中国の悲しい風(26話)
※7の付く日にこの小説を掲載しています。(8月17日分を今日掲載します。)
李華連が怒ったように手を振り上げて、逃げる私を追ってきた。
私達は何も考える事無く追っかけっこをした。
むしろ考えないように無邪気に追っかけっこをしていた。
前編
四・恋(その8)
ひとしきり走った私達は、汗ばんだ体を休めるように木陰に入り座り込むと、李華連が小さく言った。
「京ちゃんのこと好きよ。」
「私のこと好き?」
続けて聞いてきた。
「もちろん。」
「キスしてくれる。」
木陰に柔らかな風が揺れていた。
汗ばんだ体が心地良かった。
木漏れ日が当たり、李華連のこげ茶色した柔らかな髪が部分的に赤味を帯びて輝いていた。
ホテルのロビーで見た時と同じ光景がそこにあった。
あれから未だ半日程しか経っていない。
この半日で私達は恋に落ちていたのだった。
五・老虎灘
(※ストーリー展開未完)
今までお読み頂いた方に感謝申し上げます。
体調不良により 一時期この小説も休止したいと思います。
ありがとうございました。