岡太神社 大瀧神社
福井県越前市大滝町13-1
本殿と拝殿の幾重にも波が寄せあうような複雑な屋根は「日本一複雑な屋根」といわれ、国の重要文化財に指定されています。
日本一複雑な屋根
上宮には大瀧、岡太両神社の本殿が並んで建っていますが、下宮の本殿、拝殿は両神社の共有となっています。
神社の格としては大瀧神社の方が上ですが、住民が崇拝してきたのは川上御前であったため「大瀧神社・岡太神社」と2つの名前が併記されるようになったと言われています。
一の鳥居
二の鳥居
岡太神社の由来
雄略天皇の御代(457~79)に創建され、男大迹王(ヲホドノ王 後の継体天皇)が、この村里の岡太川に美しい姫が現れ「この水で紙漉きをして生計を立てよ」といわたのを聞き、技を里人に教えたといわれています。
この教えを受けた人々が、この姫を「川上御前」とあがめ奉り岡太神社を建ててお祀りしたと言われています。
大滝神社の由来
推古天皇の御代(592~638)に大伴連が勧請したのが始まりと伝えられています。
719年に白山信仰の祖 泰澄大師が「大瀧児権現」と称して別当寺大瀧寺を建立したともいわれています。その後、明治になり神仏分離令によって大瀧神社と改称されました。
本殿
御祭神
国常立尊(クニノタチ尊)
伊弉那諾尊(イザナギ尊)
伊弉那美尊(イザナミ尊)
古事記では、クニタチノ尊は「神世七代神」の最初に生まれた神として記され、イザナギ尊 イザナミ尊は「国生みの神」として描かれる大変えらい神様です。
横山大観の自然石社像
五箇の紙をこよなく愛した横山大観が書かれたものです
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