実はこれだけシリアスな状況になっているとはっきり自覚したのは精神疾患が分かってからだった。
バイト先の特定の先輩がテレパシーみたいなのがやたら感じられ、変なイメージまで深夜見て寝れなくなることもあり、しまいには先輩に口で怒ってしまったことがある。
それでさすがにおかしいと思って心療内科に行ったら統○失調症だったのだ。
くすりを貰うとテレパシーのような症状は皆無になり、意識の世界に静寂が訪れたが、あまりにも何もなくなり、ジワジワと薬の効き目で冷静な恐怖が湧いてきた。
医療費が今後一生かかるとか、そんな病気になってしまったのかとショックから抜け出せなくなってしまった。薬の作用で静寂な精神状態から冷静に現状が分かってきて、やっとショックを受けたような感じである。
それでお金のことも考えるようになってきた。
老後不安というか
もはや老後がないのである…。