カラハリ狩猟民のサン人(かつてブッシュマンと呼ばれていましたが、侮蔑を含む呼称だとして現在はこちらの呼称が一般的)にとって今なお、スイカは貴重な水がめであり、栄養源です。
“池谷和信著(2014)『人間にとってスイカとは何か』臨川書店”によれば、カラハリ狩猟民に日常的に使われるスイカは、日本のスイカのように甘くはありませんが、果肉に灰を混ぜて水を取り出したり、料理や家畜の餌に使ったり、種を石鹸替わりに使ったりと、様々な用途で活用されます。「スイカがあれば人は生きていける」は、サンの村人の言葉だそうです。
生活様式の変化を余儀なくされた今のサン人にとっては、必ずしも現実的な言葉ではないのかもしれませんが、本来、豊かな自然があれば人は生きていけた筈なのに、我々はそこから遠い所に来てしまいました。
野生農園日誌スイカ編は、アフリカの野生スイカから始まり、数千年の時を経て、野生農園の畑で収穫されるまでの長い物語になる予定でしたが、スイカの季節終了につき強制終了。スイカの真実の物語、感動の最終回です。
ウリハムシ、キジ?、ネズミ?、その多色々な生き物達から大人気のスイカちゃん。
カラス除けの釣り糸を貼ったり、唐辛子エキスを染み込ませたネットで囲ったり、色々やりました。
果たして人間に周ってくるのかが危ぶまれていましたが、畑の生き物たちは、きちんと人間の分を取っておいてくれました。
8月10日前後から1~2㎏の小玉が約20個収穫できています。
この品種のスイカは本来大玉ですが、昨年は標準サイズが1㎏前後の超小玉。自家採種した種で育てた今年は、二回り大きく育っています。2㎏超はザ☆ばんの基準では、もはや大玉と言っても過言ではないレベルです。そして昨日はついに3㎏超の超大玉を収穫!全く肥料をやらなくても、こんなに立派に実ってくれるなんて有り難いことです。
…『もし私たちが空想家のようだといわれるならば、救いがたい理想主義者だといわれるならば、出来もしないことを考えているといわれるならば、何千回でも答えよう。「その通りだ」と』…って、チェ・ゲバラも言うてはりましたな。
先日は藤野の「ビオ市」で、販売させて頂きました。
http://localinfo.sakura.ne.jp/vegetable/?cat=6
目標にしていた収穫数には遠く及びませんが、一昨年がほぼ無収穫、昨年は超小玉が10個程度しか収穫できなかったことを考えると、大変な収量アップ。このままでは、あと数年で地球がスイカに覆い尽くされてしまうかもしれません。





