ハス池(東京都水産試験場養魚場跡)

7月3日撮影
ここは、かつて東京都水産試験場養魚場跡の池。現在は、都内屈指のハス(和蓮)の名所として、多くの人が訪れています。
一日のうちでいちばん大きく花びらを広げ、色と香りが際立つ時間です。
朝にそっと開き、昼には静かに閉じる姿を数日間くり返し、4日ほどでその一生を終えます。

7月3日撮影
2日目には大きく花開き、最も華やかな姿を見せます。
3日目はさらに堂々と咲き、花粉も多く見られます。
4日目になると花びらが散り始め、シャワーヘッドのような形をした花托(かたく)が残ります。

7月3日撮影
ハス池の奥には、7月と8月にのみ公開される「オニバス池」と「ごんぱち池」があります。「ごんぱち池」では、全国的に生育地が減少しているアサザに出会うことができる貴重な場所です。
「ごんぱち池」のアサザ

7月4日撮影
少し早起きして、この時だけ出会える可憐なアサザを訪ねてみませんか。朝の水面に咲く、小さな黄色い花が迎えてくれます。

7月4日撮影
かつては各地の池や沼で見られましたが、水質の悪化や護岸整備などにより、生育地は年々減少しているようです。だからこそ、水元公園で大切に育てられたアサザが花開く風景は、とても貴重なものといえるでしょう。
「オニバス池」

ハス池奥の「オニバス池」7月3日撮影
ハスの華やかな美しさ、アサザの可憐さとはまた違い、オニバスには力強い生命力を感じます。

紫色に見えるのは、若い葉に押しのけられて裏返った両側の葉の裏面です。7月3日撮影

7月3日撮影
オニバスは一年草です。毎年秋には枯れ、翌年は種から新しい命が育ちます。今年は順調に生育し、たくさんの花を咲かせていますが、生育状況によっては公開されない年もあるそうです。それだけ、その年の自然環境に左右される植物でもあります。

オニバス池の入口付近には、葉に触れる展示があります。7月3日撮影
オニバスは環境省や埼玉県などで絶滅危惧種に指定されている、とても希少な植物です。大きな葉や花の不思議な姿だけでなく、その命を未来へつなぐための取り組みにも思いを寄せながら観察すると、また違った魅力に気づくことができそうです。
「水生植物園」のハス

7月9日撮影
周辺には大きな木が多く、ハス池は西側から少しずつ朝日を浴び、花が次第に輝きを増していくようでした。水産試験場養魚場跡の池と比べるとアシなども多く、より自然な雰囲気が感じられます。
「小合溜」のハス

7月9日撮影

7月9日撮影

7月9日撮影
「オニバス池」とアサザの「ごんぱち池」の解放は8月末まで予定されていますが、ハスはすでに見頃を迎えています。
2026年の一般開放:7月1日(水)~8月31日(月)
- アサザ:ごんぱち池 9:00~10:00
- オニバス:オニバス17号池・18号池 9:00~14:30
- 花ハスは、いつでも見ることができます。
※ 水産試験場養魚場跡の池・オニバス池・ごんぱち池 から、水性植物園・小合溜の花ハスまでは、経路に寄りますが3kmほどの距離があります。
水元公園
入園料:無料
交通案内:
- JR常磐線「金町」・京成金町線「京成金町」から京成バス(戸ヶ崎操車場または西水元三丁目行き)「水元公園」下車 公園入口まで徒歩7分
※ 3月~11月(土日祝日) 9:00~16:00金町駅発着で公園沿いを走る循環バス運行。 - TX八潮駅南口バス乗り場より (金61系統) 金町駅行「水元公園」下車 公園入口まで徒歩7分
駐車場:24時間営業
- 最初の1時間:300円、以後20分ごと:100円、入庫後12時間最大:1,200円)
水産試験場養魚場跡の池、オニバス池、ごんぱち池は、第二駐車場が便利ですが、一方通行のため八潮市からは少し遠まわりになります。
問い合わせ先は「水元公園サービスセンター」:03-3607-8321
東京都葛飾区水元公園3-2
水元公園HP https://www.tokyo-park.or.jp/park/mizumoto/index.html










































