根が頑張り屋さんだから(←自分で言う)、貧血も不快感も不定愁訴もある程度なら耐えられてしまう悪い癖があるのですが、
生理中15分おきにトイレに行く生活はさすがに日常がままならなくなり、ようやく牛歩に決意しました。
さて、わたしは来月子宮全摘手術を受けます。
決め手は「いまなら腹腔鏡手術でイケる」という点。
物事はいかようにもとらえられる。
ならばわたしは「今でよかった」と思いたい。
痛いのヤダヤダ吐き気ヤダヤダと3歳児並みにゴネていたとき、メンタルドクターが言うわけです。
「ボクがももすけさんのだんなさんだったら、手術してほしいなぁ。せっかく乳がん治療で一息ついたのにさ、子宮筋腫で前みたいなエライ貧血になって、ホームから落ちて電車に轢かれて死にましたとか、イヤじゃない?」
ちょ!言い方ーー!!
妊孕性についての答えは、自分の中で出ていて、病気を得ても得てなくても、きっと人生の大きな流れは変わらなかったと、今は思うのです。でも
唯一、だんなに対してはごめんね、と思う。だんなのご両親にも。
そこでまたメンタルドクターが言うわけ。
「えー、そこ?謝るならだんなさんじゃなくて自分の子宮に対してでしょう。お役目まっとうさせてあげられなくてごめんねって。その償いにわたしはハジケテ楽しく生きてゆくからね、ってさー」
……
そうなの?
腹腔鏡手術は一般的に「低侵襲で開腹よりも楽♪」といわれているけれど、どっこい8年前の腹腔鏡手術は最悪だった。ウソばっかいいやがって!と当時の執刀医にジャンピングニーすらしなかったけれど、強い視線でにらんだ気がします。
でもあれから医療技術は進んだし、私の経験値もあがったし、きっとたくさんのニンジンをブラさげれば、たぶん、がんばれる。気がします。
本日は麻酔科を受診。とても理解のある先生と出会えました。先生からは、硬膜外麻酔と全身麻酔の併用を提案されました。
婦人科主治医と一悶着あったとき、すぐに他の先生の手術スケジュールを確認しておさえてくれて、路頭に迷わないよう助けてくれたのは看護師さんでした。
手術がイヤでゴネる私の背中を、なんだかんだあれやこれやの手で押してくれたのは、メンタルドクターでした。
これがチーム医療?
ありがとうございます。
ここまで時間はかかってしまったし、一度だけ悔し泣きをしたけれど、結果的に、わたしにとってはよい流れに乗れた気がします。
さああとは、私が風邪をひかないように当日をむかえられますように!