ツアー旅行で英国の空港に置き去りにされ、添乗員に「頑張って帰ってきて」と言われるなど不適切な対応で精神的苦痛を受けたとして、仙台市の男性が5日までに、ツアーを企画した阪急交通社(大阪市)に慰謝料など40万円の損害賠償を求めて仙台地裁に提訴した。5月17日付。
訴状によると、男性は1月、スペインとポルトガルの8日間周遊ツアーに参加。帰国のため中継地の英ヒースロー空港から日本への便に乗る直前、手荷物検査の再検査対象に無作為で選ばれ、ほかの客が検査の列に割り込むなどして時間がかかり、搭乗できなかった。
添乗員は先に搭乗し、電話で男性に「今、飛び立つところでもう乗れないので、頑張って帰ってきてください」と連絡。男性は自己負担でさらに1泊し、英語が話せないため案内ガイドを雇った。帰国してから会社側は「会社に過失はないので費用は補償できない」と回答したという。
男性側は「時間の余裕を持ってスケジュールを組むべきだった。添乗員はツアー客がスムーズに搭乗できるように果たすべき注意義務を怠った」とも主張。阪急交通社は「裁判になり残念に思う。法廷の場で見解を述べたい」としている。
この記事を少し前に読んで、その後どうなったか
気になって調べてみた。親会社は添乗員教育を徹底すると
株主総会で言ったそうだが、この男性にお金を払った気配は
ない。私も「頑張って帰ってきてください」と言っちゃいそう。
問題は、そんな発言以前に、この添乗員は手荷物検査時に
もっと活躍するべきだったのかも。最初の記事にはなかったけど
「他の客が割り込んで遅れた」と、この新しい記事にあって思った。
添乗員は、お客さんを無事日本の空港まで返す責務があると
思うから、検査員と闘ってでも、自分のお客さんの優先を守って
あげるべきだったような。ま、その場に居ない私は何とも言えない
けど、人間結局は気持ちだから、この本当によく頑張って帰国した
と思える、英語も話せない男性は、この「中途半端な添乗員」に
腹が立ったと思える。誠心誠意お客さんを守る努力をしてくれた、
でも、どうしようもなく間に合わなかった、だとしたらどうだろう。
会社も会社だ。「うちに非はない」の一点張りで、この男性の
精神的苦痛に対して労りの感じもない。だから男性は提訴まで
踏み切ったのだと思う。一般市民が裁判にまで持ち込むなんて
並の屈辱じゃないでしょう。もっと早く会社は謝るか、所長が
少しでもポケットマネーで何とかするとか、親会社に相談するとか、
何とかとにかく、規則・規定で非はないとかじゃなくて、どうして
誠意を見せられないかなぁ。気持ちだよ、人間、気持ち。
こんな会社の添乗員だから、業務も適当と言われちゃうよ。
この男性は、英語が話せないからガイドも雇い、一泊し、
帰国のフライト費用も全額自費。そりゃ気の毒ですよね。
私は、ロサンゼルス空港乗換えの時、時間が少ないと
分かっていたから、すごく頑張った。入国審査も、一度目は
私の発音と言い方と、元気の無さで聞き取ってもらえず、長蛇の
列に並ばされたけど、このままでは飛行機に乗れないと思ったから
頑張って出て行って、もう一回「私はこの飛行機に乗らなきゃいけない」
と簡単にはっきり言ってチケットを見せた。そうしたら「着いて来い」
って長蛇の列の一番前に立たせてくれた。良かった~
ロサンゼルスは国内線に乗るときもセキュリティーで同じことを
しなきゃならなかったけど、人間、やる気と頑張りです。
ギリギリ間に合いました。2回も早く回してもらってやっとです。
ヒースロー空港の警備は厳しいと聞くけど、添乗員は
もう少し頑張れたはずです。