51歳にしてばね指になった。
7月末のことである。
ぬいぐるみの出品が順調だったが、またアイデアがなくなりあれこれ型紙と苦戦していた時だった。
朝起きると右手の親指の関節がポキッとなり曲がりにくくなったのだ。
しかししばらく仕事の準備やらご飯を食べたりしているとおさまるので放置していたが、毎朝ポキッとなるのだ。調べるとばね指というものらしい。
手乗りハムスターを作り、形を整えようと何回も針を入れていたら遂に朝親指の関節が固まり自力で曲げるのが難しくなり、慌ててテーピングや親指サポーターやお灸を試した。
一番効いたのは使い捨てカイロで温めることだったが毎日症状は悪くなるので8月か7月の末あたり病院でステロイド注射をしてきて薬をもらってきた。
注射は劇的に効き次の日ばね指は消失して良かったと思っていたが、朝ポキッとなる日がやはり続いたり治まったり、一進一退だったのでもう一度病院へいってみた。
あまり縫い物をし過ぎないこと、たまに休みストレッチすることなど指導される。
先生はさらに
「タンパク質摂りましょう。タンパク質が足りないとそもそも腱鞘炎の腱のところの組織が作れないです。このくらいの年齢だと納豆ですかね」
とアドバイスされる。
私はハッとした。
お腹の減らない軽作業の仕事で、朝カレーなど食べるとお昼惣菜パンだけでもなんともなく、節約にもなるとその2食で済ませていた。
薄々タンパク質不足は気にしていて、たまにゆで卵など食べていたが、太ってきたのでやめてしまった。
しかし、私は中学生のころ肥満で悩み過激なダイエットをして、かなり衰弱したことがあり、そのころ女子栄養大学の栄養成分表なんかをとにかく読んでカロリー計算や栄養バランスを考えた時期があり、その時、タンパク質は腹持ちがよく、食べると食欲が収まることを思いだした。
タンパク質はエネルギーなので何もしなければカロリーオーバーになり確かに脂肪になるが、そこはストレッチしてみようと全身ストレッチを始めた。ストレッチをすることでタンパク質が脂肪になるだけでなく、タンパク質が筋肉になるだろうと考えた。それでサラダチキンやらゆで卵などまたタンパク質を少し増やしてみた。
ストレッチは肩幅に足を開いて立ち両手を八の字にぶん回すのを左右100回ずつしたりしているが、その時手をグーパーするようにしてみた。
2回目の受診後から1週間になるが、なんと朝のポキッがとりあえず消失し、なんとか牡蠣のぬいぐるみがひとつ決まった。
ホッとしてきた。ポキッとなったら縫い物を休みタンパク質を採ってストレッチするようにしようと思っている。
ポキッがなければ縫ってよしとする。
という感じで続けようと思っている。
また薬の飲み忘れが数回あり気を付けた。