江戸口見附と北条稲荷・蛙石 | 投資 播種 目を出せ! 植木屋のブログ

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小田原駅から海岸方向へ徒歩20分ほど

小田原城の『惣構』の東端になる『江戸口見附跡』

東海道(国道1号線)は道路幅が大きく拡張されているため、枡形門特有のクランク跡などは見ることができません。

道路南側には「一里塚址」という石碑が建っています。

江戸・日本橋から20番目の一里塚があった場所。

日本橋から約80kmということになります。

 

山王川は小田原城総構えの東の境界になります。

 

 

『北条稲荷』

戦国時代、山王口があったとされる場所です。
山王口の虎口として当時は海岸の砂丘に続きました。

北條三代氏康が小田原城内で夏の夕涼みをしている時に狐の鳴き声を耳にし、
『夏はきつ音の鳴く蝉の唐衣おのれの身の上に着よ』
と即興の歌を読んだところ鳴く声が止み翌日1匹の老狐が死んでいた。

 

夏は蝉が鳴くもので狐の鳴く時期ではないという意味らしいですが、
狐を『きつ』と『音』で分断してしまった為に狐を殺してしまったという伝承。

その後まもなく家臣に狐の霊が乗移り、翌年には氏康が亡くなってしまいました。

これを狐の祟りと驚いた北條四代氏政が、狐の霊を鎮める為に壮大な供養をしたというのが北條稲荷の起こりだそうです。

 

 

『蛙石(かわずいし)』

この蛙石が小田原に異変があるときには必ず鳴声を発すると伝えられ、

北條時代小田原落城の際は昼夜なく盛んに鳴いたというのは名高い伝説です。

 

 

東海道の旧道付近には、干物、練物、御菓子などの老舗が並びます。

2023.4.26(水)