さんの「挑戦」に心より賛辞をおくりたいと思います。赤ワイン