おこんにちは
慎吾の地図を広げて
既に
一週間は経ったので
御披露目
ファッション大好きな服バカ慎吾
ファレルが
ルイヴィトンのメンズクリエイティブディレクターに就任して
更にLVに興味が湧いたのでは。
ハイブランド好きな慎吾が
益々色々なブランドからインスピレーションを感じ
祐さんと
ヤンチェに反映させて行けたらいいですね。
変わってきた仕事のスタイル ともに進んで見えた景色 香取慎吾さん
この20年ぐらい、一生の宝物にするような気持ちで高級ブランドの服を手に入れてきたんだけど、ここ数年でとんでもなく値上がりしているんですよ。物価の高騰や、戦争とか為替とかいろいろな背景があるとはいえ、いちど値上がりすると元に戻ることはないだろうし。
ブランドのファンではあるけれど、選ぶ目は厳しくなりますよね。これからはいっそう服のつくり、物の良さ、価値の高さを見極めることになると思います。
服装は人の根っこの部分と結びついているし、ファッションは武装だと僕は思っているんです。戦に甲冑(かっちゅう)をつけていくように、身につける服ひとつで気持ちが強くなったり、士気があがったりするというのは絶対にある。
今、注目しているブランドは新生グッチですね。僕も大好きだったクリエーティブディレクターのアレッサンドロ・ミケーレが退任して、バレンティノから来た後任の新ディレクターが初めて手がけるコレクションが、9月にお披露目されるんです。本当に楽しみ。6月のパリ・メンズコレクションで初披露された音楽家ファレル・ウィリアムスの新生ルイ・ヴィトンのショーも、あっぱれでしたね。思い出すだけで、ショーで使われていた音楽が鮮明に頭の中で流れるくらい。前任の故・バージル・アブローに対する愛が強かった人も多かったし、これからどうなるんだろうって世界中が注目していましたよね。その中であんなショーを見せられたらもう、ね。もちろん買うつもりですよ。
僕と祐真さんでやっているファッションブランド「ヤンチェオンテンバール」が5周年を迎えました。最初のうちは結構大変だったんですよ。僕が「こうしたい」と言っても、祐真さんには「違うんじゃない?」って言われたりして。自分のつくりたいものをつくるのがいちばん大事ではあるけれど、より多くの人に好まれるものでなければいけない。洋服は商品であってアートではないから。そのバランスを取るのは、1人では難しかったと思います。
最近、仕事の仕方が変わってきたんです。昔は決めたら変えない感じだったのが、最近は周りの提案に乗ってみることが増えました。すると、自分だけで考えて進んでいたころとは違う景色が見えてきた気がするんです。話していて気づいたけど、この感覚は5年間、服づくりに取り組んできた中で培われたんですね。ファッションの仕事は、僕の全体に影響を及ぼしています。(聞き手・長谷川陽子)