2016中国旅行記5「西寧市から嘉峪関市へ」 | 日中韓文化地めぐりのブログ

日中韓文化地めぐりのブログ

日中韓のお寺や観光地を巡るブログです。



西寧市から嘉峪関市へ



 さて、西寧1泊のあと、早めに起きて再び西寧駅を目指します。前日に、西寧駅で、嘉峪関行きの高速鉄道の切符を買ってました。
 この日は高速鉄道で、一気に北西の嘉峪関市へ移動です。





嘉峪関市は、赤色の甘粛省にあります。 

 一気にと言いましたが、中国の地図から見ると大した距離には見えません^^; まあ、だいたい560kmほど。
 大阪から東京が約510kmなので、それより少し長いくらいです。
 




西寧の大モスク



 駅に向かう途中、西寧の有名なモスク、「西寧東関清真大寺」に立ち寄ることに。
 因みに清真寺とは、イスラム寺院・モスクのことですね。






 すがすがしい朝の境内でしたkirakira* 正面にある中国風の建物が、礼拝大殿、すなわち礼拝する場所ですね。
 中国のモスクは、基本的に中華風の建物の場合と、それ以外に大別できます。去年行った西安の清真大寺は、全体が中華風の建物でした。
 
 ここは、ミナレットを伴った入口の建物が純イスラーム風の鉄筋の建物(2枚目の写真の建物)、大殿が中華風という、なんかアンバランスなモスクです。 まあ、このようなモスクは中国では珍しくありません。





 大殿の正面に掲げられた「愛国愛教」。中国のモスクではよく目につくスローガンですね。
 こういう文字を見ると、現在の中国におけるイスラム教の複雑な立場に思い至ります。







 大殿の細部。組物は斜栱(上写真)、梁は上下に2段重ね(中写真)。 凸型平面に建物を建てているのは西安の清真大寺と同じで、最奥にミフラーブがあります(下写真)。





朝の神社のように、境内は掃き清められてました。





 でもまあ、ここもタール寺と同じく、かなり観光客が来てましたけど。信者の迷惑にならないように訪問しましょうと地球の歩き方には書いてましたけど、中国人観光客はお構いなしに正殿の前に座ったり、写真を撮りまくってましたねえ(^▽^;)







高速鉄道で嘉峪関市へビックリマーク



 そして、西寧駅に再び戻ってきました。わずか1日の西寧、および青海省の訪問でしたが、自分は西寧という街が気に入りましたね^^ 食べ物以外はw
 もう1日追加できれば青海湖に行ったんですけど、今回はできるだけ西へ行く予定でしたから、1日1都市を原則としたんですね。ここで西寧とお別れです。





 高速鉄道、すなわち中国新幹線。 日本と違い、列車近づくまでホームには行けません。また、荷物検査や身分証提示、身体検査もあって、めんどくさいんですよねえ(^▽^;)





 そして時間が来ればホームへ。今回乗ったのは、蘭州西駅からウルムチ南駅まで通じる「蘭新線第二複線」という路線でした。





 蘭新線第二複線は水色の路線。ちょうど西寧駅と嘉峪関南駅の位置が記されてました^^
 約560kmの距離を、3時間半で結びます。





 出発です。はじめは緑豊かな草原がどこまでも続きます音譜 青海省の景色ですね。





 やがて緑が少なくなり、殺風景な景色となりました。青空だけは綺麗でしたけど。 途中、张掖や酒泉といった河西回廊の都市を通過していきます。





そして嘉峪関南駅に到着ビックリマーク





 この駅は小さな駅ですが、蘭州西行きの列車がいくつかここから出ているので、切符を入手しやすいと思い、蘭州に引き返す時も利用しましたね。
 それ以外にも、いろんな思い出のある駅ですが、それは後で書きましょうw



つづく