日航機羽田沖墜落事故 | マクロ経済のブログ

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今日は2月9日ですが1982年(昭和57年)には福岡発羽田行き日航350便が羽田沖に墜落して24人が亡くなる事故がありました。

 この前日にはホテルニュージャパンの火災があり、二日続けての大事故で東京都内は大混乱していました。

 事故の原因は、統合失調症の機長が着陸直前になって突然発作を起こし、エンジンを逆噴射させるなど異常行動を起こしたためです。

 機長の隣にいた副機長は機長の異常行動に気が付き「キャプテンやめてください」と言って、機関士と一緒になり機長を羽交い絞めにしてなんとか墜落寸前の機体を立て直そうとしたが、間に合わずに羽田沖に墜落しました。

 実は、この機長は事故を起こす以前から度々統失特有の症状が確認されており、会社側はそれを見逃してフライトさせていたことが事故の後に解りました。

 日本航空は管理の不備で世論の強い批判を浴びましたが、企業体質は変わることはありませんでした。

その結果が、3年後の1985年の御巣鷹山の事故につながったと私は考えています。

この事故においては、事故を起こす半年前の85年2月頃から、後方のトイレのドアが開かなくなるトラブルが28度も報告されていました。しかし、応急修理だけで済ましていました。

 機体が現存しない以上は断言できませんが、これほど頻繁にドアが開かなくなるのは、機体に歪みが生じているとか、何か異常が起きていると思わないのでしょうか?

この機体は1978年6月2日に伊丹空港で尻もち事故を起こして、修理されています。

 航空機事故にこだわるのは、自身も昔、飛行機に搭乗して離陸を待っていたら、突然機体後方から煙が出たため、降ろされた経験があります。もし離陸した後にエンジントラブルを起こしていたら、同じ運命をたどっていたかもしれません。