SeeeduinoでDSPラジオ(3) | お父にゃんの電子工作

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暇なおじさんが、電子工作(主にラジオ製作)をして勝手な感想を書く

以前にSeeeduinoとSi4732とOLEDで組んだ時に、広帯域アンプの効果が大きいと書いた↓

 

しかし、今回作ったLCD版のラジオでは、広帯域アンプの効果が感じられなかった。

場合によっては無い方が良い結果となった。

むむむむ・・・

なんか怪しいのである。

また、おじさんがいじっている間に壊してしまったのだろうか?

 

FMは捨てて、中波・短波帯用にトラジスタで簡易的なアンプを組んで試してみる。

以前に試したの↓とほぼ同じ物

 

回路図はこんな感じ↓

早速試してみる。

ブレッドボードでこんな感じ

 

FMでは予想通り全く効果なし。

 

中波では、かなり受信強度が上がる。地元の民放で比較

・RFアンプ無し  S値:63

・RFアンプ有り  S値:84  20くらい上がる

 

 

短波ではどうか? 聞こえてきた放送局で比較

11760KHz(Voice of Chinaと思われ)

・RFアンプ無し  S値:19

 

・RFアンプ有り  S値:42  こちらも20くらいの差が有る

 

11805KHz(北朝鮮の放送?)

・RFアンプ無し  S値:22

 

・RFアンプ有り  S値:51  こちらも大きな差がでた

 

S値(RSSI:Received Signal Strength Indicator 「受信信号強度」)の値だけは大きな効果が有る。ノイズも増えるが感度も上がっている気がする。

室内アンテナではノイズを拾っているだけのような気もしなくもないが、受信した音声の明瞭度も上がるので、効果は有ると思っている。

 

まぁ、とりあえず有ったほうが良いような気がするので、一旦このままにしておく。

後でFETに替えてみるとかしてみようとは思っている。

 

 

あと、今まで ちまちまイヤホンで聞いていたが、スピーカーアンプを追加してスピーカーを鳴らすことにする。

今回はLM386はSNが良くないという記事が散見されたので、こちらを試してみる。

HT82V73A↓

 

電圧ゲインは20倍(LM386のゲイン端子開放時と同じ)

面実装パッケージなのでピッチ変換基板に載せてから使う↓

 

回路図はこちら↓

 

ブレッドボードでこんな感じ

 

Si4732側のVolume調整は60くらいに固定して、外付けVRで音量調整することにした。

聞いた感じでは、LM386よりクリアな音がするような気がする。

おじさんの耳なので、ただの気のせいなのかもしない。

 

まぁ、ラジオとしては良い感じになったので、これを保存版にすることにする。

保存版にするにあたっては、操作性が悪いので改善したいのである。

エンコーダーを押してメニューを表示させてエンコーダーを回して選択、さらにエンコーダーを押してメニューを確定して、エンコーダーを回して設定するのは、面倒くさいのである。

SWを追加して主な機能には直接アクセスするようにしたいのと、プリセットした放送局を選択できるようにしたいのである。

 

また地道に手を入れてみる。

 

 

「手を入れるって、そういうことニャ?」