↑当ブログ→ 2021年4月14日
拓郎さんの「人間なんて」はホントは
腰が抜けるくらいに元々は短い曲。
2分ほどです。
音楽に興味を持ち始めた頃
噂で“吉田拓郎の「人間なんて」が凄い”
というのを耳にしました。
そして初めて聞いたのが
2枚組LP 『TAKURO TOUR 1979』 に
同梱されていたシングル盤、
A面とB面に分けて収録された
LIVEヴァージョンの「人間なんて」でした。
※A面でフェイド・アウトしてB面でフェイド・インします。
歌とか曲とかというよりも“儀式”です(笑)
『たくろう オン・ステージ第二集』(2枚組)(1972年)は拓郎さんに無許可でエレックレコードが発売した作品です。 このLPでしか聞けない曲がわんさかとあります。
今日のマメ知識 「ゆうべの夢」(歌われたのは1971年)
そうです。のちの、というか
メロディが「祭りのあと」です。
初めて聴く方には衝撃的かと思われます。
THE よしだたくろう です。凄いです。
同じく『オン・ステージ第二集』より「人間なんて」
LPに収録されたままフルでアップされています。
(25分ほど) ※実際はもっともっともーーと長かったように思われます。
この「人間なんて」は…
…長渕剛の1993年発表の大作でありかつ2004年の桜島でのオールナイト・コンサートで披露された「Captain of the Ship」を思い出します。 年代で言ったら逆かもしれません。
正確には「Captain of the Ship」は「人間なんて」を想起させます。
僕だけかもしれませんが重なるものがあります。
圧倒されます。
これは有名ですが、長渕剛と石野真子の仲人は吉田拓郎と浅田美代子でした。
重なるものがあります(笑)
しかし長渕剛はこの2004年の自身を
2015年に己でもって凌駕します。
「富士の国」2-1
「富士の国」2-2
“ああ、自分は長渕剛が好きなんだ”と思うのは、30分を越えるこの「富士の国」の映像をたまにどうしても見たくなり、終始「凄いな、ホント凄いな」と感嘆しながら見入ってしまうからです。(5枚組CD盤のスペシャルDVD ←上記映像とは異なります) これは好きじゃなきゃできない所業・偉業と思われます(笑)
この“凄い”は長渕剛を支えた裏方、演奏陣、そしてその場にいた観衆へ惜しみなく向けられています。
話の流れで後回しにした拓郎さんに関すること。
拓郎さんに「馬」という、なんだかよく解らない世界観の、けれども微笑ましい歌があります。
なんでもかんでもYouTubeにアップされているわけではありませんね。カバーはありましたが。
この曲は名盤『元気です。』のA面6曲目なのですが演奏・歌唱に要している時間は実に1分13秒です。 短いです。しかしインパクト大な曲です。
気心の知れたHさんとカラオケに行った際、ぼくは当日の喉の具合を確認すべくこの「馬」を1曲目に歌っていたものです。
そして長渕剛の「Captain of the Ship」も一度だけフル歌唱、絶唱したことがあります。その後「“キャプテン”また歌ってくださいよ!」と何度か懇願された末にようやく選曲をし唄ってみたところ、ナント!肝心要の絶叫セリフ部分に入る前にカラオケ演奏が勝手にフェイドアウトしてしまい驚愕、ふたり腰を抜かすほど落胆しました。以降、唄ったことはありません。そしてそのまま僕はカラオケをとある理由で引退しました。 デビューから引退の経緯はこちら↓
“儀式”から“曲”へと
拓郎さんが新たに命を吹き込んだ
「人間なんて」1989年~1990年
1971年当時の“儀式版”と是非とも聴き比べて欲しいです。
そう、拓郎さんはホントに凄い。
ギターは松尾一彦、ベースは清水仁(ザ・バッドボーイズ)のオフコース隊でした。
今日の文章は、
実はいっこ前の記事 - 題名「17年」 - に登場した
長渕剛に関して触れたかった話題でありました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
歌まで聴いてみてくれた方には
更に重ねて御礼申し上げます。
嬉しいです!