センター直後のこの時期、今年も、受験生はもとより、保護者からの相談が増えます。

中でも切実なのは
「センター試験で失敗(?)した受験生」

です。

 

「『センター・リサーチ』では、E判定なんですけど、大丈夫でしょうか・・」

 

私は、あの「センター・リサーチ」や「バンザイシステム」という、予備校主催の合格判定サイトを、かなり疑っています。
そして、ここ5年間の合否を見ると、全く信用が無い、と思わざるを得ないのです。

 

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①点数そのものが疑わしい

これが「大学入試センター」発表の公式な点数ならわかります。
しかし、受験生の自己申告の点数。本当にその点数だったのでしょうか?

 

とある受験生が、点数を高めに出して、
「親、担任、友人にカラ自慢したい。」
「他のライバルに脅しをかけ、受験を断念させたい。」

 

そうやって、粉飾された点数を入力する受験生が数人募集人数が少ない所ほど、たった数人いるだけで、

ボーダーラインはかなり上がります。

 

 

そういう姑息な欺瞞の操作があることは否定できないでしょう。

 

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②入学者抑制の余波は、あと1年は続く。

 

私立大学の場合、これに「定員厳格化」が拍車をかけます。

募集定員100名ならば、昔は入学辞退を織り込んで、500名ほどは合格を出していました。

しかし、文科省の指示により、大都市の大学が1.1~1.3倍以上入学させると、助成金を数億円単位で減額すると発表。

 

驚いた大学側は、こうやりました。
・定員ギリギリしか合格者を出さない。
・もし定員割れしたら、追加合格を出す。

実際、昨年の受験生も、A判定しか出なかった私立大学に不合格。
本命の国立大学に合格後に、その私立大学から「追加合格」の通知が来ました。

こんな現実があるのに、「A判定で喜ぶ受験生」がいるのには呆れてしまいます。

 

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③仮想出願インフレ

 

「共通テスト」に怯えて、浪人を避けて合格を目指すべく、

浪人生は、多数の大学・学部に出願する傾向があります。

 

とはいえ、センター利用入試と違い、直接会場に出向いて受験するとなれば、併願は多くても5回程度です。
受験料も3.5000円もかかりますから、遠方の大学の受験なら、受験料に交通費やホテル代も含めて、10万円近くかかることになります。

滑り止め受験の為に、それだけの出費がかかります。

 

ところが、「共通テスト・リサーチ」には、

そんな金銭的、時間的な物理的制限はないので、

好きな大学を10も20も、ドンドンリサーチに掛けられます。

 

すると、本番での受験生のレベルから、上下にかけ離れたデータが雑音として集まり、標準偏差が広くなり、ちょっと平均を外れると「A判定」や「E判定」がゴロゴロ出ることになります。

 

結論:こんな雑音だらけの水増しデータなぞ、信用できない

、という事です。

 

こんなデータに振り回されるようでは、いずれ来る「AI社会」において、

使い捨てにされる可能性大ですよ。

 

とはいえ、これしか指標は無いわけで、

それを基に出願するしかないのが現状です。

 

ただし、これを参考程度にとどめて、最後の入試直前の追い込みを、悔いなく頑張ることに全てを賭けましょう。

 

E判定でも落ち込まず
A判定でも驕らず

頑張る人に合格が舞い降りるのです。