前回記事の続きです。
阪急六甲駅~王子公園駅間での撮り鉄を終えて、阪急六甲駅から乗車したのは6000系6050でした。
6000系6050の阪急梅田行き普通
せっかくなので乗務員室周りを観察しながら阪急梅田駅まで乗り通しました。
ちょっと蛍光灯の反射で判読しにくいですが、6050は尼崎市にあったアルナ工機昭和50(1975)年製造です。左側には定員・自重と検査時期が表示されたものが掲出されています。JR各社や多くの私鉄では車体外部の側面や連結面に表記(最近では検査表記を省略している事業者もあります)されていますが、阪急電車では車内に掲出しています。
対になる側には車号板。近年では盗難対策なのかそれとも裏面からの彫り文字の銘板を作る業者が減ってきたからなのか、アクリル?製のプレートからステッカーが多くなってきました。
その下には電車を利用するにあたってのお願いごとと注意事項が記載されていますが、首都圏の電車ではこういうのはみかけないですね。
阪急梅田駅に停車中の6000系6050の阪急神戸三宮行き普通
6000系6050のヘッドマークには、2200系としての登場当初の前面が描かれています。こちらには2250が描かれていますが、反対側の6150には2251が描かれています。
ワンハンドルマスコン採用による乗務員室拡張で通常サイズの側窓が設置できないことから出現した“H”マーク。よーく目を凝らして見ると、現行社章を剥がした痕跡も・・・
“H”マークは、1992年9月1日の現行社章への移行に際し、旧社章とともに使用を取りやめたのですが、当面は車体色に切り抜かれた“H”マークのシールで覆われて定期検査入場の際に撤去されました。そのため、移行当初は覆われた“H”マークと干渉しないように新社章を本来の位置より低い場所に貼っていました。
車号と対になる位置にあった旧社章もシールで再現。本来はアルミの鋳物でした。
2200系以降は車号の切り抜き文字とともにそれまでの白ペイント(アルミ鋳物製で凸部にペイント)から地肌を出した表現となったためシルバーになりました。昨年の2300系では白で描かれたシールで再現されていました。それにしても阪急電車はツヤツヤなので写り込みが・・・
6000系C#6050×8を見送ってから夕食タイムとしました(次回以降に続きます)。