前回記事の続きです。
大阪湾とその向こうの淡路島が眼前に広がる山陽電車本線滝の茶屋駅から・・・

向こう側の下りホームと大阪湾の間には、
国道2号線と
JR西日本山陽本線(JR神戸線)の線路があるのですが、そちらは山陽電車本線の線路より低い場所にありますので、この撮り方では見えず、あたかも下りホームのすぐ向こうが大阪湾のように見えますね。

山陽電車
3050系クモハ3052の阪急神戸三宮行き普通に乗って、せっかくなので須磨浦公園駅で下車します。
須磨浦公園駅は1968年以来、神戸高速鉄道開業により線路が繋がった阪急電車神戸本線と阪神電車本線からの直通電車が折返す駅となっていましたが、神戸本線の6両編成を解消したい
阪急電車と、大阪~姫路間の直通電車運転を目指す阪神電車・山陽電車の意向によって、ちょうど20年前の1998年2月から、
阪急電車の神戸高速鉄道新開地駅以西直通休止と阪神電車・山陽電車の阪神電車本線梅田駅~山陽電車本線山陽姫路駅間直通特急運転によって、この駅で折返すのは阪神電車のみとなりました(現在は山陽電車の折返しもあるようですが)。阪神電車・阪急電車とも、特急の直通が基本(阪急電車は普通を基本としていた時期もありました)としていましたが、山陽電車の特急は通過していましたので、なぜここで折返し?という感じもありました。駅周辺は住宅がほとんどなく(海と山の斜面に挟まれていて、居住地となりにくい)、乗降客数が少ない(山陽電車全49駅中の49位)こともあって、現在は合理化のため基本的に無人駅扱いとなっています。
さて、ここで降りたのは
撮り鉄のためではなく、駅と直結した須磨浦ロープウェイに乗るためです。
須磨浦ロープウェイは、1957年に開業したロープウェイで山陽電車本線須磨浦公園駅~鉢伏山上駅間を結んでいます。運営は山陽電車グループの須磨浦遊園(須磨浦山上遊園を運営)です。

須磨浦ロープウェイ1“やまひこ”の鉢伏山上行き
須磨浦ロープウェイの搬器は1“やまひこ”と1“うみひこ”の2台です。現在の搬器は2007年に導入された3代目です。

すれ違う須磨浦ロープウェイ2“うみひこ”の須磨浦公園行き
1“やまひこ””と反転した色になっています。
鉢伏山上駅からは更にわが国唯一のカーレーター(ベルトコンベアを乗用とした乗り物)があるのですが、乗車券をロープウェイ往復しか買っていなかったので今回は乗りませんでした。
鉢伏山上駅の近くには展望台があって、ここから神戸の街や大阪湾、淡路島、明石海峡大橋などが一望できます。
展望台より東側には神戸の街と大阪湾が眼下に広がります。右側の海上を目を凝らして見てみると、貨物船などが多く見られますね。真ん中あたりの砂浜に隣接して見えるのは
JR西日本山陽本線(JR神戸線)須磨駅です。須磨駅の右側はいきなり砂浜です(笑)。それより左側(内陸側)にある駅は山陽電車本線山陽須磨駅です。

展望台西側からは淡路島と明石海峡大橋が見られます。
ちなみに淡路島より大阪側の海が大阪湾、淡路島より姫路方面は播磨灘になります。こちらも貨物船などが多く行き行き交っていますね。
鉢伏山上駅に戻り、下界(笑)へ戻ることにします。今度は須磨浦ロープウェイ2“うみひこ”に乗車します。

須磨浦公園駅に向けての進行方向
海岸沿いに走る線路は
JR西日本山陽本線(JR神戸線)です。こちらにも貨物船などが多数・・・
左側に住宅がみられますが、逆に言えば須磨浦公園駅周囲の住宅はここに見える程度しか・・・という見方もできます。この写真より左側だと、須磨浦公園駅ではなく山陽電車本線山陽須磨駅や
JR西日本山陽本線(JR神戸線)須磨駅の駅勢になるかと思います。
海上に伸びる防波堤のようなのは須磨・平磯海づり公園の釣台と管理棟です。

すれ違う須磨浦ロープウェイ1“やまひこ”の鉢伏山上行き
海岸沿いの
JR西日本山陽本線(JR神戸線)には
207系が走行中・・・

須磨浦ロープウェイ2“うみひこ”の鉢伏山上ゆき

ロープウェイの搬器は2007年導入の3代目ですが、吊っている基部は昭和32年(1957年)の開業時からのまんまです。
・・・須磨浦公園駅で山陽電車本線にのりかえ…

なぜか山陽電車2000系ステンレス車の“遺品”が・・・
出所は右側の編成?

山陽電車2000系クモハ2011㊧と2000系クモハ2015㊨(どちらも廃車)
東二見検車区にて1994年2月23日撮影
窓上部に水切があることと、ドアノブの向きから、クモハ2014かクモハ2015の運転士側乗務員室扉ですね。
山陽電車では1960年と1962年にセミステンレス車体の2000系を導入していますが、どちらも1989年までに廃車され、しばらく解体されずに残存していたものの、1999年と2001年に解体(右側の編成の中間車サハ2506は2017年まで倉庫として活用された後に解体)されています。

山陽電車
3050系クハ3631の山陽姫路行き普通に終点の山陽姫路駅まで乗車して、この日の宿に向かいます。