自動車整備をDIYでするメリット
自己満足!これに尽きます。
自分の車を良く知ることができるとか、いろいろありますが、結局、自分の車を整備して完成した時の達成感、自己満足なんですよね。
まだ使える部品でも交換したり、ちょっといい部品に換えたり、結局趣味の世界で自己満足以外の何ものでも無いです。
デメリットですが、こっちはいろいろあります。
時間を費やす
当たり前ですが、整備工場にお願いすれば持って行って持って帰る時間しかかかりません?
自分ですれば、悪いところを調べて、部品を手配して、整備書で必要な手順や工具を確認して、それから慣れない作業に時間をかけて、失敗すれば手戻りになって…
趣味でもなければできません。
お金がかかる
普通プロがすれば、必要な所を見極めて整備するので以外とお金かかりません。
素人だと、ついでにここも治そう、ここも交換しよう、周りの部品もまとめて交換しようと部品代がとんでもないことに。
工具も一生に何回使うかわからないものでも買ってしまいます。
あと、以外に油脂類もかかります。
プロのブログを見ていると、ここにはこのグリス、ここにはこのオイルとついつい買ってしまいます。
そしてそれがとんでもない量でしか買えない物もあります。
樹脂用グリスなんか一生使いきれない1kg缶。
極圧用グリスは100gで数千円。
こんな感じですぐ10種類以上のグリスが並んでしまいます。
整備工場なら普通に一年で使う物も、DIYなら何十年かけても使い切れません。
失敗する
素人ですから、やはり失敗もします。
トルク掛けすぎてボルトが折れたり、バラしたのに組めなかったり、部品を壊したり。
手戻りだけならいいですが、修理不能になってプロに泣きつく事も。廃盤部品だと目も当てられません。
デメリットばかりに見えますが、それを上回る自己満足!
結局趣味の世界です。
ユーザー車検に思う事
私は、ユーザー車検には行きません。
一番の理由は、平日に時間が取れない事ですが、二番目の理由は、仮に平日休めても、不合格になったら当日中のリカバリーができるかもわからないし、別日に休めないからです。
私は、30分車検に行っています。
結構きっちり見ます。正直陸自より厳しいです。
ただ、悪くてもそこの整備工場で治してくれます。
過去にラジエーターからの僅かの滲みで落とされましたが、きっちりOHして通してくれました。価格も今考えると良心的でした。
年に何千台も検査しているはずなのに、前回の怪しかった所も覚えていて、きっちり見られます。毎回検査員との勝負です。
終わってから、あそこはよく手が入ってるねー、古い車なのに良く整備してるねーと言われてると嬉しいですね。
大事なのは、
ユーザー車検にしても、30分車検にしても、言えることは、その瞬間の状態でしか検査しないという事です。それをわかっていないと、軽く点検だけして、最悪何もせずに持ち込んで、たまたまその時基準を満たしていたら合格してしまいます。
帰り道に故障してしまうかもしれません。ブレーキや操舵系の故障だと最悪事故に繋がります。
言いたいことは、車をもつ人は、次の車検まで安全に車を使える状態を維持することが義務なのです。
整備工場で車検前に法定の12ヶ月点検整備をしているのは、車検が通ってからもある程度安全に運転できるために最低限の状態を維持する為なんです。
次の車検まで自分が人様を傷つけたりしないために車を維持する覚悟が無いなら、ユーザー車検に行くのはやめた方がいいと思います。
私は、車検前は
前油脂類交換
エンジン、ミッション、トランスファー、前後デフの各オイル、ブレーキフルード、クラッチフルード
LLCは2年毎
曲がる〜操舵系整備
ボールジョイントは年2回グリスアップ、2年毎に分解清掃、ナックルはガタが有ればOH
走る〜駆動系
前後ハブは毎年プレロード調整、2年毎に分解清掃
ペラシャは年2回グリスアップ
ガタが有れば調整やOH
止まる〜ブレーキ系
パッド残量点検はもちろん、キャリパー周りも分解清掃します。ホース類も定期的に交換しています。
曲がる止まるは絶対手を抜けません。
キャリパーのOHも3年おきでしたが、今年からは毎年する事になりそうです。
電装系
毎年少しずつ電装品を交換またはストックしています。配線も少しずつ更新しています。
多分、一般的な周期より短めでしていると思います。
そのかわり、ボディーの錆は放置笑
ユーザー車検の人に言いたい
極端かもしれませんが、このくらいする覚悟ないならプロに任せてください
勘違いしないでほしいのは、中途半端なDIYをするなというわけではありません。
自分のできる事にチャレンジする事はいいと思います。自分の車に愛着が湧くし、車の事も知ることができます。自分でやった所をプロに見てもらい、できない所はプロに任せてください。
もちろんプロにもいろいろ有ると思います。
信頼できる人、工場を見つけてください。
結論
DIYは趣味の世界、自己満足
結局、整備工場より時間とお金がかかる
ユーザー車検するなら覚悟と責任をもつ
自分でチャレンジするのはいい事
最後は信頼できるプロに
これらを理解した上で
DIYを楽しみましょう。
また、ダラダラとしたとりとめのない文章でした。