千葉県旭市の古墳探しに出掛けて・見つからない・鬱蒼とし過ぎている・見つけたのは古城でした! | 西村治彦の日記

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千葉県旭市の古墳探しに出掛けて・見つからない・鬱蒼とし過ぎている・見つけたのは古城でした!

 この日は、千葉県旭市にある「古墳群」を探しに出掛けました。

旭市には、うちの事務所もありましたが、

田舎すぎて、顧客が探せません。長い間 ここの事務所を使っていなかったので、建物に罅(ひび)が入り、朽ちて来たので、今年の夏、取り壊しました。土地だけ残っております。

 旭市には、たくさん古墳があるのです。宅地開発で、原形を残していない古墳も多く、さらに、草木が鬱蒼としていて、単に 小山にしか見えないことが多いのです。

それに、所在地の番地が着いていなくて、車のナビを設定しても、出て来ません。

それで 付近まで行って、小山を探しますのですが、小山はたくさんあって、どれが古墳なのだか分かりません。

 この日は、旭市鏑木地区の古墳を探しました。まるで分かりません。そこで、たまに出会う人に、どこに古墳があるか、尋ねてみることにしました。

 「アッ!向こうから女性が歩いて来ました。

尋ねてみましょう!」「すいません。鏑木地区にある「御前鬼塚古墳(ごぜんきづかこふん)はどこにあるのか御存じですか?」

女性:「私も鏑木に住んでいますが、知りません。すいません」と、赤ちゃんを連れた、かなり美しい若奥さんが答えます。人が歩いていないこんな場所で、危なくないでしょうか?

暫く行くと、町中に入りました。あの方に尋ねてみましょう。聞き役は黒子さんです。

女性が尋ねると 皆さんが 丁寧に答えて下さります。と言うより、久々の他人なので、嬉しいのか 互いに、長話になります。

 結局 分からないのに、二人は、久々の長話を楽しんでいたのです。

今度は 道路脇で農作業をしていた女性に尋ねてみました。

「大分前に、学者が古墳調査をしていたよ! ここを真っ直ぐ行って、右に曲がって、そのまま行くと古墳があるよ!」

 田舎の道は、遠いのです。「真っ直ぐ行く」と言っても、どこまで行くか分かりません。「右に曲がるとあるよ!」も どのくらい行くのか分かりません。目標物がありません。田舎の道案内は分かりません。

 もう適当に 車を走らせることにしました。

「あれ!古墳の標識がありますよ!」黒子さんが見つけました。

私たちが探していた古墳ではありません。

 「御塚古墳」と書かれています。「ここでいいや!」

ようやく見つけた古墳、ここら辺りには たくさんあるのに、鬱蒼として分からないのです。

 この「御塚古墳」で写真を撮りました。

「もうこの日は 古墳は ここ一か所でいいや!」。4世紀から7世紀に掛けて造営された古墳がたくさんあるはずです。

 「御塚古墳」を見てから、車を言われたように走らせていたら、「鏑木城跡」と書かれた木が立っておりました。

「ここが、さきほどのおばさんが言った古墳だ!」。古墳でなく「戦国時代の古城」です。

 当時、この地を支配していた「鏑木氏」の居城です。

戦国時代の城なので、木と竹と土で作られております。

 戦国時代に、「豊臣秀吉」が、小田原の北条氏を攻めた時、北条方に着いていた「鏑木氏」は攻められ、落城したのです。

そのまま、「鏑木城」は 廃城となりました。まあ 房総半島の外れの旭市辺りでは、中央からほど遠く、いくら虚勢を張っていても、天下を取ることは難しかったのです。

こうして、当時の「鏑木城」が 城跡として残されました。私と黒子さんは、「鏑木城」に登って行きました。「城の登城口」があり、土塁で囲まれた道があります。下には、平らな「三の丸」、

その上方に平らな「二の丸」、上方には「本丸」がありました。「丸」とは、平らな広場です。

 「本丸」に登ってみましょう。

「本丸」では、お婆さんが畑 を耕しておりました。

私は このお婆さんに尋ねてみました。

「この畑は誰のものですか?」「息子の畑さ!」

いつも不思議に思うのですが、戦国武将の古城がいつしか、民間の畑や宅地、あるいは墓場に変わっています。民間の畑や宅地は登記されていることも多く、このお婆さんも「息子の畑だ!」と申しておりました。

墓場は登記されていないことが多く、理解できます。共同墓地なら、いざこざは ないでしょう。

 黒子さんは、このお婆さんから収穫したばかりの小松菜を戴きました。

今夜のおかずです。

こうして、古墳探しは 最後、「古城」を巡って終了致しました。

ハプニングと言えるかどうか分かりませんが、時として変化があって、面白いです。

 「旭市」から1時間半ほどで、千葉に戻れました。もう真っ暗でした。

 

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