今年初の遠征撮り鉄・・・そにょ② | ヘタレ車掌の戯言

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毎日惰性だけで生きているヘタレ車掌の日常です。

前回記事の続きです。

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住吉公園駅からの最終となるモ604に乗車し、とりあえず終点の天王寺駅前駅で降りるつもりだったのですが、阿倍野駅に近づいた頃に何やら前を走るレトロな電車が目に入ったので、阿倍野駅で下車します。で、雨の中傘を差しながらカメラの準備をして・・・

なにやら古めかしいのが近付いてまいります。



161形モ161の我孫子道行き
161形は、南海鉄道(→近畿日本鉄道南海電気鉄道)が1928年と1931年に16両導入した車両です。戦後、3両が301形に改造された一方で151形から2両編入されて15両の陣容となりました。1976年からワンマン対応改造を実施するものの、運用削減と老朽化により現在残るのは7両のみとなっています。…いや、80年以上前に製造された電車が7両も残っていることに驚くべきでしょうか?。但し、7両現役とは言うものの、3両は休車(運用には入らない)となっている他、1両は休車になっていることが多く、また1両は昭和40年代の姿に復元され、通常は貸切専用車となっているため、運用されているのは2両のみのようです。とは言うものの現在、国内で動態保存やイベント専用となっている鉄道車両を除けば、最古参であり、一見の価値は大有りですね。
さすがに冷房使用シーズンは朝ラッシュ時の1往復程度しか運用されず、土休日は終日車庫で寝ているようですが、それ以外の時期には普通に運用されているようです。
画像のモ161は、阪堺電車開業100周年記念として昭和40年代の姿に復元された車両で、通常は貸切専用車となっているようですが、通常運用に就くこともあり、ニス塗りのレトロな車内には似つかわしくない(笑)ICカード対応の最新型運賃箱やICカードリーダーが設置されています。この日はどういうわけか運用されていまして、撮影することができました。この日の主たる目的はこれにて終了したのですが、この後、天王寺駅付近まで歩き、ちょっと気になっていたところを歩いてきました(次回以降に続きます)