大学受験とは、

大まかな出題傾向を把握して、

参考書や問題集で練習を踏み、

合格最低点以上を試験でとってくるだけだ。

入試対策としては、これだけだと思う。

それ故に、情報収集と分析力が要求されるのだ。

 

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何でそんなことが出来るか、というと、

大学の教授会というのは強力なタテ社会だからだ。

 

例えばある教授が作問委員になったとする。

 

幾ら自分の研究が優れていようと、

先輩の教授が作成してきた長年の出題傾向を無視して

いきなり暴走して

長年の傾向を逸脱した問題を作成するなど許されないからだ。

教授会とは、仲良くやっていくのが一番だからだ。

 

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ところが、そんな傾向をあっさり無視する出題がある時が来る。

 

今年の一番目は東京理科大学だ。

2026年2月4日

東京理科大学先進工学部B方式入試において全く新しい出題が見られた。

 

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東京理科大学の入試・数学は

大問3題(試験時間100分)で、

大問1,2はマーク式、大問3で記述式が出題される。

中でも

大問3は、微分・積分の融合問題

が出されるのが長年の傾向だった。

 

そこで出されたのが「確率・統計」ときたもんだ。

理科大のSNSでは大騒ぎになったそうだ。

 

「微積分出来ないが統計できる奴を受からせたいのか?」

「9割が白紙だった」

というような「ガチ理系」方面から口を極めた怒号がとんだ。

 

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問題となった先進工学部の問題だ。

Image

 

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いったい何がそうさせたのか?2つ考えられる。

①積極的理由

東京理科大学は、前身を「東京物理学校」

と称していて、近代日本の理科教育をリードする役割を持っていた。

その施策として

「入試を課さない」

というぶっ飛んだものだった。入学手続きするだけ。

 

じゃ、「誰でも入学できるじゃん。」と思いました?

 

ところが実験とレポート提出は厳格を極めており

東京理科大学で「留年率5~10%」で厳しい、と言われているのに

東京物理学校は「留年率25%強」!

4人に1人が留年する、という

今の世ならありえないほどの厳しさであった。

それを踏まえると、

理科大としては「文系にも理解できるような理系アタマが欲しい」

と思ったのではないだろうか?

 

「このぐらいの確率統計を高校で学んできて欲しい」

という東京理科大の先生たちの出題意図にも共感しました。

 

②消極的理由

とはいえ、この問題自体はそれほど難しくない。

基礎~標準レベルだ。

 

下手すれば「共通テストに出されるほどの良問」と言える。


ひょっとすると、ですよ。

 

東京理科大学としては

ガッチリ共テ対策してる(国公立落ちの)生徒が欲しいのではないか?

と勘ぐってしまう・・