チョップダイゴな日々 -15ページ目

チョップダイゴな日々

ダラダラ遊んだり、シャカリキ遊んだりの自己チューブログでやんす。
チョップスティックの話やら、ちょこっと旅に出てたトキの話もちょこちょこっと書いたりしておりもす。
ヨロシクでがんす。


すっかりフラフラに酔っ払ってバスを降りると、そこはクアラルンプール。


俺とショーンはバックパックを持って、とりあえず辺りを見回す。

う~ん、久しぶりの大都会。



すっかり日の暮れた街並みをキョロキョロしながら歩いていると、見るからに怪しそうなおっさんに声を掛けられる。



「うちのゲストハウスに泊まらないか?」



丁度寝るトコを探そうと思っていたところ。
  
にしてもおっさんの怪しさが気になる。

しかもコノおっさんの名前を聞くと、「スリ」。

ますます怪しい。




とりあえず、スリの案内でゲストハウスを見せてもらう事にした。



俺達がゲストハウスに求めるコトは、荷物を置けて、眠れて、安いという事。


空調が、とか、トイレが、とか、シャワーはお湯が出て、とか、窓が無い部屋にはちょっと、とか一切関係が無い。


一つだけ贅沢を言えば、屋上があって、飲みながらギターを弾けるスペースが有ればそれだけで最高だ。

スリに案内されて辿り着いた彼のゲストハウス、「ウェラーズ」は完璧だった。


部屋には簡易ベッドが二つ並んでいるだけで、天井のファン型扇風機の他は何も無く、当然窓も無くて、トイレとシャワーは共同で、蛇口をひねって出てくるのは冷水のみ。


そして屋上は、今スリが簡単なバーを建設中で、とりあえずベンチとテーブルと十分なスペースが有る。


しかも、安い。



俺達は迷わずココ、「ウェラーズ・ゲストハウス」に泊まる事にした。


この屋上で、同じように今日クアラルンプールに着いたばかりのスウィリッシュ4人組と、ギターを弾きながら、

「ハシシを隠し持ってくるのが如何に大変だったか」

という自慢話を聞いたり、

「イエローモンキーの俺がフレンチの女の子にどれだけ緊張したか」

という話をしたり、唐突にショーンが即興で奏でる「マレーシア・ブルース」を歌いだしたりして楽しんだ。


ウェラーズに宿泊し、ツインタワーを眺めに行ったり、その前の噴水のある公園でジャンベを叩いているときに知り合った夫婦の家で御飯をご馳走になったり、ジャグリングショーをやろうとしたらすぐに警察が来たり、やたらとビールが高いというコトにイライラしたり、

「目以外の全てを隠しているイスラムの子とどうやって恋に落ちるんだろう?」

と言うコトを検討したり、

「コンビニでビールを買うよりレゲエバーでジントニックを飲む方が安い!」

という事を発見したり、

「DJはムカつくけど毎晩それなりに賑わっている、バックパッカーの集まるクラブ」

を発見したり、そのクラブで出会ったイギリス人の女の子と、その女の子が泊まるゲストハウスの

「全てがまる聞こえであろう部屋」

でイチャイチャしたり、その朝ゲストハウスから出るとショーンが待っていて、そのままチャイナタウンに連れて行かれ、まっずいハンバーガーを食べながら、「取調べ」の様に昨晩の事を聞かれたりして過ごしていた。


まっずいハンバーガーも食べ終わり、「取り調べ」も一段落した所でショーンが、


「ココで待ち合わせのハズだけど、おせーなー。」


と言った。

昨晩、俺が「全てがまる聞こえであろう部屋」で声を潜めているときに、ショーンは夜の街でギターを掻き鳴らして歩いていたらしい。

その時に知り合った子と待ち合わせ。



しばらくすると2人の女の子が来た。

リサとヘレン。

生のニンジンをポリポリと齧るヘレンの横で、リサは満面の笑顔を見せながら、

「へ~い!愛すべき音楽キチガイ達~!!」

と言って登場した。


なんだか面白そうな子達じゃん。と思った。











(はじまり、はじまり→沖縄1。