2017年6月2日、財津さんに初期の大腸がんが見つかったという知らせをネットで知りました。翌日からこのブログでは毎日チューリップ(TULIP/Tulip)の作品について僕は記していきました。

日々の最後「財津さんの快復、復活を心より祈ってます。」と結び、翌日へ繋げていきました。

 

記し続けて一ヵ月。

7月4日

退院の知らせが届きました。

 

以下

その前日〈2017年7月3日〉選んだ作品について記した記事の複製です。

チューリップ通算7作目のオリジナル・アルバム。

 

シングル「風のメロディ」を同時発表。

ライブ では欠かすことの無い

おなじみの1曲になりました。

 

姫野さんと財津さんのツインボーカルがカッコいい曲。

作曲は姫野さんと財津さんの共作です。

 

1975年に発表された

Jigsaw (ジグソー) の「スカイ・ハイ」を彷彿させる1曲です。

※「スカイ・ハイ」は、プロレスラー、仮面貴族ミル・マスカラスの入場曲にも採用されました。

 

 

シングルレコード「風のメロディ」のB面

「ともだちのあなただから」はアルバムにも収録されました。

 

初めて聴いたときは、

ビックリするのとニヤニヤするのとで、可笑しくなりました。

裏声で女の子になりきって財津さんが歌唱しています。

 

 

…かと思えば

「淋しくて 淋しくて」

もう一杯のウヰスキィ

「青春の色」

「だから話して欲しい」

…のように非常に男くさい、土っぽい、

バンカラ風な曲もラインナップされています。

 

特に

「だから話して欲しい」の主人公の男の

のっぴきならない切羽詰まった状況に

ぎりぎりのところで踏ん張って

不器用ながらも

真っ直ぐ求愛してる言葉のひとつひとつが

胸に届き響きます。

 

 

「サボテンの花」にも通じる物語観の同棲ソング

「ふたつの鍵」

イントロがとても好きです。ピアノの伴奏が印象的です。

 

安部さんによる

「かけおちのすすめ」

この曲、非常に好きです。

 

「あの娘は魔法使い」

この曲、ライブでは欠かせない定番曲になりました。

 

夏の祭り

作詞:財津さん 作曲:吉田さん による

唱歌のような曲。

子どもの頃を思い出し

穏やかな気持ちになります。

 

「ロック地獄」

財津さんが野卑っぽく声を荒げて歌う痛快な曲。

ぜひともライブで披露してもらいたいです。

 

「私から年老いたあなたへ」

唱歌のようなしっとりとした曲。

心が洗われます。

 

 

バリエーションに富んだアルバムです。

 

 

財津さんの快復、復活を心より祈ってます。

複製ここまで。

※太字は今日施しました。

 

 

 

 

 

2024年2月19日 午前4時24分

上田さんのポスト

 

 

 

僕がチューリップを好きになったのはTULIPからです。※分かる方はお分かりの通り、敵対するという意味を持たすのではなくただ単にこだわるのであれば、チューリップと記した時それは70年代の味わい魅力に客席の様子が強く、TULIP/Tulipと表記した際には、その演奏や歌声、音楽性に80年代色が濃くにじみ出ます。

 

吉田さんは〈チューリップ〉の初代のベースマン。

財津さんとの出逢いは、安部さん上田さん姫野さんよりも前。アマチュア時代のチューリップ以前からの盟友。※こだわっておきますと僕は(僕も)書籍「謎の財津和夫」も「アンソロジーブック」も読んでます。

 

2024年2月18日()50周年記念 “the TULIP”

アンコールツアー@東京国際フォーラム公演。

財津さんのMC。「心の旅」がヒットした時の “いつもの話”に〈いつもではない〉言葉がありました。上京してメンバー5人で二部屋雑居生活から各々部屋を持てるようになった、そのなまえだけですが「吉田」が財津さんの唇から発せられました。偶然や無意識だったかもしれないし、ましてやその心情、心の機微に(僕が)触れるのはお節介に下品甚だしいし、けれども推察したり推し量ったり言葉にしたくなりますが、これでもうこの瞬間でもう土足で踏み込んでしまってます。

ごめんなさい。

 

チューリップについて僕が触れる時、聴く時、そこには吉田さんのベースや声や表情豊かな作品がありました。あります。 個人的好みです。特にベースを堪能できるのはアルバム『君のために生まれかわろう』、歌声を特に堪能できるのはアルバム『MELODY』,

 

そして僕が1番すきな歌は、財津さんと一緒に最後に作った「居留守番電話」

(作詞:財津和夫 作曲:吉田彰)

2枚組オリジナルアルバム

『Someday Somewhere』

 

淋しいお別れを迎えてしまいました。

 

 

 

作詞・作曲・編曲・歌 吉田彰 「彼の記憶」

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