お父さんの携帯を拝借して、

お父さんの兄妹にも連絡した。

そしてよく会っていたお父さんの甥っ子

だいぶ年上の私のいとこのラインにも。


お父さん側のいとこのお兄ちゃんは

行ってもいい?とのことで、

ぜひお父さんにもあってもらえたらと返信した。


お母さんとお兄ちゃんがきた。

まだ顔を見てじーっと顔を見て

何か言いたそうで。

そうしてるうちにまた目をつむった。

私の夫が来て少し落ち着いてるから喫茶室で飲み物でも飲んでおいでと言われ、これから来る叔母やいとことも面会するとなると少し上に行ってようか、と

夫と喫茶室へ。

何かあったらすぐ連絡してとは伝えた。


まだしっかりしてるようにも見えるし、

少しすると電話が鳴り

叔母がきたよ、と。

びっくりしたけど、なにもなくてよかった。

部屋に戻ると、お父さんが目を開けて

うちの夫に手を振った。

え?!

叔母もお母さんも、

「〇〇くん(夫の名前)わかるの?」というと、

お父さんはうなずいた。

夫は涙がたくさん溢れてきていた。

お父さんは私の夫が好きだった。

いい子だよ、といつも言っていた。


いとこのお兄ちゃんもきたんだけど、

苦しそうに何か話そうとしたみたいで

いとこのお兄ちゃんは、

「苦しいからいいよ、わかってるから、大丈夫だよ」

と言ってくれたらしく、私たちが喫茶室にいる間に

仕事に戻った。


「お父さんてさ、みんなに愛されてるね」

といった。

みんなそれぞれ、目を真っ赤にして

「ほんとだよね」

とお父さんの周りで見守っていた。

寒いけど日差しの入る

暖かな部屋だった。


ね、お父さん。

あの部屋は

あの時、

キラキラした時間だったね。

看護師さんの言われた通り朝イチでお母さんに連絡した。

「お父さん血糖値が下がってるから家族は面会時間関係なく早く来ていいって」

すでに泣いていた、お母さんも私も。

会いたい人に会わせてあげるって話から

仲良しの母方の妹のおばさんが来てくれるって。

本当にお兄さんは、ほんとの兄弟よ、ってはなしてくれていた。

その後夫に連絡。眼科に行く予定が午後一にあったからその前と言っていたけど

「早めに行くから。」と言ってくれた。


この頃からお父さんは意識が朦朧としてるときがあった。

話ができなかった。

話さないけど頷いたり、意思は伝えてくれていた。

あさ、優しい看護師さんがくれた、口の中をさっぱりできるスポンジも、病院のコンビニに買いに行った。


朝ごはんも食べれない。

なんとなく、もしかしたら…

家族みんなそうは思っても口には出さなかった。

お父さんは穏やかなようにも見えた。

苦しいと思うけど、

薬、追加してもらう?ときくと、

頷いたりして。

ゆっくりと時間よ

ゆっくりと時間を刻んでおくれよと

今日が大切な一日になりそうな

気がした。

これは自分のことだけど、

四十九日もすぎ、お墓がもうすぐできたら

お父さんを納骨してしまう。


仕事中に、もっと早く病院連れてってたら?

かかりつけのもうひとつの病院に行った時、

発熱あるひとは今見れないと言われなかったら?

近くの総合病院に行った時、酸素が低いねっていわれたのに、風邪薬だけだったけど、

そこでレントゲンとっていたら?


ただ風邪の症状がでた、1週間。

たったの、1週間。

そこで運命ってこんなにかわるの?


そんなこと考えて仕事してしまった。

ミスがないといいなぁ…


まだまだ現実味がない。

家族を看取ること、こんなにつらいの

知らなかった。

いつかくることだけど、

まださきでもよかったじゃん。


こころのつぶやき。

溜めておくとないちゃうから。

こぼれるまえにここにだす。


子供好きなお父さんに

孫をみせれなかったことが

なんともいえないけど

できなかったから

しかたないんだけど。

ごめんね。


もっと強引に病院つれてけばよかった。

ごめんね。