選択肢
大丈夫だよ
分かってくれてる
明日からいよいよ合宿が始まる。
今日は辻先輩の家に置いてあるドラムを運び出せるように梱包していた。
なんだかキイタくんは思いのほかテンションが低い。
孝介くんに突っ込まれると、慌てて楽しみだよな!って笑う。
「うん、楽しみだよ。でもよくそんなところ見つけたな」
「まーな。俺にかかればちょろいちょろい‥って言っても、バイト先の人に紹介してもらっただけなんだけどさ~」
ネタばらしをすると、なんだそういうことって大和くんとキイタくんがちょっとふざけた感じに。
そのふざけてる様子を見ながら、主人公が一抹の不安を感じてると、せっかくなんだし楽しもうなってキイタくんが励ましてくれる。
合宿当日。
海の家に行くと、今日はもう片付けだけだから明日からということで周りを探検しに行くことになった。
最初に目を引いたのは大きなステージ。
大和くんはすたすたとステージに行ってしまう。
スタッフが声をかけてくれて、ここで何かやるんですか?と聞くと、平日はアマチュア、土日は芸能人がやってきて海水浴客を盛り上げてくれるんだよって。
俺らもバンド組んでるんですけど、出れますか?と聞くももう予定が詰まってるから無理だって言われちゃった。
大和くんがおかな空いたということなので、フランクフルトを買いに行く。
翌日、バイト初日だし無理はしなくていいとオーナーが言ってくれた。
だけど思った以上に見せは大繁盛で、そういうわけにもいかず私とキイタくんはウエイターで、孝介くんと大和くんは厨房で仕事。
歩きっぱなしで疲れてると、キイタくんが大丈夫?と声をかけてくれる。
「うん、なんとか‥‥キイタくんの方こそ平気?」
「一応‥‥ま、初日だしな!それに終わったら練習だし、もうひとふんばりだ!」
その笑顔に癒されて、ちょっとだけ足が軽くなったような気がした。
バイトが終わってからの練習は慣れていないこともあり、最初の方はほんのちょっぴりしかできなかったけど、毎日続けていくうちに慣れていった。
開店準備をしてたら、オーナーに呼び出され、今日野外ステージで演奏してほしいって。
「あの、それはどうして‥」
「今日ステージに出る予定だった子たちが急に来れなくなったらしくて、スタッフさんが君たちはどうかって」
「マジっすか!?やります!」
「でも、お店の方は‥?」
今日のバイトは主人公たちを含めて6人。
迷惑がかかるんじゃ‥と思うも、出る順番で混む時間帯じゃないから大丈夫みたい。
頑張って演奏して、うちにお客さんを呼んでくれよとオーナーは奥に引っ込んだ。
突然のことなので、急に緊張してきた‥キイタくんは平気みたいだけど。
「‥‥‥‥‥」
「おーい、大和?」
顔の前で手を振って見せるが、びくともしない。
思いっきり肩を揺らすと、ぷはっと息を吐いた。
「息、し忘れてた‥」
えーー!!!?Σ( ̄□ ̄;)
「なーんだ、大和も緊張するんだね」
「うん、するんだね」
笑顔、ちょーかわいい!!!
自分たちの出番になった時、初日にあったスタッフさんが来て、急に頼んでごめんなって。
準備があるから言っちゃったんだけど、キイタくんが本番目の前にして緊張し始めた‥
私も本番に弱いタイプw
いつも通りやれば大丈夫だよと言うも、なんだか笑みが弱い。
本当に大丈夫かな‥と思ってたら、演奏中に突然ギターが聞こえなくなった。
みんなパニくっちゃって、演奏も歌もバラバラ。
終わった後お疲れ様と声をかけるも、もうだめかもしんない‥ってキイタくんが。
黙っていた大和君が口を開く。
「キイタがそう言うなら無理なんじゃない?最近、練習中もたまに集中してないし‥‥このくらいの失敗でだめになるくらいなら、その程度じゃないの」
「おい、大和」
「そんなにマジで怒んなよ、キイタだって本気で言ってるわけじゃ‥」
孝介くんが大和くんの肩を掴む。
大和くんはイライラしてる様子で離せと手を振りほどいて海の家に帰って行った。
バイト中は相変わらず忙しく、余計なことを考える暇もなかったけど、いざ練習をするってときになって、キイタくんが無言のまま外へ出て行った。
追いかけると、海が見えるコンクリートの上にちょこんと座っていて、主人公もその横に座る。
「なあ、○○。ちょっと肩‥借りていい?」
返事も聞かず、肩にキイタくんの頭が寄りかかってくる。
最近変だったことの説明を促したら、前直江先輩にこれ以上バンドをやったら大和達に何かするって脅されたことがずっと引っ掛かってたみたい。
「俺さ、中学の時にも同じことあったんだよな。結局、その時は友達のこと助けてやれなかった‥そいつさ、俺のこと本当に信頼してくれてたんだ。でも、クラスが替わってから、いじめられてたみたいである日急に転校しちゃった‥‥」
水平線を見ながらぽつりぽつりと話す。
「そいつがいじめられてた原因はさ、そのいじめてたやつが俺の悪口言ってた時にかばったからだって‥後から聞いて」
だから孝介くんや大和くんや主人公は傷つけられたらどうしようってずっと情緒不安定だったらしい。
俺、どうしたらよかったんだろうとキイタくんに抱きしめられて、大和くんたちは分かってくれてるよということ、何が起こってもGフェスや弘海ちゃんがいるから大丈夫だということ、それに主人公は孝介くんも大和くんもキイタくんも大好きだっていうことを伝えた。
「だから、私はそれから何があっても頑張れると思ってるし、大和くんたちも、その覚悟があるから、一緒に頑張れるんじゃないかな‥」
その言葉を聞いて、キイタくんはふっと力を抜いたような笑顔を見せた。
「やっぱ、○○には敵わないなあ」
それから思う存分海に向かって叫んで、手を繋いで大和くん達とキイタくんが仲直りできますようにと願いながら海の家に戻った。
夜、天候は下り坂で雷の音が聞こえる。
主人公の部屋は数人で泊まれる部屋だけど、女の子なので一人。
こういう時心細いなあと思ってたら、キイタくんが恩人の主人公へ贈り物って貝殻を加工したブレスレットを渡される。
これを身につけていれば雷が落ちたって大丈夫‥というときに雷ドーン!
停電して、パニくってキイタくんに押し倒される形に。
キイタくんは理性が取れかけてるのか、なかなか起きてくれない。
しかもほっぺにちゅーって‥‥あれ?スチル、あきらか主人公がちゅーしてる感じなんですが?
「ごめん‥‥なんか抑えられなかった」
何か言わなくちゃと思うも、キイタくんが俺今日変だわってふらりと起き上がり、頭冷やしてくるって部屋を出て行った。
大丈夫だよ
分かってくれてる
明日からいよいよ合宿が始まる。
今日は辻先輩の家に置いてあるドラムを運び出せるように梱包していた。
なんだかキイタくんは思いのほかテンションが低い。
孝介くんに突っ込まれると、慌てて楽しみだよな!って笑う。
「うん、楽しみだよ。でもよくそんなところ見つけたな」
「まーな。俺にかかればちょろいちょろい‥って言っても、バイト先の人に紹介してもらっただけなんだけどさ~」
ネタばらしをすると、なんだそういうことって大和くんとキイタくんがちょっとふざけた感じに。
そのふざけてる様子を見ながら、主人公が一抹の不安を感じてると、せっかくなんだし楽しもうなってキイタくんが励ましてくれる。
合宿当日。
海の家に行くと、今日はもう片付けだけだから明日からということで周りを探検しに行くことになった。
最初に目を引いたのは大きなステージ。
大和くんはすたすたとステージに行ってしまう。
スタッフが声をかけてくれて、ここで何かやるんですか?と聞くと、平日はアマチュア、土日は芸能人がやってきて海水浴客を盛り上げてくれるんだよって。
俺らもバンド組んでるんですけど、出れますか?と聞くももう予定が詰まってるから無理だって言われちゃった。
大和くんがおかな空いたということなので、フランクフルトを買いに行く。
翌日、バイト初日だし無理はしなくていいとオーナーが言ってくれた。
だけど思った以上に見せは大繁盛で、そういうわけにもいかず私とキイタくんはウエイターで、孝介くんと大和くんは厨房で仕事。
歩きっぱなしで疲れてると、キイタくんが大丈夫?と声をかけてくれる。
「うん、なんとか‥‥キイタくんの方こそ平気?」
「一応‥‥ま、初日だしな!それに終わったら練習だし、もうひとふんばりだ!」
その笑顔に癒されて、ちょっとだけ足が軽くなったような気がした。
バイトが終わってからの練習は慣れていないこともあり、最初の方はほんのちょっぴりしかできなかったけど、毎日続けていくうちに慣れていった。
開店準備をしてたら、オーナーに呼び出され、今日野外ステージで演奏してほしいって。
「あの、それはどうして‥」
「今日ステージに出る予定だった子たちが急に来れなくなったらしくて、スタッフさんが君たちはどうかって」
「マジっすか!?やります!」
「でも、お店の方は‥?」
今日のバイトは主人公たちを含めて6人。
迷惑がかかるんじゃ‥と思うも、出る順番で混む時間帯じゃないから大丈夫みたい。
頑張って演奏して、うちにお客さんを呼んでくれよとオーナーは奥に引っ込んだ。
突然のことなので、急に緊張してきた‥キイタくんは平気みたいだけど。
「‥‥‥‥‥」
「おーい、大和?」
顔の前で手を振って見せるが、びくともしない。
思いっきり肩を揺らすと、ぷはっと息を吐いた。
「息、し忘れてた‥」
えーー!!!?Σ( ̄□ ̄;)
「なーんだ、大和も緊張するんだね」
「うん、するんだね」
笑顔、ちょーかわいい!!!
自分たちの出番になった時、初日にあったスタッフさんが来て、急に頼んでごめんなって。
準備があるから言っちゃったんだけど、キイタくんが本番目の前にして緊張し始めた‥
私も本番に弱いタイプw
いつも通りやれば大丈夫だよと言うも、なんだか笑みが弱い。
本当に大丈夫かな‥と思ってたら、演奏中に突然ギターが聞こえなくなった。
みんなパニくっちゃって、演奏も歌もバラバラ。
終わった後お疲れ様と声をかけるも、もうだめかもしんない‥ってキイタくんが。
黙っていた大和君が口を開く。
「キイタがそう言うなら無理なんじゃない?最近、練習中もたまに集中してないし‥‥このくらいの失敗でだめになるくらいなら、その程度じゃないの」
「おい、大和」
「そんなにマジで怒んなよ、キイタだって本気で言ってるわけじゃ‥」
孝介くんが大和くんの肩を掴む。
大和くんはイライラしてる様子で離せと手を振りほどいて海の家に帰って行った。
バイト中は相変わらず忙しく、余計なことを考える暇もなかったけど、いざ練習をするってときになって、キイタくんが無言のまま外へ出て行った。
追いかけると、海が見えるコンクリートの上にちょこんと座っていて、主人公もその横に座る。
「なあ、○○。ちょっと肩‥借りていい?」
返事も聞かず、肩にキイタくんの頭が寄りかかってくる。
最近変だったことの説明を促したら、前直江先輩にこれ以上バンドをやったら大和達に何かするって脅されたことがずっと引っ掛かってたみたい。
「俺さ、中学の時にも同じことあったんだよな。結局、その時は友達のこと助けてやれなかった‥そいつさ、俺のこと本当に信頼してくれてたんだ。でも、クラスが替わってから、いじめられてたみたいである日急に転校しちゃった‥‥」
水平線を見ながらぽつりぽつりと話す。
「そいつがいじめられてた原因はさ、そのいじめてたやつが俺の悪口言ってた時にかばったからだって‥後から聞いて」
だから孝介くんや大和くんや主人公は傷つけられたらどうしようってずっと情緒不安定だったらしい。
俺、どうしたらよかったんだろうとキイタくんに抱きしめられて、大和くんたちは分かってくれてるよということ、何が起こってもGフェスや弘海ちゃんがいるから大丈夫だということ、それに主人公は孝介くんも大和くんもキイタくんも大好きだっていうことを伝えた。
「だから、私はそれから何があっても頑張れると思ってるし、大和くんたちも、その覚悟があるから、一緒に頑張れるんじゃないかな‥」
その言葉を聞いて、キイタくんはふっと力を抜いたような笑顔を見せた。
「やっぱ、○○には敵わないなあ」
それから思う存分海に向かって叫んで、手を繋いで大和くん達とキイタくんが仲直りできますようにと願いながら海の家に戻った。
夜、天候は下り坂で雷の音が聞こえる。
主人公の部屋は数人で泊まれる部屋だけど、女の子なので一人。
こういう時心細いなあと思ってたら、キイタくんが恩人の主人公へ贈り物って貝殻を加工したブレスレットを渡される。
これを身につけていれば雷が落ちたって大丈夫‥というときに雷ドーン!
停電して、パニくってキイタくんに押し倒される形に。
キイタくんは理性が取れかけてるのか、なかなか起きてくれない。
しかもほっぺにちゅーって‥‥あれ?スチル、あきらか主人公がちゅーしてる感じなんですが?
「ごめん‥‥なんか抑えられなかった」
何か言わなくちゃと思うも、キイタくんが俺今日変だわってふらりと起き上がり、頭冷やしてくるって部屋を出て行った。