最終面接を控えて、日記#Fラン#就活#nnt#NNT#面接#面接対策#最終面接#IT#日記 | Fラン大学生の葛藤

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5月22日

第一志望の企業面接がありました。

初めて、本社のある駅に降りた時、緊張と興奮でどきどきしました。

大きく綺麗な建物を前にして、志望度はもっと高くなりました。

すれ違うサラリーマンたちが、キラキラとして見えました。

 

家に帰って、支給された交通費袋をファイリングして大切に飾りました。

私の第一志望の企業の名前が印刷されていたからです。

 

5月23日

昨日の面接について、全体的な自己評価はとても低いものでした。

こう答えればよかった、ああ言えばよかった、という後悔と反省がぐるぐると渦巻きました。

まだ、選考結果は届かないはずなのに、何度も何度も新着メールをチェックしました。

 

5月24日

他社の面接がありました。

全く気持ちを入れることができず、反省しました。

 

5月25日

最終選考に行けた企業が他にもありましたが、お断りしました。

初めて面接選考を通してくれた企業でしたので、この先もきっと忘れないと思います。

 

5月26日

第一志望の企業からメールが来ました。

「Re:<ご案内>役員面接(最終面接)について」

この時、私がどれほど舞い上がったか、きっとわからないと思います。

まだ内定が出たわけではないのに、涙が出るほど嬉しかったです。

 

何度も何度もメールを開き読み返しては、喜びを嚙み締めました。

 

5月27日 最終面接まであと5日

他企業のESを書こうと企業研究をしていましたが、エントリーを取り下げました。

 

5月28日 最終面接まであと4日

やりたいことが明確になるにつれて、NNT(内定がないこと)なことでなく、落選により行きたい企業が減っていくことが怖くなりました。

 

5月29日 最終面接まであと3日

彼氏と電話をしました。

繰り返される「内定が出たら」という言葉に嫌な気持ちになってしまいました。

私は、彼を信頼していますから、これが彼の思いやりであることもわかっています。

彼の自分本位でない、思いやりのあるところが好きなことも事実です。

だけど、就活とか曖昧なことだけでなく、好きな人や好きなことでも悩んでいたいと思います。

 

生きているだけで、「内定は?」「就活は?」と挨拶のように聞かれます。

私も出したいです内定。欲しいです内定。

 

好きなことや好きな人のことを考えることでさえ制限されている気持ちになりました。

なるべく頑張らないように、就活になんて悩まないように、勝ちたいと思っています。

だけど、悩みも悲しさも生まれてきちゃうから、せめて好きなことでも悩んでいたいと思います。

 

わかっています。

NNT(内定がないこと)なことも、採用終了が迫っていることも。

だから、自分以外に過剰な心配をしてほしくないと思ってしまいます。

信じてほしいと思ってしまいます。

 

それがわがままであることも、

自分が一番わかっています。

 

 

皆は、どうしてそんなに就活生はこうあるべきとか、就活生像を押し付けてくるのでしょう。

 

みんなの理想の就活生像とは、内定取るか自殺するか、それでやっと認めてくれる気がします。

 

就活生なんてもううんざりです。

 

5月30日 最終面接まであと2日

プレッシャーと緊張に襲われて、夜も眠れなくなりました。

Twitterを開けば内定報告、インスタを開けば面接攻略とかいうおすすめが出てきます。

内定報告は片っ端からブロックします。

 

リフレッシュがてら、ジムでスイミングをして、体を疲れさせました。

夜になり、もう眠ろうと目を閉じました。

せめて楽しいことを想像して眠ろう、そう思っても、面接のことしか考えられません。

頭の中で、問答を繰り返してしまいます。

 

朝方になりようやく眠れても、面接の夢でした。

 

5月31日 最終面接まであと1日

最終面接を控える企業を調べれば調べるほど、遠く感じました。

なぜここまで来ることが出来たのか、と思いました。

 

二次面接に受かった時、その喜びの中には、もしかしたらラッキーという気持ちがあったかもしれません。

私は等身大の企業を受けていたわけではありませんでした。

 

ですがもう、落ちて残念、受かってラッキーではいられません。

必ず内定を掴み取りたいと思っています。

 

私にはずっと、「やりたいこと」なんてありませんでした。

なんとなく中学を卒業し、なんとなく高校を卒業し、なんとなく大学へ行きました。

 

「やりたいこと」が不明確なままで進学を決めるのは間違っていると思い、模索しましたがわかりませんでした。

それでは何のために大学へ行くのか、と思いました。

答えは行ってみないと分からない、ことに落ち着きました。

専攻は、社会への汎用性の高さから法学部を選びました。

 

初めて自身が「やりたい」と思えたこの挑戦を、かなえたいと強く思うのです。

 

心から行きたいと思える企業に出会えたこと、学びたいことが学べること、やりたいことがやれること、そんな企業にこの先また出会える自信がありません。

書類選考、ES、適性試験、能力試験、面接、すべて乗り越えてやっとここまでたどり着くことが出来ました。

ほんとうに、あと一歩なんです。

 

ほんとうに学びたいことが学べるのか?やりたいことがやれるのか?

そんなことは入社後にしかわかりません。

わかっています。

 

ただ、そんな風に思えた唯一の企業を、自身のファーストキャリアにしたいと思います。

 

私はFラン大学生です、留年もしています。

就職活動にあたり、就職課の先生に相談に行った際のことを思い出しました。

「お前は従業員数数人程度の企業にしかいけないよ」といわれました。

上昇志向と夢に燃えていたその頃の私には、強烈なカウンターとなりました。

帰り道には涙が溢れてきました。

 

就活にあたっては、今もなお様々な苦悩の中にあります。

悔しかったこと、悲しかったこと、辛かったこと、数え切れません。

私は弱い人間です。

ですが、自分を信じました。

 

明日の最終面接を乗り越えれば、私はきっと強くなれます。

明日の自分も、信じています。