今日はインドアでできるシャトルの修理をします。
もちろん、スペースシャトルではありません(ずいぶん前に引退してるし…)
クランケはこちら。
上手な人が打つと、こんな風にはなりにくいのですが、そうでない人の場合は新品でも一振りでこうなっちゃう。
無理して使う前に回収して、新品には戻りませんがそれなりに修理したほうが気持ちよく飛んでくれます。
用意するものは
ラジオペンチ、ニッパー、目打ち(ストリングマシンについていたテニスラケット用)。
まずは折れた羽を抜きます。
ニッパーで横糸の下をカット。
横糸ギリギリを狙いましょう。羽がつぶれて抜きやすくなります。
その下もカット。
コルクに刺さった羽をラジオペンチで引っこ抜きます。
強く握りこむと羽がつぶれて抜ける前に折れてしまうので半分ぐらいつぶれるぐらいですかね。
コルクを持って一発で抜くという気持ちで。(結構、力が必要です)
接着剤で固まってる感が強いですが、羽への接着力は極小なのでコルクの保持力だけです。
下がドナーから外した使えそうな羽。
外し方は、片方の糸のギリギリをカットしてもう片方は隣の羽のギリギリをカットすると、糸の残骸が簡単にはがせます。
コルクから抜くときは2本の糸をラジオペンチで同時に挟んで、一気に引っこ抜いてください。
真っすぐではありません、外側の向かって反り返っています。
(羽の軸に溝が入っているほうが外側です)
外した羽の横糸の穴を目打ちで整えます。
穴はできるだけ大きくしないほうが仕上がりはいいです。
大きくしすぎると、切れることもあるのでご注意を(経験者談)
先っぽがこのようになっている場合が多く、ココに糸が入り込むとイライラするので…
ワタシは羽をこの向きで入れます。
普通に入れると、裏が見えないので糸がさっきのささくれで糸が入り込んでいることがわからず「入んねーな」となることが多いです。
裏と表が見えるし、ささくれがあっても物理的に入りやすいです。
下の糸も無事に通ったところで
羽を進めながら元の方向に戻します。
コルクに押し込めば、1本目終了。
2本目も同じようにしますが、隣に空きスペースがなくなるため力が入りにくいです。
そんな時は、こうやって挟んで差し込みましょう。
あまり優しくつかむと、滑ってせっかくの羽が無くなってしまうこともあるので、強すぎずゆるすぎず…
ささくれた羽を手で整えれば
再生シャトルの出来上がり。
接着剤は?ともった人、いるでしょ
接着剤は無用です。抜けたことはありません。
重量増にもなるので塗らないほうが良いと思います。
羽の欠損は2連続までにしておいたほうが無難です。(3連続は糸がゆるゆるになっちゃう)
トリアージして、ドナーになってもらいましょう。
なんといっても時間がかかるしね
この修理、仲間は喜ぶけど妻は渋い顔。なぜかといえば、ゴミは出るは散らかるは…
掃除機ぐらいはかけさせていただきますので、ご勘弁。
今日のノルマはとりあえず、あと11コ
がんばろー!
ではまた。