越中國一宮 高瀬神社
富山県南砺市高瀬291
富山には一之宮が6社(※雄山神社が3社)もある全国的にもめずらしい地域で、その他の神社でも国津神を祀る神社が多く残る地域です。
越中(現在の富山)は、古くは越(高志)の国として栄え、出雲との関係が深く出雲の特徴である「四隅突出型墳丘墓」が多く存在します。しかし後には大和朝廷の勢力が進出し徐々に力が強まっていきました。
御本殿(御社殿)
主祭神
大国主大神(おおくにぬし大神)
大国主大神
出雲地方の国津神で縁結びの神様として有名です。
社伝によると
大国主大神が出雲の国より越中の国にお渡りになられ、この国に農耕と医術の法をお授けになられました。国成りおえて後には、自らの御魂を鎮め祀られて出雲へ帰られた。と伝えられています。
「くすりの富山」が有名になるきっかけ
富山県は、人口あたりの医薬品生産金額、製造所数、製造所従業員数は全国1位で、「くすりの富山」として全国に知られています。
そのきっかけは、富山藩2代目藩主 前田正甫が江戸城に参勤した折に腹痛になった大名に「反魂丹(はんごんたん)」を服用させたところ驚異的に回復したとされ「越中富山のくすり」が日本全国に広まったといわれています。
古代 大国主大神がこの国に医術をお授けになられ、その精神が延々と受け継がれてきたのかもしれませんね。
手水舎
昭和45年に伊勢の神宮より御下付され、外宮から移築されたものです。中にある水鉢は、新潟県只見川上流から運ばれた自然石でつくられた「洗心」の禊場であります。石の裏には「水神」の文字が刻まれております。
なでうさぎ
御祭神の大国主大神は、神話の「因幡の白うさぎ」で「うさぎ」のケガを癒されました。
癒してもらいたいところを祈念しながら撫でると良いようです。
さざれ石
国歌「君が代」に歌われる「さざれ石」とは、細かい石・小石という意味です。小さい石が長い年月を経て行く中で大きな巌となる様子から、子宝の石とも呼ばれております。
茶筅塚
茶道の発展・普及を願い、使い古した茶筅に感謝を捧げるため建立されました。
高瀬稲荷社
御朱印です
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