山陽電車の撮り鉄…そにょ③ | ヘタレ車掌の戯言

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前回記事の続きです。

 

6000系を撮影した後、的形駅へ戻ります。

 

山陽3633 的形駅 20160522

的形駅から山陽3050系クハ3633の山陽姫路行き普通に乗車します。飾磨駅~手柄駅間あたりで山陽姫路駅から折返してくる6000系を撮影できるかも?という淡い期待(笑)を抱いて眺めていたら、飾磨駅を発車した後にすれ違ってしまい肩透かしw

そんな訳で山陽姫路駅まで乗り通して折返し乗車(乗車券はスルっと関西2dayチケットです)。

 

山陽3056 山陽姫路駅 20160522

山陽姫路駅からは先ほど乗ってきた編成と同じ山陽3050系クモハ3056に乗車し飾磨駅で下車、駅構内の山陽そばで昼食。

 

山陽3618 飾磨駅 20160522

飾磨駅からは山陽電車唯一の支線である網干線に乗換え、山陽3200系クハ3618の山陽網干行き普通に乗車します。

網干線は山陽電車本線飾磨駅~山陽網干駅間8.6㎞を結ぶ支線で、途中に5駅あります。1940年に電鉄飾磨駅(現・飾磨駅)~夢前川駅間が開業、追って日鉄前駅(仮駅…現在の広畑駅)まで延長、翌1941年に電鉄天満駅への延長を経て電鉄網干駅(現・山陽網干駅)まで全線が開業しています。その後も相生、岡山方面への延長構想がありましたが、1971年の電鉄網干駅~相生方面の免許失効によってその夢は絶たれています。全線単線ですが、途中駅全てで行き違いが可能です。また、全線に亘って複線化が可能な用地が確保されています(但し、飾磨駅~夢前川駅間の高架区間は単線構造)。かつては電鉄飾磨駅でスイッチバックして本線電鉄姫路駅までの直通がありましたが、1991年4月のダイヤ改正で廃止され、現在は全列車飾磨駅~山陽網干駅間での折返し運転となっています。1995年からワンマン運転が実施され、3200系全6編成と3000系1編成がワンマン運転対応に改造されています。

 

例のごとく、どこで撮るかかつての記憶を頼りに列車前方の景色を眺め、平松駅で下車します。平松駅を出て、山陽天満駅方向へ進み、大津茂川沿いの道路にある踏切付近でカメラ撮り鉄開始です。

 

それでは撮影順に・・・とはいうものの3200系ばかりの3編成しか走っていなかったのですが(笑)

 

山陽3617 平松~山陽天満間 20160522

3200系クハ3617の山陽網干行き普通

3200系は、1956年から導入された2000系のうち、3000系の中間付随車(サハ3550形)に改造された車両から発生した主電動機を流用して製造された車両です。2000系の電装解除によって発生した主電動機は3編成6両分だったため、3両編成3編成(電動車6両・先頭付随車3両)が導入されました。車体や主電動機以外の機器は3000系同様で、姫路方を向く先頭付随車は3000系と共通のクハ3600形となります。1969年に3編成導入されましたが1980年代後半以降、3000系の一部から5000系増備車へ主電動機を供出(5000系の主電動機は30003050系と同型式なので流用可能)するために、廃車された2000系の主電動機に交換されて編入された3編成が加わり、最終的に6編成になっています。

このクハ3617と組成されているクモハ3206-モハ3207は3000系からの改造車で、3000系時代はモハ3034-モハ3035でした。

ワンマン運転対応編成は、視界確保の観点から運転士側前面窓のピラーがなくなっています。

 

山陽3620 平松~山陽天満間 20160522

山陽3200系クハ3620の山陽網干行き普通

このクハ3620と組成されているのは、当初からの3200系であるクモハ3200-モハ3201です。

 

山陽3618 平松~山陽天満間 20160522①

山陽3200系クハ3618の山陽網干行き普通

クハ3618と組成されているクモハ3208-モハ3209は3000系からの改造車で、3000系時代はクモハ3036-モハ3037でした。

1995年のワンマン運転開始以降、3000系3200系のワンマン運転対応編成のみが運用されてきた網干線ですが、今年から運用開始された新型6000系は当初よりワンマン運転対応となっていて、既に何度か運用されているようです。

 

ここで、当日網干線で運用されていた3編成全て撮影できましたので撤収します(次回以降に続きます)。