今更ですが・・・ | ヘタレ車掌の戯言

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毎日惰性だけで生きているヘタレ車掌の日常です。

新年あけましておめでとうございます。

最近、更新のペースが遅くなってしまっていますが、今年もよろしくお願いします。

 

鉄道現業で働く者にとっては、列車が元日から大晦日まで当たり前のように動いている以上、シフトで公休に当たる人以外は誰かしらが勤務しているわけで、ワタクシも大晦日は日勤で19時過ぎまでの勤務、元日は14時過ぎ出勤の泊まり勤務でした。「鉄道員に盆も暮れもない」とは、入社以来ちょいちょい聞かされる言葉で、それを承知でこの職に就いた訳ですから、それについてあれこれ言うつもりはありませんが、欠員の多い中での終夜運転や臨時列車運転による時間外勤務や公休出勤の増加はちょっと考えていただきたいところではありますね。

 

と、そんなことはおいといて、昨日は毎度おなじみの貸しレイアウト店で“走らせ初め”をしてきました。

ボーナス以降、懐の余裕ができたことによって購入した車両と、今まで購入したまま手つかずだった車両を走らせてきました。

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左側から小田急?小田急小田急4000系4000形京王6000系京王京王9000系9000系、そして屋根しか見えない東急東急東急5050系4000番台ヒカリエ号5050系

今回は全車首都圏の私鉄の10両編成です。しかも、京王6000系以外は最新車種ですね。

 

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京王6000系はマイクロエース製品の地上車(都営地下鉄新宿線直通不可)2両編成+8両編成の10両編成です。手前の2両編成は6417F、後ろの8両編成は6713Fです。まだ京王帝都電鉄かつ社章が現行の“KEIO”になる前の仕様です。6000系は元々“バンザイマーク”と言われた旧社章は掲出・表記されておらず、“K.T.R.”のプレートが設置されていました。我々世代的にはハァハァな時代の仕様ですが、1980年度導入の6713Fに対し2両編成の6417Fは1986年度導入であること、1987年度以降、現在も使用されている列車無線アンテナ設置(…と書くと、まるで京王帝都電鉄京王電鉄の列車無線導入はそんなに遅い時期だったのか?と思われがちですが、実は1956年ごろから誘導無線での列車無線を導入しており、これは首都圏では最も早い時期の導入になるはずです)が開始されていますので、列車無線アンテナのない6417Fに関しては、1986年の導入から2~3年程度以内ということになります。また、行先・列車種別を貼るのは楽しみの一つではあるのですが、8両編成でも10両編成でも矛盾せず、しかもラッシュ専用的な列車にならないようにちょっと悩みましたが、結局無難な新宿行き特急にしてあります。ちなみに当時の京王線は平日朝夕のラッシュ時以外、特急急行快速は8両編成が基本で、10両編成は平日朝夕の特急(朝はなし)、通勤急行通勤快速などに限られていました。また、1989年に地下化される前の京王八王子駅は10両編成入線不可だったこと、平日の高尾山口駅発着の特急は設定されていなかったことなどから、新宿行き特急でいいのか疑問を感じていたのですが、当時はわざわざ高幡不動駅で増結の2両編成を連結解放していたようなので、新宿行き特急とすることにしました。その他、アイボリーの車体は室内灯を入れると光が透けてしまうのではないかと危惧していたのですが、扉以外は透けないようです。

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京王6000系クハ6867㊧とクハ6713㊨の連結部

クハ6867は、電動車ではないのですが、回生ブレーキ対策として運転台側にパンタグラフが設置されていました。両者は製造年次の差異から、客室側扉下端の靴ズリ(京王帝都電鉄では蹴込と言っていたような気がします)がステンレスのシルバー(クハ6867)と車体色で塗り潰し(クハ6713)が作り分けられています。また、屋上のクーラーユニットも、ステンレス製のカバー(クハ6867)と鋼製グレー塗装のカバー(クハ6713)で表現を変えてありますが、実際には同じ形のクーラーユニットをシルバーで塗装するか無塗装の成型色のままとするかの作り分けです。実車ではステンレス製のカバーの形状が鋼製カバーの形状とは若干異なります。

 

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京王6000系と並ぶ京王京王9000系9000系クハ9787㊨

京王京王9000系9000系もやはりマイクロエース製品ですが、こちらは当初発表された発売時期より2年ほど遅れての発売でした。行先表示はまだ貼っていないの(橋本にする予定)で煌々と…。種別表示は“区間急行”を貼っています。この製品は、前照灯に今どきの製品ながらも電球色ではなくアンバーのLEDが使用されていて、やはり暗い印象でしたので、この後店長に電球色のLEDに交換していただきました(有料)。京王京王9000系9000系は10両編成と8両編成が製品化されているのですが、車体は前面・側面及び連結面とも両者で形態が異なるので、金型は別個に起こされているようです。10両編成では側窓にUVカットガラスが採用されており、それをガラスパーツ(もちろん素材はプラですよ)に塗装することで表現しているのですが、その色の濃さが統一されておらず、室内灯を入れると・・・

アンテナは出し入れの際に引っ掛けてしまいましたので、おかしな形になっています。

6000系京王9000系9000系ともカプラーはボディマウントのTNカプラー化しています。

 

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小田急?小田急小田急4000系4000形(トミックス製品)はカプラーの交換(TNカプラー化)と室内灯を入れただけです。車号は各自インレタで貼る形なのですが、まだ名無しの権兵衛です(笑)

行先・種別も製品状態の新宿行き急行のまんまですが、いずれガレージメーカーが発売しているステッカーでJR東日本JR東日本常磐線直通あるいはJR東日本JR東日本常磐線内の表示にしてやろうと策略中。

 

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小田急?小田急小田急4000系4000形と並ぶ東急東急東急5050系4000番台ヒカリエ号5050系クハ4010Shibuya Hikarie号㊨(カトー製品)

昨年12月発売の新製品です。こちらも室内灯を組込んだほかは製品のまんまで、行先・列車種別も川越市行き特急のまんまです。

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近年はこのような特別カラーの製品多くみられるようになりましたが、多彩なカラー、細かい図柄を塗装工程を極力増やさないように、また印刷ずれによるエラーをださないために、インクジェット印刷によって表現されています。ただ、やはり手に取ってみるとインクジェットらしい表面だったりしますね・・・。まぁしょうがないといえばしょうがないのですが…。

 

若干辛口ではありますが、ちょっと前なら完成品には恵まれなかった私鉄電車が次から次へと製品化されるのはいい傾向ですね。