これ↓↓↓
と、これ↓↓↓
の続きです(( *´ `)"





*Jside*








「…ぉおぉぉ///……ここが大野さんち…」




買い物のあと、少しドライブをして。


あんまり遅くなると明日の仕事に差し支えるからと、早めに帰宅…


送りついでに、どうしても!って、お願いして強引に中に入れてもらった。


…念願の、貴方の部屋の中に。





『あんまジロジロ見んなよ…』



「うん…や、でも…大野さんちだよ?…色々物色したい……」



『なぁんでだよ…物色なんかしだしたらすぐ追い出すからな?』



「それは勘弁!分かった、ウロウロしない!」



『よし。…んじゃあ適当に座ってな。…なんか飲む?』



「ビール〜♪」



『……はぁ?』



「ぁ、やっぱハイボールにしよっかな♪」



『…なんでアルコール限定なんだよ!』



「え…だって昨日……買い物のあと一緒に呑むって…」



『んな約束したかぁ??』



「したじゃん!昨日電話で!それまでに部屋片付けといてね、って!アルコールのアテもほら!さっき買ったし!」





かなり強引だったけどさ。


ああでもしないと、絶対無理だと思ったから…





『……呑んだらおめぇ、帰れねぇじゃん…車どうすんだよ…タクシーか?』



「ぇ…泊まる、っていう選択肢はないの?」



『ないっ!帰れっ!』



「うっわ…マジで?泊めてくんないの?え、俺、ただ家見に来ただけ?」



『そもそもオレは来ていいとか言ってねぇし。』



「けど連れて来てくれたじゃん。」



『…ぉ、押しに弱ぇんだよっ///しかも、おめぇがなんか…嬉しそうだったから…ついっ…』



「ふふっ♪そうなんだ?優しいね、大野さん♪」





なんだかんだ言ってさ、結局は言うこと聞いてくれるんだもん。





『…///……ったく…呑んでもいいけどちゃんと帰れよ?』



「車、置いててもいい?」



『しょうがねぇだろ…明日取り来いよ?』



「もち!…てことでぇ……ハイボールもらいま〜す♪」



『へぇへぇっと……あ、買ってくれたやつ、盛り付けよっか?』



「俺やるよ。えっと…お皿……」



『ん。じゃあコレに…』



「ありがと♪」



『…しかしあれだな…』





キッチンに並んで作業してると、ポツリと呟いた。





「ん?」



『なんか緊張するな…』



「は?…え…なん…で??」





まさか?


もしかして大野さんも?


…なんて淡い期待は捨てよう。





『…だって松潤が自分ちにいんだよ?嵐だよ?芸能人だよ?…なんか変な感じ〜…』






ほらやっぱりww


そういうことね。


だけど…






「アナタだって芸能人でしょうが!」



『や、格が違ぇ。』



「確かに違う。でも大野さんのほうが上ね。」



『なに言って…おめぇのほうだって!』



「なんでよ!絶対アナタでしょ…」



『…煽てたってなんもねぇぞ?』



「煽ててないよ、本心だよ?歌もダンスも演技も、何もかもアナタのほうが上。…俺はいつも追いかけてる。大野さんの背中……」






もう少しで届きそうなのに…


届いたら離れちゃいそうで…掴めない…


だから、今のキョリがいいのかもしれない。





『……やめれ…なんか恥ぃ…///…でもあんがと///』



「ふふっ♪…よし、じゃあ…カンパイしよ♪」





ツマミをお皿に並べ終え、リビングへ。





「昨日もここで呑んでたの?」



『ぅん。…だいたいいつもここ。』



「へぇ♪……それじゃ…乾杯♪」



『かんぱ〜い♪』





グラスを合わせ、口を潤す。





「はぁ〜…美味い♪」



『んふふ…やっぱなんか変な感じ〜…』



「え〜?何が〜?」



『まつじゅんがオレんちにいるのが。』



「ふっ…まだ言ってるww」



『メンバー入れたことねぇからな、家ん中。だからなんつーか……メンバーが自分ちにいるってことが不思議なんだよ…』



「……え?」



『……え?なに?』



「……ニノとか…来たことないの?」





あれやこれやと上手く口車に乗せてやって来てそうなのに。





『ないねぇ…』



「…相葉くんも?」





酔ったノリで来ちゃいそうだもんなぁ。





『ないなぁ。玄関先までならあるけど。酔ってたから追い返したww』





「ふ〜ん…じゃ翔さんは?」





…1番有り得そうだもんね。


お兄さん組として、なんやかんやで支え合って信頼し合ってるし。


ちょっと相談が、って言って上がり込んで来てそう…






『ふふっ…ないない!メンバーはないって言ってんじゃん。』





ほんとにないんだ…





「そっ……かぁ……ぇ、じゃあなんで俺は入れてくれたの?」



『や、だからおめぇがしつけぇから…』





…たしかにしつこかったけど。


強引だったのも否めない。


だけど…みんなに断ったみたいに、俺にも断り続ければいいのに。


…途中で折れるってことはさ、少なからず俺を…なんて言うか…その…俺だけなんか…





「…ほんとにしつこいって理由だけ?」



『…ぇ?』



「……俺、特別…だったりする?」



『…っ///……や、だからしつけぇから!…それに断り続けるのも悪ぃかなぁ…って…』





…他のメンバーにはそうは思わなかったってことでしょ?


…じゃあやっぱりさ、大野さんは俺のこと…


少なからず他のメンバーよりは特別に思ってくれてるんじゃないの?


なんて自意識過剰かな…





「…嬉しいな///…ありがと♪」



『…とっ…特別なんかじゃねぇぞ///!?』



「分かってま〜す♪」





貴方はそう言うけど…


俺は特別だと思ってしまう。


だって…


まだグラスの半分も飲んでないのに、真っ赤なんだもん。


…貴方の顔。


…図星だったのかなぁ、なんてね。


勘違いでもいいや。


能天気にそう思うことにしよう!