継体天皇即位の軌跡 第7回(国神神社) | 北陸の神社仏閣、温泉紹介

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国神神社(福井県坂井市丸岡町石城戸1-2)

 

御祭神は椀子皇子(マルコノオオジ) 

 継体天皇と倭比売(ヤマトヒメ)の子供で、「日本書紀」には越前三国を本拠とする三国公の始祖と書かれております

 倭比売(ヤマトヒメ)は、越前三国(継体天皇の母、振姫の出身)の出と言われております

 

ちなみに、継体天皇の主な妻は、「日本書紀」「古事記」によると、

 ・若比売(ワカヒメ)       継体天皇の最初の妻 近江三尾の出身

 ・手白香皇女(タシカラコウジョ) 継体天皇が河内国樟葉宮で即位した際に妻とした。第25代武烈天皇の姉にあたります。

 ・目子媛(メノコヒメ)      第27代安閑天皇 第28代宣化天皇を出産しております。 尾張の出身

                   ※産湯に使用したとされる皇子ケ池が花筐公園にあります

                   (継体天皇の軌跡 第4回をご覧ください)

 

 ・倭比売(ヤマトヒメ)      椀子皇子(マルコノオオジ)を生み、継体天皇の母の振姫と同じ越前三国の出身

 

そのことから、継体天皇は「越前」「近江」「尾張」の3国の強力な後ろ盾を持っていたと思われます。

 

御朱印です。社務所で直接書いてもらえます。

 

 

境内から丸岡城が見えます。

丸岡城は、戦国時代に一向一揆への備えとして織田信長が柴田勝家の甥の勝豊に築かせたとあります。

 

江戸時代以前に建設されたお城は全国に12城しか残っておらず、その内の1城で、国の重要文化財です。

春には400本のソメイヨシノが咲き、日本のさくら名所100選に選ばれている、人気のスポットです。