チョップダイゴな日々 -22ページ目

チョップダイゴな日々

ダラダラ遊んだり、シャカリキ遊んだりの自己チューブログでやんす。
チョップスティックの話やら、ちょこっと旅に出てたトキの話もちょこちょこっと書いたりしておりもす。
ヨロシクでがんす。

チャオプラヤー川を走る船に乗って、俺は自分達の宿泊するゲストハウス「グリーンズ」に戻った。


ショーンは昨晩、相変わらずのお調子者感とパーティーバカな面をさらけ出し、激しく飲んだり吸ったりしたらしく、今日はこのまま部屋で眠って過ごすと言う。



オレも酒は確かに残っているけれど、逆にテンションが上がってしまっているので少し考えた。



……………


....!!




オレは海パンに履き替え、ギターケースを担ぎ、

「明日か、明後日には帰ってくる!」

と言い、何か言いたそうなショーンに、

「明日の朝10時には、絶対このゲストハウスに電話入れるから!」

と言って部屋を出た。



フロントでグリーンズの電話番号が書かれたカードを一枚貰い、朝飯を食べに入ったレストランで「一番近い海」と「行き方」を教えてもらった。


4時間ほどバスに揺られて、辿り着いた。

パタヤだ。


う~~ん、汚い。

そんな事はお構い無しに、早速泳ぐ。

やっぱ気持ちが良い。




台湾の南部以来、久々のビーチだ。

太陽ジャンジャンこ~い!!



そんな太陽を、心底憎んでいるような顔でビーチを歩きながら食い物を売っているオッサンから、「ちっちゃい蟹を甲羅ごと潰して、生野菜と唐辛子とナンプラーやらの調味料をデタラメに混ぜた憎いヤツ」を買い、その予想以上の辛さに舌を巻き、一人でヒーヒー言いながらビールを飲んだ。


ビールの炭酸が、「ちっちゃい蟹を甲羅ごと潰して、生野菜と唐辛子とナンプラーやらの調味料をデタラメに混ぜた憎いヤツ」の辛さに追い討ちをかけるかのように、さらに舌を刺す。


二度とこの「ちっちゃい蟹を甲羅ごと潰して、生野菜と唐辛子とナンプラーやらの調味料をデタラメに混ぜた憎いヤツ」を食う事はあるまい。

辛すぎる上に、酒のつまみにもならない。

ちょっとした罰ゲームだ。



太陽の元気が無くなって来た頃、俺は今夜の寝床を探し始めた。

どの部屋も、「カオサンで今泊まっている部屋」よりは高いけれど、設備が充実している。

部屋にシャワー付いてるし、温水まで出る

それも踏まえて考えてみると、カオサンより全然安いような気もする。



アッチに泊まるか?

コッチに泊まるか?

とウロウロしていると、屋台で一人でご飯を食べている女の子に声をかけられた。

「ニホンジン?スコシ、ハナシシタイ。」

日本語だ。

「オカマちゃんかな?」

と思いつつも、「久しぶりの日本語」と、「地元の人間との出会い」と、「単純に一人は寂しい」という気持ちもあり、一緒にビールを飲んだ。


そのまま意気投合し、ウォーキングストリートという繁華街に行って遊び、彼女の家に泊まらせて貰った。

結果、彼女は「彼氏」ではなく、ちゃんと「彼女」で、最初疑ってしまった自分を恥じつつ、彼女は彼女で恥じらいつつ夜を明かした。


朝、彼女に携帯を借りてグリーンズに電話を入れる。


パタヤに居る事を報告すると、ショーンはすっかり元気になっていて、「俺もそっちに行く!」と言い、この携帯の番号を聞くと電話を切った。


数時間後、無事にビーチで会い、彼女は仕事に向かった。


当然ショーンにとっても海で泳ぐのは久しぶりで、俺達はハシャイだ。



「ビーチフラッグをしよう!」

俺は適当な木の棒を砂浜に立てた。

「罰ゲームはもう決めてある!!」

お互いの掛け声と共に、俺達は全力で走り出した。



数分後、ショーンは、

「こんなもん大した事ないぜ!!!!」

と言いながら、泣き笑いの表情で顔を赤くして「ちっちゃい蟹を甲羅ごと潰して、生野菜と唐辛子とナンプラーやらの調味料をデタラメに混ぜた憎いヤツ」を口に運ぶ。

俺はゲラゲラ笑いながらソレを見ていた。












(はじまり、はじまり→沖縄1