化粧学部新設ブーム来るか?

佐賀大学に行ってみました。

  

(これは設立当時の外国人講師のための寄宿舎だそうで。)

目的は何と言ってもコスメティック学環

 

数学が苦手だと考えられている女子を理系に入れようとする動機といえば、

化粧品という言葉にたどり着く。

 

とんでもなく熱い人気になってまして ものすごい前評判です。

 

説明会には、航空機でやって来たであろう関東・関西圏の人もいて

とんでもない人だかりでした。

 

 おそらくうちも作ろう となってくる大学 多いんじゃないでしょうか 。

ご覧の通りカリキュラムを見ると 化粧が学べる化学の学部ですね 。

今まで国公立大学にはありませんでした。

 これからはこういった 国立大学は個性の強い そして社会からのニーズがあるような 教育内容 半導体学部とかもそうですけど 考えて生き残っていくって大事なことだなと思います。

 まあ コスメティックサイエンス学環だったら 恐竜くん恐竜学部よりは作りやすいし、 就職もあるでしょう。

 基本は化学+生物なんで どこの大学でもやろうと思えばできると思います 。

 

ただ陳腐な設置をする大学が増えまくって 浪費消費され尽くす未来が 僕には見えちゃうんです。

 

この30年

データサイエンス

国際教養

薬学看護

 栄養福祉

経営情報

 総合政策

地域おこし

といったような 学部が最初に作るところはともかく 

後追いがどんどん陳腐化していってしまった。

  それでも作りたいという大学へのアドバイスです。 

 

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例えば、

大阪松陰女子大学学芸学部化粧ファッション学科があります。

ただこれは家政学系なんで 今回の佐賀大とは違うと思います 。


化粧ファッション学科は家政学なんで、ファッション そして美容師の国家試験も取れる。

 さらにここに化粧学コースがあり 確かに学問としての化粧学やってるんですが、

 化学中心の理系学科ではない。

 

ここは例外的ですから忘れましょう 。

参考にするべきは 東京工科大学です。

(東京科学大学ではありませんよ。念のため)

あんまり注目されてないんですけど 

一番最初に化粧って言い始めたのは、ここなんですよ。

 

 東京工科大学の 応用生物学部ここ 最初はバイオニクス学部だったのみんな覚えてますか?

 

 バイオニクス学部が機械系の要素が強かったのか、

 なんかよくわかんない 学部だと思われたのが、

 応用生物学部っていう名前に変えたら大成功しちゃった。

 

 生物学部って ほんと少ないです。

他はといえば 北海道の東海大学・札幌キャンパスぐらい。


 

 当初からこの東京工科大の応用生物学部は、

 医薬品 食品化粧品 っていうのをコースにして強く 打ち出して女子人気がすごく高いんですね 。

 

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今回佐賀大で火がついているのは 、いわゆる

理系女を増やす 。

女子を理系に入れる

っていう 時の目玉として 化粧品っていうキーワードが刺さる、

っていうのが 大学関係者の中で熱く燃え上がっているんですが 

 

(私から見れば、 女子で理系っていうのは ほっといても化学生物系が人気あるのですが。)

 

何をみんな今更騒いでるんだろうとは思いますけど 、

まあでもどっか真似しそう ということで、

 真似するのが

文理そろった総合大学である国公立大学

だったらいいんです。

 

 私立大学はこける可能性もあるので 、

真似するべきは

東京工科大学応用生物学部 。

ただし3年生から化粧品コースですね。

ここは佐賀大みたいなことやってるんじゃないか?

 しかもこっちが先に 東京工科大学よりは後多いですが、

 実は天下の東京農業大学もやってます。

 東京農業大学の生物産業学部の食工商科学科です。

 見ての通りズバリ化粧品です。

食品、化粧品、香りを勉強する応用化学科です。

 

東京農大もまだ歴史は浅いですが 

応用化学の学科を 化粧品系の学科へ改組して すでに何年もやっているわけです。

 東京農大にあるんだったら かっこたるものがあると思うんですが

なんで意外に知らない人が 多いかというと

網走

つまりオホーツクキャンパスなんですよ 。

何も北の最果ての地だから目立たなかっただけで、

別に東京農大の世田谷キャンパス でも当然できると思いますけどね。

 

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そもそも今までこの化粧品の分野っていうのは

従来の理学部や工学部 や農学部や薬学部で研究して就職できる 業界だったがゆえに 

 それを学部学科に しちゃおう

っていうのが 多くの大学が気がついてなかったわけで

 まさに

発想の転換 

コロンブスの卵

 ひょうたんから駒なんですね。

 

 佐賀大学は 実際には東京農大や東京工科大が やってたことなんだけど 、

 

化粧品を 国立大学がやる

ってのが大きかったわけですよ。

 

 まあ恐竜学部の福井県立大と同じで、

 農大とか東京工科大がやっても話題にならなかったんですね 。

これ早稲田とかがやりゃ話題になったんでしょうけど 、悲しいけれどこれが現実です。 

 

さっきも言った通り私立大学で安易に考えないで、

 東京工科大学や東京農業大学の 努力実績 立て付け

そういうものをしっかり 理解をした上でやらないと

 名前だけの薄っぺらい2番煎じを 作り失敗して消えていく未来が、

どうしても僕には見えるんですよ。

 

 基本は真面目な応用化学なんで 、

後追いで劣化版を作るのは やめてほしいなと思います。 

 

どれだけ僕は劣化版を見てきたでしょう。

 情報学とかデータサイエンスとか 子ども看護医療 とにかくあるいは国際教養

って名乗って やめちゃった(中には本当に無くなったところも)大学もいっぱいありますからね 。

 

自分たちの大学や地域の産業といったものを 深く考察した上で


(隣に資生堂久留米工場もある)

 

これと受験生の潜在的なニーズを 掛け合わせて 他がやってない 全く新しいものを ゼロから作り出すぞぐらいの 気迫で大学の生き残りをかけた 新しい学部分野を 切り開いていってほしいと思います。

 

今回の佐賀大のコスメティックサイエンス学環には それだけの熱意があります 。

 

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これは私見ですが、

あとは理工学部も農学部も医学部も 佐賀大学はいい大学なんだけど、

 福岡県の隣にあって なんなら通学圏ということで良い受験生集まってるから 十分良いんですよ 。

 

通学圏じゃない大分や長崎なんかはこうはいきませんからね 。

1人行かせたのですが、

 芸術地域デザイン学部とかも よく考えたなと思います。

 有田焼と美術 デザイン系の分野をくっつけ

なんと 美術館まで作ってしまった。

 

佐賀大学が国立大学としての、

しかも地方で決して良い状況とは言えない中で 

生き残りをかけて いろいろ努力してるっていうのは

 凄まじいものがあると思います。