選択肢

ことのは≪勝利≫
笑顔の練習です
今はこのままがいいのです











「○○、西軍が勝利したぞ」

三成さんが出陣してしばらく、小次郎さんがそのことを教えてくれた。
三成さんは無事のようで随分と活躍したらしい。

「‥‥嬉しいのは分かるが、だらしない顔をするのはやめたらどうだ?」

「だ、だらしない顔なんてしてません!これは笑顔の練習です。三成様が帰ってくると言うのに、笑えなかったら嫌ですから‥」

「本当に三成さんのことを慕ってるんだな」

「はい‥」

で、なんでさっきから照れてんの、小次郎?w
そして西軍が勝利したとの情報を耳にしてから数日。
軍を率いて信長様、秀秋様と並んでやってくる三成様の姿が見えた。

「三成様!」

(三成様、無事に帰って来たのね‥)

感極まってしまい、涙があふれてくる。
涙で視界がぼやけてるとやがて誰かが主人公の前で立ち止まった。

「‥久しぶりだな、○○」

「おかえり、なさい‥‥三成様‥無事に戻って‥頂けて‥‥嬉しい、です‥」

「せっかく帰って来たというのに、何を泣いている」

ぎゅっと三成さんが力いっぱい私を抱きしめてくれた。

(三成様の香りがする‥間違いなく、三成様なのね‥‥)

「ただいま、○○」

「三成様‥‥おかえりなさい」

「ねえ、三成殿。僕らが居るっていうのに何かのあてつけなの?」

「別にいいだろう。俺は出陣した日から○○に会いたかったのだからな」

「威張って言うな。むしろ、武将としては恥ずべきだ」

「の、信長殿、その言葉はかなり辛いです」

待ってろよ、信長様ー!!!!!←

「当然だ。お前を痛めつけるために言ったのだからな」

そう言って信長さんは城の中へと消えて行った。

「信長殿も人が悪いな‥‥。おい、○○」

「なんでしょうか?」

「いつまでも泣いてないで、笑った顔を見せてくれないか」

主人公は再会出来た喜びと嬉しさを表すように心の底から笑顔浮かべた。

「ああ、最高の笑顔だ」

そう言った三成さんの笑顔も、今までに見せたこと無いような晴れやかなものだった。
城に入り、とりあえずみんな疲れきってるのですぐに休息に入る。
三成さんに呼び出されて、部屋に入ると隣に座るように促された。

「ようやく、二人きりになれたな‥」

「そうですね、とてもくすぐったい気分です」

「あのな、○○‥‥船上に居る時に何度も思った。お前と出会えたことで誰かを信じると言う気持ちを持てたのだ。秀秋殿も信長殿も、一人一人の兵も‥‥それから○○も‥‥それが、天下を分ける戦いで勝利につながったのだ」

三成さんは繋ぐ手に力を込める。

「そ、その‥ありがとうな」

かわいいw
優しい沈黙が下り、三成さんが戦の最中にあったことを話してくれる。
鼠に餌をやろうとして逆に指をかじられる秀秋さんww

「○○は何か話はないのか?」

「今はこうして三成様の温もりを感じるだけでいいのです」

「ばっ‥‥いきなり、変なことを言うな!」

照れまくりやなw
そっぽ向く三成さんの立ち絵が見たいんww
その日の夜、縁側で空を見上げてると三成さんがやってきた。
隣に来て、それこそごく自然に体を寄せる。
主人公は身を委ね、こつんと三成さんの肩に頭を乗せた。

「戦に行く前にした約束を覚えているか?」

「戦が終わったら二人で添い遂げようという約束ですか?」

「ああ、そうだ。それで、だな‥部屋に呼んだ時に言おうと思っていたのだが、明日、祝言を挙げるぞ」

「えっ!?」

実は出陣する前に城の者達に言って準備はさせたあるらしいw
準備万端すぎるw
信長さんたちにも話はしていて、あとは主人公の気持ちだけだって。

「もし、気持ちを整理する時間が欲しいと言うのであれば、延期させる。お前がその気になるまでいつまでも待ち続けるからな」

(きっと、三成様も祝言を待ち続けていたのね‥。父上に報告が少々遅くなってしまうけれど、それでも、私はずっと三成様の傍に居たい‥)

「○○、お前を愛している。俺と添い遂げてくれるか?」

心臓がうるさいくらいに鳴り響き、すでに決まっているたった二文字の返事さえも口にするのが難しかった。

「‥‥はい」

そう返事をすると三成さんは満月に負けないくらい輝いた笑みを浮かべる。
自然と唇が重なろうとするけど、夜が明ければ主人公は俺のものになるからもう少しだけ我慢するって。
焦らすなよw

「こういうのも、たまにはいいだろう」

「‥‥三成様の意地悪」

三成さんは主人公の頭を何度も頭を撫でてくれた。
選択肢

恋する乙女
離れる












今日はファッションショーの初会議。
家庭科部の人達と弘海ちゃんとで会議を。
最初にファッションショーの代表を決めるんだけど、もともと主人公が持ってきた案だしということで主人公に決定。
それぞれの担当も決まって、ステージの周りの準備は演劇部にも手伝ってもらう案が出た。
それでも人数が足りなさそう。
友達に声をかけてもらい、有志を募るということで初めての会議は幕を閉じた。
一安心かと思いきや、衣装の作るための材料費にお金がかかる上に生徒会からの援助は一切ない。

「そんなに焦らなくてもいいんじゃない?それなら協賛してくれるお店を探したらいいわよ」

「協賛って会社とかがお金出してくれるってことですか?」

分かりやすく黒板で説明してくれる。

「うまくいくかどうかは、○○ちゃんにかかってるわよ」

「そんなにプレッシャーかけないで‥」

「アタシもついて行ってあげるから、ね?」

弘海ちゃんの言葉に後押しされるように、私は弘海ちゃんと一緒に学校を出てまずは美容室に寄る。
人がいないからアピールチャンスだって‥‥そこからは主人公一人で中に入ってアピールするのか‥今の私には心苦しい状態だ‥←
でも案もちゃんとまとまってないようなことに注ぎ込む時間はないって追い出されちゃった‥
帰り道、逆に主人公が店側だったら、お金を出す?と聞かれて、口ごもってしまう。
だから説明したいことをひとつずつ丁寧に積み上げようって。
まずはテーマを決めよう、ということに。
考えてると、ちょうど教会の鐘が鳴って、中から純白のドレスに身を包んだ可愛らしい女の人と優しそうな男の人が出てきた。
二人の顔はこれ以上ないくらい幸せそうな顔でお互いを見つめていた。

「ウエディングドレスか~綺麗ね~」

「羨ましいな~すごく幸せそう‥」

「あら、○○ちゃんも将来お嫁さんになりたいの?」

「先生みたいに素敵な人なら‥」

冗談で言ったつもりだったけど、だんだん顔が熱くなる。

「○○ちゃんったら、お上手ね!でも嬉しいわよ」

そこで主人公ピンと来た。
ファッションショーのテーマは恋する乙女!
クリスマスとかバレンタインとか、一年間の恋愛イベントをイメージした衣装を着るんだって。
終盤になるにつれて恋が育って行って、最後は6月の結婚式みたいな感じの。
学校に戻るまでの間。
弘海ちゃんとデートやバレンタインとかいろいろなイベントを上げながら話し合った。
それは友達と恋バナするようであり、恋人とデートのプランを考えるような、そんな楽しい気分だった。


翌日、Gフェス会議で昨日考えたテーマを話すと内容はいいけど、予算が‥って結局そこなんだよね‥難しいとこは。
なので協賛用の資料を作って、ヒロミちゃんに見てもらう。
分かりやすくていいと褒め言葉をもらって、さっそく昨日行った美容室に行こうとするんだけど‥‥寝不足がたたって意識が朦朧。

「○○ちゃん?しっかり!」

私を後ろから抱きかかえ、揺さぶっているのだろうか、身体が揺れる。

「ちょ‥‥おい!くそっ‥」

!?!?

「○○ちゃん!○○ちゃん!!」

もう一度名前を呼ばれ、ぼーっとした頭がはっきりしてくる。

「もう、無理したんでしょ?だから言ったのに‥階段から落ちるとこだったのよ」

私の足は階段に投げ出されていて、身体は後ろから弘海ちゃんに抱きしめられてる形で座っていた。

「心配させないでちょうだい」
ほっとため息をついて、私を抱きしめる腕が強くなり、私は弘海ちゃんの肩に頭をうずめた。
あの‥‥なんか誰かに見られて、校内新聞とかになりそうな‥ww
無理しちゃだめと言われ、頷くと散らばった資料を拾い集めた。
その日は私の体調を考慮して美容院には行かなかったけど、後日資料を持って説明しに行くと、最初とは打って変わり協力してくれることになった。
それで、ついでに弘海ちゃんにカットモデルやらないかって聞いておいて‥と。
美人さんだもんね‥w
彼氏さんに間違われたww
選択肢

ことのは≪求婚≫
まだ返事をしていません












政宗さんから求婚された翌日、城の中と外では、盛大な祝賀会が行われていた。
朝から大騒ぎになっていて、みんな勝利に酔っている。

(政宗様になんとお返事したらいいのかしら‥)

求婚されたことは嬉しい。でも家のことを考えると‥の堂々巡り。
小次郎に求婚されたこと、小十郎さんに言われたことを話す。

「成程。自分の娘を政宗さんに輿入れさせて、伊達家に取り入りたいというわけだな。」

小次郎は何かに気づいて立ち止まった。

「あそこにも娘を連れてきた武将がいる」

よく見れば、宴席に招待された武将の中に、年頃の娘を連れてきた者が多い。

「この機会に政宗さんに娘を売り込むつもりなのだろう」

もしも求婚を断れば、政宗様はあの中の姫から奥方を迎え入れるかもしれない。

(そんなことになってしまったら、私は後悔しないでいられるかしら?)

いや、絶対に後悔するだろw
だけど主人公は伊達家に輿入れすると、家を継ぐ者が一人もいなくなってしまう。
父上を悲しませるようなことはしたくなかった。
小十郎さんのいうように、政宗さんとの祝言を諦めたほうがいいのだろうか‥そう思ってると、小次郎が天下を治めても余計なしがらみが増えるだけ。
なら俺は剣の道を進む方が性に合ってるって。
主人公も自分の道は自分で選んでいいんだぞって言ってくれるけど、どうしたらいいのか分からないでいた。
広間に入ると、大勢の客が上座に座る政宗さんに次々と祝辞の挨拶を述べていた。
列になってんのかよw
主人公と小次郎もその列に並ぶ。
ちょうど二組ほど前に、さっき見かけた娘連れの武将が政宗さんと話しているところだった。
その武将の娘はおなごの主人公から見ても可愛らしい方だった。
政宗さんが杯を持つと、その姫がそれにお酒を注ぐ。
あまりお酒が得意じゃないのに、大丈夫かしら?と心配していると、ふいに政宗さんと目が合う。
途端に無表情だった政宗さんの顔に笑顔が浮かんだ。

「来たか○○、こちらに参れ」

行くけど、さっきの武将の顔が引きつってるよ~;;
小十郎さんがその場を治めてくれたけど、こういうの根に持つ人多いからな~
席に戻ろうとすると政宗さんに引きとめられた。

「お前は俺の隣に居ろ」

「でもこのような席で私が隣にいても大丈夫なのですか?」

「当然だ。○○はいずれ俺の正室になる女だからな」

「そんな‥‥私はまだ返事をしていません」

「俺を焦らして楽しんでいるのか?」

「そんなつもりでは!」

「ははっわかっておる。早く父に手紙を書いて報せろ。なんなら俺が○○家に出向いて、許しをもらっても構わんぞ」

本当にやりかねないので、返事が来るまで待ってと言った。

「○○を落とすのは、天下を獲るより難しい」

豪快に笑う政宗さんを見て、小十郎さんが渋い顔を‥
宴が進むにつれ、入れ替わり立ち替わり客人が政宗さんに酌をしに来る。
あー‥結構きてるよ、これ;;

「そんなに呑まれて大丈夫ですか?」

「正直、今すぐここから逃げ出したい」

ですよねーw
政宗さんを広間から連れ出すため、主人公が一芝居うってその場から離れることになった。
さすがにこんな席で酒に酔ったなんてみんなに知られるのはイヤだしね‥
政宗さんじゃなくても嫌だよ(笑)
廊下に出ると、小十郎さんが駆けつけてくる。
お酒を呑み過ぎてこのまま部屋に運びたいというけど、広間に居る人達に変に思われないように小次郎と剣で競うことになったっていうことにすることに。
再び歩き出そうとすると小十郎さんが頭を下げるのが見えた。
部屋に入ると、政宗さんが小十郎の奴も珍しいことをするものだって。

「あいつは堅物で、おなごは後継ぎを産むしか能がないと思っている。よほどお前の機転に感心したのだろう」

お酒に酔っているせいか、絡むような目つきをされた。

「まさか小十郎に送られる途中でなにかあったわけではないだろうな?」

「まさか‥‥嫉妬しているのですか?」

政宗さんが一瞬顔を赤くして、照れ隠しのように髪を掻きあげられた。
その様子が可愛らしくて、主人公は思わず笑ってしまう。

「それではなぜ、宴の最中浮かない顔をしていたのだ?あいつに何か言われたからではないか?」

答えずにいると、急に膝の上に政宗さんが頭を乗っけてきた。

「ま、政宗様っ」

「あいつは伊達家を一番考える男だ。何を言われたか知らないが、あまり気にするな」

「でも伊達家と○○家では格が違いすぎます。私が政宗様に嫁いでも良いのでしょうか?」

「家柄など関係ない。俺が欲しいのは○○だけだ」

「政宗様‥」

「俺がこうして無防備な姿を見せられるのは○○の前だけだ」

政宗さんは気持ちよさそうにまぶたを閉じ、主人公の手にそっと自分の手を重ねられた。

「お前のことは俺が守ってやる‥‥だから安心して俺の元へ嫁いで来い」

優しい言葉に思わず涙が出そうになる。
やがて静かな寝息が聞こえてきた。
主人公の膝の上で、安心しきったように眠る政宗さんの姿に愛しさが込み上げてきた。

「このまま時が止まってしまえればいいのに‥」

今しばらく、伊達家のことも自分の家のことも忘れて、普通の恋人同士のように愛する政宗様のお傍について行きたかった。
なんかいうかほんわかするわ~w
選択肢

なし













3日後。
途中で中断になった撮影のために、私は再びスタジオを訪れていた。
結局若林の代わりに新しい人が入ってきて撮影は続行。

(モモちゃんの言うとおりだったな‥でも、新しい人は優しそうな人でよかった)

というか、ちゃんとした人を寄越さないとさすがに‥w
撮影をしていると、モモちゃんが柔らかい表情で主人公の撮影を見守ってくれている。
そのまなざしを受けて、主人公の胸はきゅっと締めつけられた。

(今日‥‥モモちゃんと一緒にいられる最後の日‥か)

え?

「いいね、○○ちゃん!その愁いを含んだその顔!」

監督の声が飛んだ。
偶然が重なりながら撮影は順調に進み、休憩時間となった。

「○○ちゃん、お弁当はお肉とお魚、どっちがいーい?」

「えーっと‥」

え、こういう時のお弁当って二種類あるもんなの!?
片方不人気だったら余るんじゃ‥いや、出前式?←
ふいに携帯が鳴って、山田さんからのメール。

『今日、そちらに帰ることになった。モモにも伝えておいてくれ』

あー‥山田さん帰ってくるのかあ‥複雑だな;;
最近山田シナリオやり直したから、また好感度急上昇しちゃったし‥‥久しぶりにやると、佐伯さんきびしーと思いつつも、それでも過去話とか知ると嫌いにはなれないなーとか山田さんも気にしてないって言っても気にしてるんだろうなとかそういう複雑なことを永遠としみじみと‥。
さて、そろそろ戻りますw
モモちゃんがお弁当を手にしたまま不思議そうな表情をした。

「‥どうしたの?」

「あ、いえ‥‥山田さんから‥」

「ああ‥なるほどね。‥‥でも、良かったね、徹平ちゃんが帰ってきて」

その言葉に複雑になる主人公。

「そうですね。最初に山田さんが出張でいないって聞いた時は心細かったですけど‥」

「‥けど?」

「‥‥でも、今はモモちゃんと離れることの方が寂しいです。モモちゃんには迷惑ばかりかけて、申し訳なかったですけど‥」

そう言うとモモちゃんは笑った。

「‥バカね。そんなこと一度も思ってないわよ」

モモちゃんの優しい手が主人公の頭を撫でる。
マネージャーをしてもらっている間、この手に何度救われたことだろう。

「‥私だってもちろん寂しいわよ。ずーっとこうして、○○ちゃんのマネージャーをやれたらいいけど‥‥でも、それは違うって、○○ちゃんも分かっているでしょう?」

「‥はい」

「いやあね。そんな顔されたら‥二度と会えなくなっちゃうみたいじゃないの」

慌てて顔をあげる。
謝ると、ちょっと外の空気吸いに行きましょうか
ッキタ-ーー!!!!!!!!!!!!!!!wwо(≧∇≦)о
いつもここで撮影所に場面変わってマネージャーが山田さんに戻り‥いつもと同じ環境に戻った‥的な話で終わるんだけど‥‥ようやく‥ようやくあのノーマル地獄から抜け出せた‥!!
差し伸べてくる手を握り返し、モモちゃんと共に屋上へあがった。
あ、JAEDブログで出てきた屋上の背景w

(うわ‥青くてきれいな空‥)

「ああ‥今日は空がきれいね」

(あ‥)

そう思った瞬間、モモちゃんが主人公の顔を覗き込むようにした。

「なあに?私の顔見て何か考えてるみたい」

「あ、いえ‥‥ただ、おんなじこと思ってるなあって‥」

「そっか‥」

フッと笑ってモモちゃんは口を開いた。

「今までもいろいろ専属メイクは担当してきたけど‥‥その期限が終わるのが、こんなに寂しく感じたことはなかったわ」

「モモちゃん‥」

「なんだか○○ちゃんといると、元気になれるし‥ちょっとだけいつもと違う自分が顔をのぞかせる気がするわ」

(いつもと違う気分‥)

「あの、私も‥モモちゃんといると元気になるし、楽しいです。でも‥‥」

「でも?」

「モモちゃんといると、少し不思議な気持ちになります」

「不思議‥」

「はい。家族に守られているような安心感もあれば‥‥たくましい男の人に支えられているような‥その、うまく言えないんですけど‥すみません」

「謝ることないわよ。‥それに、そんなふうに思っていてくれるのなら、私は嬉しいし、ね」

(男の人、って言われても、嬉しいのかな‥)

オカマになりたくてなったんじゃないし、モモちゃんは元々男性ですw

「こうしてずっと一緒に居たいけど、それは叶わないものね。始まりがあれば、必ず終わりが来る‥」

「始まりがあれば‥必ず終わりが‥」

その言葉にぐっと胸が締めつけられた。

「ええ‥」

モモちゃんはそう言った後、主人公の瞳をじっと見た。

「どうして‥‥泣いてるの‥?」

「え‥?」

モモちゃんに言われて、自分が泣いていたことに気づいた。

「‥悲しいの?」

主人公の涙は止まらなくて、慌てて両手で顔を覆った。

「ちが‥違うんです」

スチルキター!!!!!!!!!!!!!
今回のスチルは当たりだw
このままこの絵師さんでスチル書いて欲しいな‥‥安定しなさすぎなんですもん‥

「何が違うの?」

「私はただ、モモちゃんと‥‥もっと一緒に居たいなって思って‥」

しばらく沈黙が流れた後、明るい声が聞こえてくる。

「それは私も同じよ。でもね‥」

「‥わかってます。頭では分かっているんですけど‥‥」

モモちゃんは小さく息を吐いた後、主人公の顔を覆い隠す手をどけるようにした。

「そんな可愛い顔、隠したら‥‥もったいないわよ?」

「ご‥ごめんなさい。‥それに、こんなふうに最後まで、迷惑かけて‥」

なんとかそう言うと、モモちゃんは主人公を抱きしめるように優しく抱き寄せる。

「迷惑だなんて思ってないよ」

「モモちゃん‥」

「だから、そんなふうに泣かないで。マネージャーとして一緒に過ごす、最後の日でしょ?そんなふうに泣かれたら‥‥私は悲しいから」

モモちゃんの唇がそっと主人公の頬に触れた。

(あ‥‥)

主人公と私の心拍数が一気に急上昇ー!!

「ごめん、驚かせた?前にもあったと思うけど‥‥女の子の涙を止めるには、キスが一番いいらしいから」

ちょwそれ、薄桜○の原田さんと一緒のこと言ってるww
その返答に内心ちょっとがっかりしちゃって、そう思う自分に気付き慌ててモモちゃんから離れようとした。

「あの、モモちゃ‥‥」

言いかけた瞬間、もう一度頬に温かいものが‥っ!

「‥‥また今度、ドライブデートにでも行きましょうか」

顔 が 赤 い ‥ !(*´艸`)

(モモちゃん‥)

「‥‥はい」

モモちゃんの真意は分からなかったが、気付けば主人公は頷いていた。
私を抱きしめたその腕、そして、頬に触れた唇。
それは、私の心の中に何かを芽生えさせていた。
それがなんなのか、はっきりと分かるようになるのは‥もう少し育ててみないと分からない。

「さ‥戻って、お弁当、食べましょうか」

「あ、そうですね!」

再び繋がれた手はどこまでも温かい。
主人公はモモちゃんに手を引かれてる間、とても幸せな気持ちを味わっていた。
ハッピーエンドw


そしてエピローグ。
山田さんが帰ってきて数日後。
応接間で山田さんを話しをしていた。

「そういえばモモちゃん、山田さんに恩があるって言ってました」

「恩?‥‥仕事のことでか?」

「いえ‥学生時代に辛い思いをした時、支えてくれたって‥」

「別に‥支えたも何も、俺は普通に接してただけだ。話し方や接し方がちょっと変わっていただけで周囲は非難していたようだが、一緒に居てとても心地良い」

どうやらモモちゃんは小さい頃からお父さんと一緒にあちこち海外に行ってて、女性らしいしなやかなトーンで話すようにって言われてたらしい。
それでいて趣味嗜好が合うのも女性とが多かったんだって。
場面代わり、主人公の家。
今日はモモちゃんとドライブデートに行く日らしく、おしゃれに磨きがかかってるとw
まーくん相変わらず可愛いなあ‥‥てか、なんでモモちゃんがオカマっぽい話し方する人だって知ってるんだまーくん‥

‥十数年前。
ふたりの青年が話しをしていた。

「もう嫌だ‥なんで自分ばかりがこんな目に遭わなくちゃならないの?」

「別にやましいことがないなら、堂々としていればいいじゃないか。卒業したら海外にメイクの勉強しに行くんだろう?どうせ、あいつらなんかより、お前の方がずっと仕事が出来るやつになってると思うし」

モモちゃんはじっと山田さんの顔を見つめていた。

「ちゃんとお前を分かってくれて、お前を好きになってくれて‥‥ひとりの男性として愛してくれる女性が現れると思うよ」

その言葉に、モモちゃんの頬から温かいものが伝わっていく。

「ありがとう‥」

現れるに決まってんじゃんかw初対面だと、!?ってなるかもしれんが、内面めちゃくちゃ男前だしw
現在に戻って、モモちゃんの車の中‥‥え!?なにこのかっこいい車は!!w
モモちゃんはまーくんのこと知ってて、徹平ちゃんと話してるといつも主人公のことになるんだってw
どこまでべた惚れww

「そういえば、出かける時に、まーくんに言われちゃいました」

「え?」

「誰と出かけるのかって」

「ふうん、それでなんて答えたの?」

「なんてって‥モモちゃんと‥って。友達の範囲広いんだねって言われちゃいました」

「友達‥ねえ」

その意味深げな言葉に主人公は思わずどきりとする。
そこからなぜか屋上で頬にキスされた話にw

「あれはモモちゃんにとっては涙を止めるためだけだったかもしれないけど、私にとっては大切な思い出みたいになってて‥」

‥主人公‥?ちょっと落ち着こうかw

「ご、ごめんなさい、私。何、言ってるんでしょうね‥‥なんかちょっと‥混乱しちゃって‥」

混乱じゃなくて暴走w←
そんな主人公をモモちゃんはしばらく見つめた後、そっと口を開いた。

「‥涙を止めるため‥だけじゃないけど‥‥」

!?

「え‥?」

少しして車が路肩に止められる。

(止めるためだけじゃないって‥)

「もし君が‥‥徹平ちゃんと言うとおり‥きちんと私のことを分かってくれる人だと言うなら‥」

「モモちゃ‥」

主人公の声が空気に解けた瞬間、モモちゃんの瞳が私のすぐ目の前まで迫った。
~Fin~
・・・・え?
■■通信中■■
ええぇええぇええ!!!!!!!!?
いや、エピローグだってことは知ってた。
知ってたけど、こんないいところで終わるの!?
ちょっ‥ボル、お前焦らしプレイに慣れてきたな‥‥これでたいていの人は退会するのに迷いが生じるってわけか‥‥チックショー!!!!!!・°・(ノД`)・°・

選択肢

話さない
自分で言い返す










Gフェス会議でファッションショーのことを提案すると、みんな賛成してくれた。
放課後、ファッションショーのイメージを固めるためにパソコン室へ。
でもいつもは開放されてるはずのパソコン室に鍵が。
そこに生徒会ツインズが来て、パソコン室を使いたいなら許可をもらわないとねって紙をぴらり。
しかも紙を書いたら使えるんじゃなくて、正当な目的がなきゃ使わせないと。
てかさ‥そんなのしたら逆に学校側の荷が重くなるんじゃないの?
にやにやと笑いながら去っていく二人を呆然と見つめる。
そういえば、ヒロミちゃんがノートパソコン持ってたかもと思い、ヒロミちゃんに会いに行ってパソコンを使いたいと言ったら難なく使わせてもらえることに。

「ねえ、○○ちゃん、何かあったの?」

主人公に負のオーラを感じたのか、そう聞いてくる。
でも主人公は出かかった弱音を押しとどめてなんでもないと笑顔を作った。

「なら、いいわ‥でも、何かあったらちゃんと言うのよ?」

「ヒロミちゃん‥」

「○○ちゃんの悩みなら、何だって聞くんだから。ね?」

「うん、ありがとう!」

ヒロミちゃん‥ww
さっそくファッションショーの映像やら何やらをインターネットで見るが、いつの間にか映像の世界へ引き込まれて手が止まった。
ヒロミちゃんが近づいてきて、一緒に映像を見る。
香水の甘い香りが私の鼻をくすぐる。
ドキドキして、慌てて口を開いた。

「わ、私、服のことばっかり考えてたけど、実際はそうじゃないんですね‥」

「そうね‥」

「ステージの準備とか‥」

自分たちの作った服を、より魅せるためにプログラムを組まなくちゃいけない。
モデルや司会の係を割り振ったり、照明やBGMを考えたり、やることはたくさんある。

「○○ちゃん!なんて顔してるのよ?大変なのは事実だけど、もっと自信を持たなくちゃ!」

ウス!!!

「そうだ!私の知り合いにそういうステージイベントの仕事をしている人がいるの。もしかしたら、ファッションショーにも携わったことがあるかもしれないわ」

その人に連絡を取ってみる‥って、なんでオカマさんはこんなに情報通なんだろーかw

「だ・か・ら、そんな顔しないの!」

自然と元気になっていく主人公。
そりゃこんなに励まされたら元気になりませんってw


翌日、図書館で参考になりそうな本を手当たり次第に借りてきた。
山積みにした服飾関係の本を私は両手に抱え込んで準備室へと向かう。
バランスは悪いし、重いしでフラフラと廊下を歩いていた。

「転んでばら撒いたりしないでくださいよ」

抱えた本の向こうに直江先輩が立っていた。

「図書館の本ですよね?破損なんてことになったら、実行委員会の全体責任ですよ」

「そ、そんな。何でGフェスの責任に‥」

「学園祭の準備中なんですよね?だったら、当然です」

直江先輩はそう言いながら、私の持っている一番上の本を手に取った。

「‥‥ファッションショーでしたっけ?」

「はい‥」

「服のデザインや作り方の本ばっかりですね‥計画が甘くないですか?」

「え?」

「別にアドバイスをするつもりはないですが‥‥服を着てステージを歩くだけが、ファッションショーじゃないんですよ」

なんだお前‥オトメンか!?

「黙っているってことは、図星ですね。先が思いやられますね。ま、学園祭反対派の私たちとしては好都合ですが。」

いちいち見下すもの言いをするやっちゃな。

「あまり、他の生徒を振り回さないでくださいよ。家庭科部とかに、声をかけてたりするんじゃないですか?生徒だけじゃありませんよ」

「え?」

「あなた方の顧問を名乗ってる、眞壁先生もですよ。実行委員が問題を起こしたら、責任を取って一番に罰せられるのは先生ですからね」

まあ、そうだろうね。
先生って辛い職業だよね‥生徒が問題を起こしたら、ニュースとかになると学校側の責任だ!って押し付けられるし。

「まあ、実行委員会のバカ騒ぎに付き合う先生もどうかと思いますけどね。せいぜい早く、時間の無駄遣いをやめることですね」

言うだけ行って去って行った。
主人公は本を落とさないように美術準備室へ足を速める。
準備室に入った途端、悔しくて涙が出てきた。
自分だけのことじゃなくてヒロミちゃんの悪口を言われたこと、何も言い返せなかったこと、責任が重くのしかかってきて涙が止まらない。
机に突っ伏してると、ヒロミちゃんが入ってきて、泣いてることに気付いたのか、首の後ろをトントンと優しく叩いてくれた。

「よかったら、何があったのか話して?アタシでよかったら力になるわ」

「私‥自信がない‥」

失敗が怖いことや脱ションショーが出来るか不安だということを話す。

「そう‥‥」

ヒロミちゃんは小さい子をあやすように、私の背中に手を添える。

「‥ねえ、○○ちゃん。○○ちゃんはGフェスの誰かが何かに失敗したら怒る?」

私は首を横に振った。

「そうよね。それより、自分に何か手助けが出来ないか考えるでしょ?みんな一緒よ。失敗したって、誰も怒らないし迷惑だって思う人はいないわ。Gフェスのメンバーはみんな優しいし、いい子だもの」

ヒロミちゃんは私の頭を撫でた。

「誰かが失敗しても、みんなでそれをカバーする。それが仲間じゃない?」

「‥‥うん」

「まだ、何も行動してないのに諦めちゃダメ。‥‥ちょっと、説教じみてたかしら?」

そう言われ、ヒロミちゃんが責任を問われるのがイヤだってことも話すと、「迷惑だなんて全然思わないわ。だって私もGフェスの仲間でしょ?」って‥‥なんか‥なんか台詞良いなあw

「沢山頼ってよね。大歓迎なんだから。一人で考え込んじゃダメよ」

ヒロミちゃんの優しさが嬉しくて、我慢してた涙が一気に溢れ出してきた。
ヒロミちゃんは、すっと抱き寄せて私が落ち着くまでずっと一緒にいてくれた。


翌日になっても主人公のもやもやは取れない‥って、ヒロミちゃんにあれだけのことを言わせておいて!?
美影ちゃんが主人公のもやもやに気付いたのか、愚痴ならいつでも聞くよ!って背中をバシッと叩かれる。
ヒロミちゃんが探してたよと言われ、職員室へ。
するとちょうど直江先輩が出てきて、「あなたもいい加減、出来もしない学園祭の準備なんて止めたらどうですか?」と決めつけたように言う。
直江先輩を見返すと、その後ろに職員室のドアから顔を出したヒロミちゃんの姿が見えた。
ヒロミちゃんは私たちを交互に見て、声をかけるか考えてるようだった。
その心配顔を見て、私は昨日ヒロミちゃんにかけてもらった沢山の言葉を思い出す。

「まだ、何もやってないのに‥‥出来ないとは限らないじゃないですか」

私が言い返したのが意外だったのか、直江先輩は驚いた顔をして黙った。

「そうね。○○ちゃんの言うとおりよ」

ヒロミちゃんが加勢してくれて、直江先輩はバツの悪い顔して去って行った。

「○○ちゃん!よく言ったわ、頑張ったわね!」

イエーイッ☆←
後、前言ってたイベント関係の仕事してる知り合いに連絡が取れて、相談に乗ってくれるって。

「ありがとう、ヒロミちゃん!」

「○○ちゃんのお役に立てて嬉しいわ。頑張ってる○○ちゃんを応援したいんだから」

ヒロミちゃんが優しい笑みを作った。
私には協力してくれる仲間がたくさんいる。
自信が持てないなんて言っていられない。
手伝ってくれる人達のためにも、なんとしても学園祭でファッションショーを成功させようと強く思うのだった。