『花屋さんのお仕事ナビ』本多るみです

先日紹介した お客さまの声・・・
『うそでしょう? わからないものを売るの?』で
花屋さんは
「そんな事を言うなんて、そっちが花のことを知らないからだ!」
と、思うのではないでしょうか~

と、書きました。
これは、別に「イジワルな花屋さん」のセリフではありません。
”ふつう”の、お花屋さんで働く人は
こういうふうに思うのではないかな~~?
というセリフを書いてみたんです。

どうして、
店に出している花苗について質問しても
「初めて仕入れたので、よくわからないんです。」
「育てる場所によっても違うので何とも言えません。」
と言うのが「ふつう」なのか??

いま、花屋さんでないあなたには
ここのところがちょっと分かりにくいかもしれない
と思いますので
そこのところの「お花屋さん事情」をちょっと説明しますね。
図鑑に載ってる花なのに「知らない」場合とは
まったく違うケースの話です。
どんなお店でも、「はじめて仕入れる苗」はあります。
花屋さんの仕入れは、雑貨とかと違って
前もってカタログとかで頼むわけではありません。
「その日の朝市場にあるものをその場で見てから買う」のです。
植物の品種改良や栽培技術は日進月歩。
市場に新しい植物が出荷されるのは「ふつうの毎日のこと」です。
そしてそういう新しい植物は
あたりまえですが、まだ図鑑やWEB情報にも
なかなか『載っていません』。
そんな「なんだこれは??」と思う植物に
市場で出会ったから「こそ」
その植物を仕入れてくる、ということは
じつはとても多いです。
しかし、仕入れる人も当然、「はじめて見た植物」です。
図鑑にも載っていませんので
農家さんがつけてくれるラベルだけが頼りです。
あとは市場の人に聞きまくる。
市場で見て、買って、車に積んで店まで運び
車から降ろす最中に
それ以上のその植物の性質や育て方の情報を得ることは
はっきりいって不可能です。
ナマモノなので
「仕入れてから、それから1週間かけて調査して、データ作って並べよう」
なんてのんびり調べる時間もありません。
そんなとき、市場から帰ってきて
荷降ろししているところに
育て方や性質などを尋ねられても
ほんとうに
「初めて仕入れたので、よくわからないんです。」
としか答えらなかったりします。

これ、
花屋さんが「悪い」
「うっそー、信じられない、それで花屋なの??」
でしょうか

ここまでは、実際
花の流通・仕入経路からして
よく起こりうることなのです。
そのあとにも難題があります。
仕入れてきたあとで、
ラベルに学名が書いてあれば学名を見ます。
WEBのデータにその植物が載っていれば
仕入れて数時間後にはご案内できますね^^
図鑑やWEBの中に
その植物が「載っていない場合」は
もう、予測するしかありません。
似た見た目の同属植物などから
「こんな性質なのではないか」と想定して
まずお店や自分の家で育ててみる。
その想定が正しいかどうか、やってみる。
またはいろんな育て方を並行して行ってテスト。
そして数カ月ようす見・・・
と、ここまで時を経ないと
お客さんに「育て方や性質」を
「教えてあげられない」のです。
・・・農家さんが詳しく書いてくれてれば
花屋さんもここまで困りませんけれども
そんな詳細情報がついた苗は
まあ、あんまりお目にかかりません。

こういう「新しい苗のことがわからない」状況を
花屋さんだけが責められるのは
わたしはちょっとかわいそうな気がします・・・・

*お客さんにとっては、もちろん分からなくちゃいけないんですけどね
そしてもう1つのセリフ
「育てる場所によっても違うので何とも言えません」
これも、事実です。
植物は、どんなところでどんなふうに育てたかで
育ち方や花のつき、咲く時期、葉のつく時期、葉の色、花の色などまで
変わります。
なので、
「この花持ちますか?」とか「丈夫ですか?」
といった質問には
この回答「しかできない」
と思っているお花屋さんは多いと思います。
植物は生きものですから、
花の時期を長くするとか、丈夫にしたいとかなら
『そのように育てる必要がある』ので
このような言い方になっているのではないでしょうか。
という具合に
この
店に出している花苗について質問しても
「初めて仕入れたので、よくわからないんです。」
「育てる場所によっても違うので何とも言えません。」
という回答それ自体は
そのときの状況によりけりで
単純に、
「花屋さんが一方的に悪い」
とは言えないのです。
と、ここまでが お花屋事情の 言い訳^^;
でも!

先の記事でもおわかりのように
それを聞いた「お客さんは」
「うっそー、信じられない!
それでもプロなの!?」
と感じてしまうのも「事実」なんですね。

これで、
お客さんとお店が「すれ違っている」
という意味は
お分かりいただけたでしょうか

はい、そこで
ここからどうするか、なんです。
お花屋さんのあなた
お花屋さんになりたいあなた
「お客さん」との間ですれ違うこの「事実のミゾ」
どうやって埋めますか??
これ、たとえ
花屋さんだけのせいじゃない状況だとはいえ
お客さんに伝わるように
そして誠意を込めてきちんと伝えないと
『あの店はダメな店』
と思われてしまうという
もったいない事態におちいってしまいます。
敬老→彼岸入り期間だったので
現役お花屋さんはしかたないんだけど

まだ全然メールやメッセージがないので
「ちゃんと考えてるか~い!
」とちょっと半べそかいてます
あなたの「こうしたら」「こうしようと思う」を
ぜひメールや
メッセージ
コメントで
送ってくださいね!
これ
考えてくれた人がいない場合は
回答書くのやめますわ~~~


ではまた


」





























息子も一緒だったので、わたしは息子担当(笑)




