鉄道模型コンテスト2015 | ヘタレ車掌の戯言

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ご無沙汰しています。ちょっと時間が経ってしまいましたが、先週の土曜日の8日に、同日と翌9日にビッグサイトで開催された“鉄道模型コンテスト2015”に行ってきました。

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主催しているのはNゲ ージ鉄道模型でお馴染みのKATO(関水金属)ですが、主役は中高生です。そのため、高校生以下の入場料は無料(大人1000円、小学生以下は要保護者同伴)です。

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今年はKATOがNゲ ージ鉄道模型を販売開始してから50周年になることから、KATO出展ブースは50周年を記念した展示がなされていました。

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KATOがNゲ ージを手がける前から9㎜軌間の鉄道模型は存在していたようですが、縮尺は現在のNゲ ージ鉄道模型のような統一規格ではなく、また、どことなくトイ的な雰囲気もあったようです。
右後にチラ見えしているのは、あのソニーが開発していたソニーマイクロトレインのセットです。KATOに先じて開発されていましたが、残念ながら日の目を見ることはありませんでした。

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KATOが最初に製品化したNゲ ージ鉄道模型は国鉄C50型蒸気機関車と31系客車でした。

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続いて製品化されたのは国鉄103系電車でした。当時の最新型通勤電車故の製品化かと思われますが、まだ実在していないオレンジ色とカナリア色がラインナップされているのはご愛嬌?。103系が製品化された1966年の時点では、まだ山手線と京浜東北線にしか導入されていなかったので、実物ではウグイス色とスカイブルー色しか存在していなかったはずです。但し、オレンジ色とカナリア色は103系の先輩である101系に存在していたので、それを意識していたのでしょうか?

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国鉄EF70型交流電気機関車と、そのカラーバリエーション
EF70型は北陸本線などに導入された電気機関車ですので、東海道線などとは縁のない機関車なのですが、当時製品化されていなかったEF65型直流電気機関車の代用として青く塗った製品や、海外輸出モデルにあわせた塗装の製品もあったようです。

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EF70型交流電気機関車とほぼ同時期に製品化された製品たち

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当時の海外向け製品

当時のNゲ ージ製品の図面など

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CADなんて便利なものはなく、手書きで作成していたそうです。

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金型を彫る際の原版だそうです。

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1975年発売の国鉄キハ82系放電加工用電極だそうです。

KATO Nゲ ージ生誕50周年記念として、ホビーセンターKATO東京店にて保存されている京浜急行電鉄230形デハ268のアッセンプリー・キットが製品化、受注生産されるとのことで、会場内で受注受付がなされていました。

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室内灯・前照灯・尾灯などが組込み可能とのことです。

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230形現役当時の貴重な映像も上映されていました。京浜急行電鉄では1978年まで活躍していましたが、その後一部は高松琴平電気鉄道へ渡り、30形として2007年まで活躍していました。

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そしてKATOでは現在の京浜急行電鉄の顔である2100形が製品化!
京急2100形といえば、ドイツのシーメンス社製の電装品を用いて製造され、起動時に発する音階から“歌う電車”として鉄ヲタ以外の方にも知れた電車(現在は国産品への機器更新により2100形の“歌う電車”は消滅しています。)でしたが、そんな特徴的な走行音を楽しめるような商品展開(サウンドボックス対応のサウンドカード)もあるとのことです。

このイベントは当初、メーカーサイドの出展はNゲ ージ主体のKATOだけだったのですが、今回からは他の鉄道模型メーカーの参加も見られるようになりました。

そんな訳で16番ゲ ージ(16.5㎜軌間)の真鍮製品を展開するカツミのブースも・・・

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ワタクシも16番の車両はいくつか持っていますが、最近は全く手がでません(涙)

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半田付け教室も・・・

で、肝心のコンテスト出展の内容から・・・

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リニアは速いw

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Nゲ ージ生誕前夜ついて講演される大田治彦氏

中高生が主役のイベントですので、それらの画像も多く載せたいところですが、女子校の参加も多いだけに、ワタクシのような醜いおっさん(笑)がバシバシ撮っているとあらぬ誤解を招きかねませんので、この程度でご容赦ください。

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相模鉄道(相鉄)は実物部品の販売もありました。

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あまり映っていませんが、制服の女子中高生も多数w

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そういえばまだ南海電車の記事が完結してない・・・