選択肢

無理しないで
見る














校長先生と幸人先輩にキイタくん一人だけが呼び出されて、もう30分くらい経ってるのに帰って来ないキイタくんが心配でそわそわする主人公。
孝介くんが落ち着いてっていうけど、落ち着いてなんかいられない状態だった。
廊下を走る音が聞こえて、キイタくん!?と呼びながらドアを開くと、キイタくん本人で‥‥‥笑ってるのに全然元気がない。

「キイタ、呼び出しってなんだったんだよ?」

「あ~‥‥しばらく、自宅謹慎だってさ‥」

え、相手に一方的に怪我されたのに謹慎ですか?

「キイタが喧嘩したわけじゃないんだろ!?何で‥」

「まあ、俺こんな格好してるし、普段の行いが悪りぃから何言ってもダメだったわ!なっちゃったもんはしょうがねえし、とりあえず練習行こうぜ!」

キイタくんに怪我させた上に自宅謹慎させちゃうなんて‥と主人公は罪悪感で押し潰されそうになった。
すると主人公のせいじゃないって笑ってくれる。
大和くんと孝介くんはそのやりとりで何があったのか把握したのか、何も言わなかった。
お寺の本堂に行き、練習を始める。
主人公は急遽、練習時の補佐役としてキーボードをすることになっていたが、キイタくんの手の怪我は思いの他ひどいらしく、うまく弾けなかった。
無理しないでと手を握ると、孝介くん達も今は休むことが大事だって言ってくれて、キイタくんはしばらくバンドの練習をお休みすることが決定。
主人公がずーっとキイタくんの手を握ってたら、みんなに茶化されたw
てかギター直す時も握ったんか?器用w

「てか本当、こんな時期にわりぃ」

「‥‥そう思うんならさっさと治してこい。って大和だって、テストのことでみんなに迷惑かけたばっかだろ?」

「カタジケナイ」

「大和~お前あんま悪いと思ってねぇな!?」

いつもの調子に、つい笑顔が零れるのだった。


キイタくんが学校に来なくなって数日。
主人公はため息ばかりついてたらしく、美影ちゃんにつっこまれていた。

「キイタがいなくて寂しい?そんなに心配なら、メールしてみれば?」

そう言われるも、なんだか緊張して送れない。
そこに孝介くんが来て、授業のノート取っておいたからキイタに渡してくれる?って戻って行った。
メールを送ると、バーガーショップで待ち合わせすることになった。
4日ぶりに会うキイタくんは、笑顔だったけどどこか寂しそう。
中に入ってポテトやらチキンやら頼んで、頼まれたノートを渡すと、もうこんなとこまで進んでんだ‥はぇえ‥とノートをぱらぱら。
進学校ってかなり早いらしいですね‥私は商業だったので普通科目は全然進みませんでしたが。
キイタくんのポテトちょーだいから始まり、なんかあーん大会が繰り広げられちゃったので以下略!←
しかも主人公の唇近くについたソースをキイタくんが代わりに取って舐めたところで幸人先輩が登場!

「こんなところで何やってる?」

「ゆ、幸人先輩‥!」

「あんた、今謹慎中だろ」

幸人さんが顔を歪めてキイタくんを睨んだ。
というか、幸人先輩がファーストフードの店にいるのって変に新鮮なんですけどw
主人公が謝ってその場を去ろうとするが、キイタくんが止めた。

「謹慎中でも通院って必要なことだと思うんですよね。ほら、痛そうでしょ?それにこの授業のノート、真面目な俺が頼んだんですよ。通院の帰りにノートを受け取るくらい、いいと思いますけどね」

「‥‥まあ、いいだろう。ところであんた」

「なんですか‥?」

「その怪我はあんたが絡まれてたのを庇ってできたという噂を耳にしたが、本当か?」

「‥はい、本当です」

「それがなんだってんだよ!〇〇には関係ねぇ!」

「‥‥なら、いい。それだけ確認したかった」

幸人先輩はそう言って店を出て行った。
もしかして通り掛かっただけだったのかな?
というか先輩はフレンチが似合いそう←


数日後、病院でやっと抜糸してもらえた。
これで自由だー!とか騒いでますが、病院内で騒ぐなw
幸人先輩と会って数日後、キイタくんの自宅謹慎が解けた。
主人公は幸人先輩のおかげなのかな‥?って思っておりますが、それ以外考えられないだろ!!!
さっそく練習しようと大和くん達に連絡するが、練習場所になかなか来ない。
やっと来た!と思えば、孝介くんは何やら苛々してるようで‥
頭冷やしてくると本堂を出て行った。

「‥‥孝介、あいつバンド辞めるかも」

へ!?

「‥俺、孝介のベースしか考えられないから‥」

大和くんも追い掛けるように本堂を出ていく。
何が起こってるのか分からないまま、主人公は嫌な予感が過ぎるのだった。
選択肢

そうかもしれないけど
何か言うことを聞いてあげる














夏休みが明けて、校長先生の長過ぎる話が終わり次は生徒会長のお話し。
その言葉に思わず主人公は姿勢を正しくする。
敬礼!←

「夏休みが明けてこれから長い二学期へ入り、わが校では学園祭という大きなイベントを控えています。中止にするとの声もありましたが、一部の生徒からの要望があったことから今年も開催することになりました。」

別のクラスを見てみると、キイタくんがこっちに向かってガッツポーズをしていた。
主人公も軽くうなずく。

「しかし学生の本分は勉学であるため、週明けに行われるテストにおいて、赤点を取ったものは学園祭の参加資格をはく奪します。」

(テスト‥!?)

夏休み明けにテストがあるなんて知らなかった。
おいおい;;高校ん時は学力テストってもんがあったけど。
宿題はなんとか片づけたものの、バイトや練習が忙しすぎて正直テストを乗り越えられる学力がついたとは思えない。


放課後、主人公たちは練習場所に集合。
キイタくんはやる気だけと全く自信ないみたいだし、大和くんは「俺、無理‥‥テストとか、消えて欲しいし‥」ってw

「‥大和、期末後ろから数えた方が断然早かったもんな‥‥こいつ、やればできるんだろうけど、基本的にドラム以外のこと集中力ないから‥」

「じゃあしばらくみんなで勉強しようよ!」

「‥みんなで?」

「わかんないところはみんなで教え合えば分かるかもしれないし、何より一人より楽しいかもよ?」

でも宿題の場合、進まないんだよね。←
次の日からバンド活動よりも勉強を教室ですることになった。
主人公は一学期の中間とか期末の出た範囲、小テストをコピーしてきて、今日はこれ中心にやることに。
二時間くらい経った時、主人公はもうこれだけやれば大丈夫かな‥とか思って大きく伸びをする。
でも横を見るとキイタくんと大和くんが机に突っ伏して寝ていた。
容赦なく孝介くんが叩いて起こすが、まだ寝るとか言ってて勉強する気が‥;;

「○○ちゃん、俺大和を集中的にしごくから、キイタのことは任せてもらっていい?」

「う、うん。もちろん‥」

「よし大和。図書室行くぞ」

孝介くんは大和くんの耳を引っ張って教室を出て行った。

「え、痛!孝介、痛い!」

(孝介くんて‥案外スパルタかも‥‥大和くん、がんばれ~‥)

「ってか、やっぱり赤点取ったやつは参加禁止なんて厳しすぎね?」

昨日までやる気満々だったやつの言うことだとは思えないね‥まだ邪魔してこないだけマシだと思おうぜw
でも主人公が、学園祭が中止になりかけた原因は学力の低下が問題だから、筋は通ってると思うと言うとまだ不満そうな顔をするので、いい点取って生徒会の人達を見返そう!と言ったらやる気が出た様子。


日曜日、テストを明日に控えて、みんなで集まって勉強しようということになったので、主人公はキイタくんの家へ。
おおw綺麗な家ww
どうやら家は花屋さんみたい。
裏口に回ってチャイムを鳴らすと、キイタくんが出てきてくれた。
大和くん達はまだ来てないから、先に俺の部屋で‥‥あれ、ご家族は?
最初の方で家に連れて来なさいよって言ってたから、きっと面白いことになるだろうと思ってたんだけど‥←

「お、お邪魔しまーす‥」

「いらっしゃーい!あれ?女の子?」

「え?え?え?」

そっくりな美人二人が急に現れて、私は目を丸くした。
言ってた側からキターw
でも立ち絵はないのね。
キイタくんのお姉さんで主人公が自己紹介すると、キイタの彼女?ってことで固定されてたw
苦労するでしょ?とか空気読めないやつでしょ?とか言われて赤くしながら、キイタくんは部屋に主人公を連れて行った。
てか‥部屋、何畳!?
しばらく二人で談笑していたが、一向に孝介君たちが来ない。
電話してみたら、孝介くんは道端で産気づいた妊婦さんを病院まで連れて行くから無理で、大和君は

「突然目の前に現れた白髪の老人が、世界を救う旅に出ろって言いだしたからちょっと言ってくる」って‥‥大和くん、それはゲームのし過ぎだー!!!!!!!Σ(・ω・ノ)ノ!
せめて現実味のある説明をしてくれ!
もうどうしようもないので二人で勉強を始める事になった。
キイタくんはどうやら数学が苦手のようで、手が止まってる。
何がご褒美があれば頑張れるんだけどなーと言われ、何か一つだけ言うこと聞いてあげるというと、真っ赤になってやる気倍増。

「マジで!?‥ほい、一問目!はい、次!」

単純w

「で、できるじゃん!ウソだったの!?」

「別に苦手だとは言ってねえじゃん?やる気が出ないっていうだけでさ」

まんまと罠にはめられましたねw
じゃあキスしてもらおうかなーと近寄ってくるが、やっぱり言わなかったのはフェアじゃないしってお菓子をあげることに。


夜になって、キイタくんが家まで送ってくれるんだけど、途中欲しいCDがあるからってその場で待つことになった。
キイタくんが行った後、すぐにナンパされちゃって‥路地に連れて行かれそうになった時、キイタくんが戻ってきてくれたんだけど‥相手が脅しでナイフを振るった際に手の甲に当たっちゃって;;
ナンパ達は警察が来たと逃げていく。
てかギター弾けなくなるんじゃないの!?

「君!今すぐ病院へ連れて行くから車に乗りなさい!」

主人公も車に乗ろうとするが、高校生なんだからもう家に帰りなさいって別の警察官に言われ、渋々パトカーを見送った。


翌日はテストの日。
孝介くんに聞いたところ、今日は遅刻してくるって。
全教科のテストが終わってそおっとキイタくんのクラスを覗くと、キイタくんが元気そうに笑っていた。
テストどうだった?と主人公に気がついて近づいてくる。
手には包帯が巻かれてて、昨日のことを謝ると男の勲章だって!と笑ってくれる。

「でもその手じゃしばらくギターは弾けそうにないね」

孝介くんと大和くん登場。

「テストどうだった?」

「怪我のおかげで一人のんびり保健室で受けてきた。赤点ってことはないと思うよ。大和は?」

キイタくんが聞くと、大和くんは心なしかげっそりとした顔で頷く。

「今の俺に‥‥解けない問題は、ない」

「俺が昨日みっちりしごいたから大和は大丈夫だと思うよ」

大和くん‥よく頑張ったw
これでテストは大丈夫みたいだなって安心してる時に、直江先輩じゃなくて葉月先輩が「そうは簡単にいかないみたいだねえ‥」って笑みを浮かべながら、校長先生が呼んでるよって。
不安がるみんなを余所に、キイタくんは校長室へ向かって行った。

選択肢

それじゃない方が‥
大成功です














ゆっくりと東へ向かい、加賀の城下町、金沢に到着。
元々沢で山芋を洗っていたら砂金が出たという伝説からきているらしい。
その話に主人公は興味を示すが、慶次さんがずっと難しい顔をしているまま。
そんなに謙信さんの家来になりたいのか‥
というか、利家さんは加賀で何をさせるつもりなんだろう‥
利家さんのテンションがなんだか高い気がするのはきっと私だけじゃないはずだ、うん。←

「慶次さん、穏やかでいい町ですね」

「‥本当にそう思うか?」

「え?」

「町の人達の表情をよく見てみろよ。みんな疲れきった顔してねーか。長い戦乱が続いたんで、民衆の心は荒んでるんだ。伯父貴がどんな善政をしたとしても、この表情を買えるのは並大抵のことじゃねーだろうな‥」

慶次さん‥なんだかまともなこと言ってますけど‥どうかしたんですか?←
金沢城に着いた途端、利家さんに部屋に呼ばれた。
領民たちは、前の領主がひどいやつだったせいもあっておどおどしてるんだって。
だから慶次さんなりのやり方で領民を元気にしてほしいって。
こういうのは慶次さんが適任だからと。
‥まあ‥‥確かにw
というか本気で利家さんが熱血キャラになっとるんですが、これはどう対応したら‥w
主人公は女中さん達に城での仕事を一通り教えてもらう。
城内を案内されていたら、城が大きいこともあってすっかり夜更け。
寝る準備をしていると、慶次さんがやってきて、いい考えが浮かばないから相談に乗れって。
最終的に食べ物で釣ろうとしてるから、それはやめて心があったかくなるようなことがいいんじゃないかというと、慶次さんも納得してくれた。

「なあ○○、最近の俺って変かな?‥柄にもなく真面目にやってみようと思ってる俺って変か?」

変です。(・∀・)←
でも人として出来てる人だとも思います。
主人公は今の慶次さんも素敵だというと、慶次さんが少し近づいてきて頭を撫でてきた。

「お前がそう言ってくれてよかったよ‥‥おやすみ、○○」

・・・・・急に大人~な雰囲気になりやがってw
数日前のおちゃらけた雰囲気はどこに行ったんだww


翌日、まだ寝ぼけてる主人公に祭りをやるぞー!って慶次さんにたたき起こされた。
世話役に相談してみると歯切れが悪い。
町に繰り出して直談判してみるも、男の子が来てどうせ前の殿様と同じで、うちら加賀の民にひどいことするんだろ!?って‥‥どんなひどいことをされてきたんだ‥;;
信用しない男の子にしびれを切らした慶次さんが

「俺たちはこの町では戦はしねーよ。証拠が必要だろうから、こいつをあんたに預ける!」って刀を世話役の人に。

刀は武士にとって命よりも大切なんじゃ‥というその人に、てめえの命より大切なもんなんてあるわけねえだろ!って笑う。
すると、つられてその場にいた人たちも笑った。
その日、主人公の部屋に利家さんが。
慶次さんが最近戻ってきてないことに心当たりがないかな?って聞いてきて、昔からやってきていた百日祭をしようって呼びかけてることを話すと慶次の様子を見てきてくれって頼まれた。
さっそく行くと、慶次さんは灯篭を作っていた。
あの川に流すやつか。
重箱に詰めてきたお弁当を渡すとぺろりと食べてしまう。
あと、慶次さんは金沢に溶け込むつもりで祭りのときに前田家家臣全員で町中を歩きたいから、それを利家さんに伝えておいてくれ、と。
慶次さんの口元にご飯粒がついてて、取ってあげると「それ、食べされてくれないか‥」って‥‥あれ‥そこはぱくっと主人公が食べるとこ(ry
ぱくっと主人公の指先ごと食べて、うまい!ありがとな!と仕事に戻って行った。
主人公はなんだか最近おかしいって自分の胸の高鳴りに戸惑ってしまうのだった。

祭り当日。
城下町を利家さん達が鎧を着て行進‥‥慶次さん、それじゃ盛り上がりに欠けるからって踊れって‥‥よ、鎧で?重くないか?
もうやけっぱちになった利家さんが踊ると、徐々に踊りの列に加わる子供たちも出てきてくれていつの間にか盆踊りの行列が。
も、もう‥どこからツッコんでいいのやら‥ww
祭りの最後は灯篭流し。
主人公もひとつ貰い、川に流す。

(前田家と加賀の人々がこれからもうまくいきますように‥)

と願掛けしてると、慶次さんが背後に。
祭りはどうだった?と聞かれ、大成功です!というと嬉しそうに顔をくしゃくしゃにw

「はい!すごいですよ、さすが慶次さんです!ただ‥」

「ただ?」

「利家様がちょっとかわいそうでした‥」

領主の威厳がなくなっちゃった感じだしね‥でも親しみやすさは出たと思うよw

「いや、あれぐらいやんねーと、伝説の武将にはなれねーよ。終わり良ければすべてよしだ!」

何の伝説w

「この町がもっともっと元気になりますように!」

慶次さんはそう言って灯篭を川に流した。

「‥俺さ、多少は成長したかな‥」

うん、いろんな方面で!

「‥こんな俺って嫌か?」

「え、いいえ‥」

「本当か?」

「はい‥‥」

次の瞬間、身体が暖かいものに包まれた。
大きな手が私の腰に添えられている。
すっスチールー!!!!!!!!

「俺を変えたのはお前だ、○○。覚えてるか?前にてめえの命より大切なものなんて、あるわけねーって俺が言ったこと」

「はい」

「あれは間違いだ。てめえの命より大切なもの‥‥そいつは、お前だ」

「慶次さん‥」

「○○‥」

胸の高鳴りを隠すように、主人公は瞼を閉じた。
この幸せが永遠に続ければいいと思った‥‥のに、夏の終わりと共に、この平和な日々は脆く崩れ去って行った。
・・・・・・え、本能寺の変?
もういい加減、信長さん殺さないでくれ‥

選択肢

キャップをかぶる
カッコいいよ














次の日、キイタくんと大和くんの仲は相変わらずで、しかも主人公も妙に昨日のことでキイタくんのことを意識してしまって、いつものようにキイタくんの顔を見る事ができない。
思わずため息とついてると、聞き覚えのある声が主人公を呼んだ。

「美影!?どうしてここに?」

「○○がどうしてるかなって思ってたら、川野さんもこっちに来るって言うから一緒に来ちゃった」

川野さん‥?
美影の後ろからナツメ先輩が現れる。
ナツメさんのことか!

「やあ‥」

「なんでナツメ先輩が?」

「恵人に無理やり現場を見て来いって言われて‥それで、順調なの?」

というかその恵人先輩は来ないのかw

「バイトの方は問題ないんですけど、でも‥」

キイタくんをちらりと見る。

「なに?どうしちゃったの?ちょっとキイタ、○○を悲しませないでよね!」

厨房から出てきたキイタくんに美影ちゃんがつっかかった。

「うわ!美影っちにナツメさん、なんでここに居るの!」

ナツメ先輩はキイタくんの質問には答えず、主人公に視線を移す。
主人公が今までのことを話すと、美影ちゃんがそりゃキイタが諸悪の根源だねって。

「そんなこと言うなよー!」

「‥‥そんなに心配しなくても大丈夫じゃない?本当に嫌なら海の家でのバイトもやめる。そうしてないんだったらバンドメンバーを信じてみたら?」

(そう言われると、そうかもしれない‥)

ついでにバイトしていけー!ってことになって、ナツメさんはどこかに行っちゃったけど、美影ちゃんが手伝ってくれることになった。
ナツメ先輩と美影って仲良かったっけ?と聞いたら、円城寺家で居候してる事実が発覚。
早く仲直りできるといいねと美影ちゃんに励まされてると、ステージスタッフが来て、もう一度ステージで演奏してみない?って。
音が急に出なくなったのは、機械の故障だったらしく、そのお詫びもかねて!って。
そこに店主がやってきて、それっていつなの?と。

「15時からなんで、海の家もピーク過ぎてるっしょ?」

キイタくんを見ると、複雑そうな顔をしていた。
どうかな‥と聞いたら

「俺はやりたい。孝介もやりたいと思う。でも‥」

「‥‥大和くんだって、やりたいと思う」

「俺にはわかんねーよ‥」

「じゃ、私が聞いてくる」と足早に大和くんを探しに行った。
裏方の仕事をしていて、ステージで演奏できることを話すけど、こっち向いてくれない‥
もし気が変わったら声をかけてねとその場を去ろうとすると、何時‥って。
出てくれるのかwよかったよかったww
キイタくんに報告すると、笑顔になったが、やべえ!って急に厨房の中に押し込まれた。
何事。

「‥あれ、教頭じゃね?」

キイタくんの指さす方向を見ると、教頭先生とその家族らしき人たちがいた。
かき氷を作ってた孝介くんも、その発言にこっそりと顔を出し教頭先生を確認する。

「あ、本当だ。見つかったらマジでヤバイじゃん」

その割には、立ち絵が笑顔でっせw
どうかこっち来ませんよーに!と祈る想いで見つめてると、幸いにも浜辺の方に歩いて行った。
でもステージに上がる時刻が近づくにつれ、みんなも緊張してきたという時に教頭先生の一家が海の家に。
こんなときに限って、私たち以外のバイトはいないし‥誰かが忘れていったキャップを深くかぶり、髪の毛も中に入れた。
じーっとキイタくんの視線がいたい。

「何?」

「いや、結構似合ってるなあって思ってさ」

それはどういう意味で1?
周りを見回すと、美影も孝介も感心したように頷いている。
キャップが似合うって‥主人公、案外ボーイッシュなの?
いざ注文を取りに行く時も、いつもより低い声を出して注文を取った。
教頭先生はメニューに夢中でこっちを見なかったので、バレる心配もなく厨房に戻った。
戻るなりよくやった!と美影ちゃんが抱きついてくる。
わーいw私もー!!(鉄拳)(゜O゜(☆○=(`◇´*
注文の品を運んで戻る際、教頭先生に呼び止められた!
もうばれちゃう‥と思った時、ナツメ先輩が教頭先生に声をかけ、その間に難を逃れることが出来た。

「よ、よかった~」

「俺もめっちゃビビった!ナツメさんに感謝だな」

今のドタバタで、キイタくんとは前みたいに自然に話せるようになった気がする。
ピンチを乗り越えたこともあって、みんなの表情も明るい。
でも本番直前になって、声をかけるがみんな暗くなっちゃってるよ~;;
キイタくんがこの前のことを謝り、もう迷わないこと、お前たちと一緒に絶対学園祭でのライブを成功させること、その覚悟をこの演奏にぶつけるって言うと、孝介くんが嬉しそうな顔をした。
今度こそうまくいきますように‥と願う主人公。
大和くんがカウントして演奏が始まる。
聞きなれたイントロ。
そしていつも大体ミスするフレーズに入ったが、今日はミスしなくて、その後も完璧な演奏が続いた。
キイタくんのボーカルも、いつもよりのびのびと響いてる気がする。
演奏し終わった後、拍手の嵐とまでいかなかったけど、しっかりとした拍手が聞こえてきた。

「お疲れ様。おめでとう!」

3人は今までにない嬉しそうな表情をしていた。

「キイタ」

「‥何?」

「‥‥学園祭のライブでは、アンプの確認ちゃんとしとけよ」

大和くんはそう言って微笑んだ。
具体的な仲直りの言葉ではなかったけど、大和くんの気持ちは十分に伝わってくる。

「あったりまえだろ!?俺の企画ステージなんだから、んな凡ミスしないって!」

久しぶりに見る、100%の笑顔に私と孝介君もほっとしたように顔を見合わせた。

夕方、美影ちゃんが仲直りできてよかったねって、ナツメ先輩とバスに乗って帰って行った。
美影ちゃん、ほんといい子‥!
美影ちゃん視点で誰かとくっつく番外編出してほしい!!w
その後はまだ付き合ってないのにふっつーにお手手繋いで海の家に戻る。
ダサいよなー俺っていうこというので、かっこいいよ、キイタくんは気づいてないかもしれないけど、私はいっぱい助けてもらってるって言ったら、よく分かんないけどそっかって。

「あ、それとさ。ほっぺにちゅーしたことだけど」

「え、ええ!?」

いきなりその話題に飛ぶのかーっ!!!!!o(≧∀≦)o

「あれについては、嫌だったら忘れてくれちゃっていいから」

何、そのあっさりした発言。

私の初★ほっぺちゅー奪っておいて!

「その代わり、俺は謝んない。したいと思ってしたことだし」

(そ、それってどういう‥)

「ど、どうして?」

「‥‥かわいかったから。俺のこと励ましてくれる時も、押し倒されて困ってる時も。すっげえかわいくて、何かどうしようもなかったから」

理性が切れる一歩手前だったんですね、りょーかいw
正直なキイタくんの言葉に、また返すことばに詰まってしまう。

「‥今の顔も‥‥かわいい」

キイタくんが真っ赤になりながら、そっと顔を近づけて‥‥ていうか!そういうのはちゃんと段取りを踏んでからしなさいっ!

「おーい!」

ほら、天罰で孝介くんと大和くんが出てきた。←
あまりに遅いから片づけ終わっちゃったって。
キイタくんは気にすんなっていうけど・・・・・いや、それは孝介くん側が言う言葉なんじゃ‥?」

「その代わり、キイタは校庭10周‥」

「な~に~!?」

「お前ら、仲直りすんのはいいけど暴れるなよ!」

じゃれ合う二人を見て、孝介くんがあきれたように言った。
そう言いながらも、4人とも笑っていた。

「○○ちゃん、二人は放っておいて先に帰ろう」

「そうだね~帰っちゃお」

「ちょ、ちょっと!○○の隣は俺なの~!」

慌ててキイタくんが間に入る。

「大和も○○の横取ってんなよ!」

「いいじゃん」

合宿が終わると二学期
また生徒会との抗争が始まるのかと思ったら気が重くなるけど、今まで乗り越えたんだからきっと大丈夫だと思って、じゃれ合いながら私たちは歩いて行った。
選択肢

大丈夫だよ
分かってくれてる














明日からいよいよ合宿が始まる。
今日は辻先輩の家に置いてあるドラムを運び出せるように梱包していた。
なんだかキイタくんは思いのほかテンションが低い。
孝介くんに突っ込まれると、慌てて楽しみだよな!って笑う。

「うん、楽しみだよ。でもよくそんなところ見つけたな」

「まーな。俺にかかればちょろいちょろい‥って言っても、バイト先の人に紹介してもらっただけなんだけどさ~」

ネタばらしをすると、なんだそういうことって大和くんとキイタくんがちょっとふざけた感じに。
そのふざけてる様子を見ながら、主人公が一抹の不安を感じてると、せっかくなんだし楽しもうなってキイタくんが励ましてくれる。


合宿当日。
海の家に行くと、今日はもう片付けだけだから明日からということで周りを探検しに行くことになった。
最初に目を引いたのは大きなステージ。
大和くんはすたすたとステージに行ってしまう。
スタッフが声をかけてくれて、ここで何かやるんですか?と聞くと、平日はアマチュア、土日は芸能人がやってきて海水浴客を盛り上げてくれるんだよって。
俺らもバンド組んでるんですけど、出れますか?と聞くももう予定が詰まってるから無理だって言われちゃった。
大和くんがおかな空いたということなので、フランクフルトを買いに行く。

翌日、バイト初日だし無理はしなくていいとオーナーが言ってくれた。
だけど思った以上に見せは大繁盛で、そういうわけにもいかず私とキイタくんはウエイターで、孝介くんと大和くんは厨房で仕事。
歩きっぱなしで疲れてると、キイタくんが大丈夫?と声をかけてくれる。

「うん、なんとか‥‥キイタくんの方こそ平気?」

「一応‥‥ま、初日だしな!それに終わったら練習だし、もうひとふんばりだ!」

その笑顔に癒されて、ちょっとだけ足が軽くなったような気がした。
バイトが終わってからの練習は慣れていないこともあり、最初の方はほんのちょっぴりしかできなかったけど、毎日続けていくうちに慣れていった。
開店準備をしてたら、オーナーに呼び出され、今日野外ステージで演奏してほしいって。

「あの、それはどうして‥」

「今日ステージに出る予定だった子たちが急に来れなくなったらしくて、スタッフさんが君たちはどうかって」

「マジっすか!?やります!」

「でも、お店の方は‥?」

今日のバイトは主人公たちを含めて6人。
迷惑がかかるんじゃ‥と思うも、出る順番で混む時間帯じゃないから大丈夫みたい。
頑張って演奏して、うちにお客さんを呼んでくれよとオーナーは奥に引っ込んだ。
突然のことなので、急に緊張してきた‥キイタくんは平気みたいだけど。

「‥‥‥‥‥」

「おーい、大和?」

顔の前で手を振って見せるが、びくともしない。
思いっきり肩を揺らすと、ぷはっと息を吐いた。

「息、し忘れてた‥」

えーー!!!?Σ( ̄□ ̄;)

「なーんだ、大和も緊張するんだね」

「うん、するんだね」

笑顔、ちょーかわいい!!!

自分たちの出番になった時、初日にあったスタッフさんが来て、急に頼んでごめんなって。
準備があるから言っちゃったんだけど、キイタくんが本番目の前にして緊張し始めた‥
私も本番に弱いタイプw
いつも通りやれば大丈夫だよと言うも、なんだか笑みが弱い。
本当に大丈夫かな‥と思ってたら、演奏中に突然ギターが聞こえなくなった。
みんなパニくっちゃって、演奏も歌もバラバラ。
終わった後お疲れ様と声をかけるも、もうだめかもしんない‥ってキイタくんが。
黙っていた大和君が口を開く。

「キイタがそう言うなら無理なんじゃない?最近、練習中もたまに集中してないし‥‥このくらいの失敗でだめになるくらいなら、その程度じゃないの」

「おい、大和」

「そんなにマジで怒んなよ、キイタだって本気で言ってるわけじゃ‥」

孝介くんが大和くんの肩を掴む。
大和くんはイライラしてる様子で離せと手を振りほどいて海の家に帰って行った。
バイト中は相変わらず忙しく、余計なことを考える暇もなかったけど、いざ練習をするってときになって、キイタくんが無言のまま外へ出て行った。
追いかけると、海が見えるコンクリートの上にちょこんと座っていて、主人公もその横に座る。

「なあ、○○。ちょっと肩‥借りていい?」

返事も聞かず、肩にキイタくんの頭が寄りかかってくる。
最近変だったことの説明を促したら、前直江先輩にこれ以上バンドをやったら大和達に何かするって脅されたことがずっと引っ掛かってたみたい。

「俺さ、中学の時にも同じことあったんだよな。結局、その時は友達のこと助けてやれなかった‥そいつさ、俺のこと本当に信頼してくれてたんだ。でも、クラスが替わってから、いじめられてたみたいである日急に転校しちゃった‥‥」

水平線を見ながらぽつりぽつりと話す。

「そいつがいじめられてた原因はさ、そのいじめてたやつが俺の悪口言ってた時にかばったからだって‥後から聞いて」

だから孝介くんや大和くんや主人公は傷つけられたらどうしようってずっと情緒不安定だったらしい。
俺、どうしたらよかったんだろうとキイタくんに抱きしめられて、大和くんたちは分かってくれてるよということ、何が起こってもGフェスや弘海ちゃんがいるから大丈夫だということ、それに主人公は孝介くんも大和くんもキイタくんも大好きだっていうことを伝えた。

「だから、私はそれから何があっても頑張れると思ってるし、大和くんたちも、その覚悟があるから、一緒に頑張れるんじゃないかな‥」

その言葉を聞いて、キイタくんはふっと力を抜いたような笑顔を見せた。

「やっぱ、○○には敵わないなあ」

それから思う存分海に向かって叫んで、手を繋いで大和くん達とキイタくんが仲直りできますようにと願いながら海の家に戻った。
夜、天候は下り坂で雷の音が聞こえる。
主人公の部屋は数人で泊まれる部屋だけど、女の子なので一人。
こういう時心細いなあと思ってたら、キイタくんが恩人の主人公へ贈り物って貝殻を加工したブレスレットを渡される。
これを身につけていれば雷が落ちたって大丈夫‥というときに雷ドーン!
停電して、パニくってキイタくんに押し倒される形に。
キイタくんは理性が取れかけてるのか、なかなか起きてくれない。
しかもほっぺにちゅーって‥‥あれ?スチル、あきらか主人公がちゅーしてる感じなんですが?

「ごめん‥‥なんか抑えられなかった」

何か言わなくちゃと思うも、キイタくんが俺今日変だわってふらりと起き上がり、頭冷やしてくるって部屋を出て行った。