選択肢


とてもいい人ですね

倖田さんをフォローする













今日は千早さんとユリカの対談の日。

他の仕事が立て込んでしまって千早さんと会うのは一週間ぶりみたい。

そして憧れのユリカに会えるってテンションハイな主人公w


「おはようございます!今日はよろしくお願いします!」


「おはようございますーっ!」


スタッフたちが返事を返してくれる。


「おはようございますー、○○さんですか?」


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「はい。‥メイクの倖田さんですか?」


こうだ‥?


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「はい!ヘアメイクを担当させていただきます、倖田初美です。このたびはよろしくお願いします!」


思いのほか元気いっぱいの人‥!!


(多分、この人のほうが年上だと思うんだけど‥気さくなんだなあ)


マジで!?

初美さんを指定したのは千早さんで、ユリカさんは専属のメイクがいるんだけど、千早さんご贔屓のメイクを試したいってことOKがもらえた。

メイクルームに案内しようとしたとき、向きを変えた初美さんの目の上に目立たないけど傷があるのが見えた。

・・・・あれ?これなんてデジャブ?

見ていたことに気づかれて、慌てて目を逸らす。


「気づかれちゃいました?」


「す、すみません‥」


「いえいえ。高校生のとき、交通事故に遭っちゃって。けど、家族が医者になって‥」


んんっ!?


「出来る限り目立たないようにって、治してもらったんです」


過去を照れたように明るく話す初美さん。

そんな彼女を見ていると、なんだか自分まで元気をもらえそう。

全くもって同感だw←

ライバルじゃないよね‥?頼む、こういう子とライバルになるのはほんとうにきついからやめて!!;;


「すごくいい家族をお持ちですね」


「ええ、恩人だからという訳じゃないんですけど、誰よりも尊敬しています」


「倖田さんを助けるのがその後家族の進む道を決めたってなんだかいいですね」


「でも‥それが逆に後悔させてないか心配です」


「そんなに弱い意志でお医者さんになんかなれないですよ。自身持っていいと思います」


「そうですよね!ありがとうございます。私も自分がこうだったからメイクの勉強を始めたんです。私、専門がカモフラージュメイクで‥‥顔のあざや傷を目立たないようにするメイクのことなんですけど、今は同じような気持ちを抱えている人に少しでも元気になってもらえたらって‥そう思って仕事してます」


やばい‥本当にいい人過ぎる!!(*´Д`)=з

いきいきと話す初美さんは、つらいことを乗り越えて今ここに立っている。


(すごい人だなあ‥)


こういう人と仕事が出来るって感動する。

主人公、全くもってその通りだな!!←

主人公も自分の仕事を頑張ろう!と意気込んだ。

スタッフさんに呼ばれた。

初美さんは準備してるって。

お日様みたいな笑顔を見せる彼女からは、事故の面影なんて全く全く感じない。

顔に怪我するっていうことが女性にとってどれだけ深刻なことか、主人公には想像もできないけど‥‥あんな人に出会えたことが嬉しい。

ねーwヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ



午後1時15分。

ユリカが来る時間は1時の予定だったけど、仕事の関係で遅れるらしい。

編集長からスケジュールは余裕をみておくようにと釘をさされた理由がわかった。

そこに千早さんが来た。

スタジオにいきなり大輪の花が咲いたみたいなすごいオーラ。


(ちょっ、かっこいい‥!)


今更!?格好とか変わってませんけど!!?

ご飯はもう食べてきてて、どれくらい時間が遅れるか分からないので先にメイクすることになった。

それから20分後。

ユリカが到着。


「おはようございまーす!」


ハイヒールをコツコツと鳴らし、颯爽とスタジオに入ってきた。


「さ、ちゃっちゃと終わらせちゃいましょう!」


「本日はよろしくお願いします」


「よろしく~!」


ほっ‥思ってたよりも普通‥って思ったら、お腹すいちゃったから白金のサンドイッチ買ってきてってマネージャーに‥

ここからだと往復40分。

スタッフに買いに行ってもらうことになったけど‥遅刻したのに謝りもしないし、マネージャーの扱いもぞんざい。

主人公の中のユリカのイメージが変わった瞬間だった。

まあ、芸能人なんてイメージを固まりにしたようなものだけどね‥

勝手にイメージを真に受けてるこっちもこっちなんだけど。

メイクルームにユリカを通すと、千早さんのメイクはもう終わっていて、初美さんと談笑していた。


「すみません、メイクお願いします」


「はいっ!よろしくお願いします」


ユリカは千早さんを見下ろして妖艶に微笑んだ。


「あなたが噂に高い國府田先生ね?」


「ええ、あなたが中園さんですか?」


「あら、ご存知?嬉しいわ」


時間を気にする主人公に気がついて、初美さんがユリカに話しかけた。


「今日のメイクを担当させていただきます。倖田です。どうぞ、こちらへ」


「もうっいいとこなんだから邪魔しないでよ‥‥あら」


ユリカが初美さんの傷に気がついてそっとそこに触れた。


「傷?」


「はい‥‥ちょっと事故があって」


「そう。顔に傷なんか作って、お嫁にいけないわね」


ユリカが意地悪そうに笑った。


(なっ‥!)


「本当、そうですよね。大変です」


受け流して笑う初美さんに主人公は‥


選択肢

中園さんを怒る

倖田さんをフォローする

何も言えないでじっとしている


なんですけど‥上二つでものすごい悩みました。

まず今回選んだ真ん中。


「‥‥そうでしょうか。倖田さんっていいお嫁さんになりそう」


できるだけ軽い口調で言ってみた。


「同感です」


千早さんがのっかってくれる。

これね、上の選択肢だと黙っているだけなんですよ‥

一番下はそこまで先に行かなかったのでわかりませんが。←


「人の心を思いやれるような女性が好み、という男は僕だけじゃないと思いますよ?」


千早さんはユリカを蔑むような表情を向けた。


(國府田さん、本気で怒ってるかも‥)


なんかやばい雰囲気‥と思い、主人公は自分はユリカさんのファンだと言う。


「いつも中園さんの前向きな言葉に元気をもらってます」


「‥‥バカねぇ。あんなの、嘘っぱちよ?」


「それでも。そういう人を演じてくださってるんですよね?‥ファンのために」


「‥‥まあそうだけど」


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!?!?

ユリカの初立ち絵!!!(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)

え?今までの立ち絵の中(ユリカの)で一番かわいくね!?←


(本当は素直でかわいいところのある人なんだろうな‥)


ツンデレ属性というわけですね、分かりました!!


「まあ、悪かったわよ」


ぼそっと謝ってくれるユリカさんを横目に、主人公と初美さんは目を合わせた。

口ぱくでありがとうだってww


怒るの選択肢では事故なのにそんな言い方ないですというと、「バカね。私だったら、死んでも守るわ。たとえ死んでも顔に傷なんかつくらない。これでも、私の唯一の取り得なのよ」と言われます。

考え方には納得いかないけど、ユリカ自身にも何か抱えているものがあるんだと思った。

どっちにしても謝ってくれます、主人公の気持ちも分からないわけじゃないからって。

ユリカさん‥‥こういうことされると、好感度が上がっちゃうんですけどーw(ツンデレ好物)

で、ドアップでさっきのユリカの表情が見れるのは真ん中の選択肢だけのようです。

全体的に真ん中かな?と思ったんですけど、‥前の次回予告での台詞がその代わり入らないんですよねー‥関係ないかな?


「じゃあ、メイクしちゃうので二人は出てください」


「ええ~?國府田先生は置いていってちょうだい」


小物じゃないんだから!w


「女性の秘め事は、男に見せるものじゃありませんよ?」


「あなた、口がお上手ね」


「それはどうも」


そう言って、千早さんは主人公に目配せしてメイクルームを出た。

とにもかくにも、無事対談は終わりスタッフ一同ほっと胸をなでおろした。


「國府田先生、今日は素敵な時間をありがとうございました」


「いえ、こちらこそ」


「よろしかったら、この後、お食事をご一緒しません?」


千早さんは少し考えてから初美さんを手招きした。


「あ、メイクを落としますか?」


「いや、そうじゃないよ」


そういうと、千早さんはぐいっと初美さんを引き寄せて背後から抱きしめた。

ほぉあわぁあぁあちゃあぁあああ!!!!!!!!!!?(((( ;°Д°))))


(ちょっ國府田先生!それはセクハラですっ!)


「すみません、今夜は妹と食事なんです」


主人公とユリカはもちろん、その場に居たスタッフまで固まった。


(い、いもうと?)


そういう意味か‥‥なんとなくそうじゃないかなとは思ったけど、さすがに今のは心臓に悪いよー‥;;

初美さんは慌てたように千早さんの腕から逃げて、高価そうな千早さんの革靴を思い切り踏みつけた。

ちょっ!!w


「ちょっと、お兄ちゃん!仕事中はそういうの抜きって言ってるでしょっ!」


「手加減をなさい、手加減を‥‥」


千早さん、重症ww

苗字が違う!と聞くと、兄だってバレると仕事がやりづらいのでこういうときは漢字だけ変えて働かせてもらってるんだって。


「ふぅ。なるほどね~」


ユリカは千早さんと初美さんをつまらなさそうに眺めて、腕組みをした。


「國府田先生、あなた、私のこと嫌いでしょう」


「‥‥さあ、どうでしょうね?」


「本当に、面倒くさそうな男。私、面倒なことは大ッ嫌いなの!」


そういい残して、鮮やかに笑ってスタジオを後にして行った。


(中園さんて、思っていた人と違ったけど‥‥私、好きになれないかも)


私は逆に好感度上がってしまったぜ‥悠月さんの時より、なんか過去が垣間見えたような気がして。

ぽんと頭を撫でられて振り向くと、千早さんがありがとうって。


「今日もご飯一緒に食べようか。洗濯係がいるから、今日こそゆっくりして大丈夫だよ」


「誰が洗濯係よ!っていうか、まさか○○さんに洗濯させたの!?」


させて頂きましたw


「ごっごめんね!お兄ちゃんてそういうところ気が利かなくて。肝心なとこでちょっと鈍いんだよ~」


本能で生きてるんですね、分かりますw←←

さっき言っていた家族っていうのは千早さんのことだったのかと、パズルのピースが埋まっていくような感覚を覚えた。


「‥そういえば」


「‥‥なに?」


「さっきはちゃんと、拒んでましたね」


「僕だって人を選ぶよ?○○さんくらいだよ、僕が楽しく口説かせてもらってるのは」


楽しいを共有しないでくださいww



次回予告。

なんか最初はいい雰囲気だったのに、調子に乗っているといろいろバラしてしまうよ?って何を!?

これは主人公の?いや、主人公の過去を詳しいわけないから別の人に言ってるのかな?

なんか‥次回からちょっとダークな感じになるようです。

選択肢

もう一度幸村と話がしたかった
抱き返す









それから数日。
あの日から幸村さんと顔を合わせない日が続いた。
城内が日に日に慌ただしくなっていき、越後に動きがあるらしいという使用人たちの噂話が時々聞こえてくる。
夜、寝床につこうとしたら、外から怒鳴り声と大きな物音が聞こえてきた。
また前のときのように信玄さんを狙った刺客かと思い、どこの誰とも知れぬ人が無事に戻れることを祈った。

「‥‥ここか」

「その声は‥‥小次郎、小次郎ですか!」

才蔵さんがお留守の絶好のタイミングw
畳が浮き、その隙間から手が出てきた。
小次郎さん、いつのまに忍者になったのww

「今は慶次が囮になってくれている。その間に逃げるぞ」

「慶次様が‥」

一度しか言葉を交わしていないもののために‥とその優しさが心に染み渡って行く。

「浸るのは後にしてくれないか。早くしないと才蔵が来る」

「いいえ、小次郎。私は逃げません」

「‥幸村さんの本性を知ったのにか」

「はい。知った上で決断しています」

主人公の恋心がここに押し止めようとしていた。
閉じ込められてから逃げようと思ったことは一度もない、それどころか幸村に会いたいと言う気持ちばかりが募っていく。

(淡くてもいい、幼くてもいい、私は私の気持ちを大切にするだけ)

「ですから、小次郎は一人で逃げてください」

「俺はお前の護衛だ。俺も一緒に捕まるだけのことだ」

「だ、ダメです!」

床下から出て、畳の上に座り込んだ。

「なら一緒に逃げるのか?」

「それは‥‥無理ですが‥」

「‥‥!」

そこにいつも表情がない才蔵さんが慌てて障子を開いて現れた。

「よお。ごゆっくりだな」

「お前!なぜ、ここに!?」

「慶次はどうした」

「逃げた」

「慶次様はご無事なのですね‥よかった」

いつまでもはっきりとした態度を示さなかったことで、慶次さんにも迷惑をかけてしまった。
部屋は沈黙。
才蔵さんと小次郎さんはその場から一歩も動かない。
バタバタ、と慌てた足音がした。

「‥‥‥!」

才蔵さんが後ろへどくと、幸村さんが登場。
久しぶりに見る幸村さんは少し痩せて、目元にもクマが。
幸村さんは狼狽して、しばらく言葉を発することができずにいるようだった。

「珍しいですね、そんなに驚いた顔をして」

「なぜ、逃げなかったのです」
声が震えていた。

「私が逃げると思ったのですか?あなたを恐れ‥」

「‥ええ、知れば私の傍になど居たくはないでしょうし」

「私は逃げません」

「‥‥なぜ、ですか」

「私は幸村ともう一度話がしたかったのです」

すると、幸村は自嘲めいた顔を浮かべた。

「‥‥それはあなたが知っている幸村ですか?それとも‥」

「両方です」

幸村さんの顔が大きくゆがみ、唇を噛んだ。

「‥幸村」

突然、幸村の瞳に大粒の涙が溜まる。

「涙が——え‥」

涙を吹くために立ち上がろうとした。
だけど彼は子供のように主人公に抱きついてきた。

「にっ、二度と、二度とあなたに会えないと思っていました」

嗚咽をこぼしながら幸村さんは必死に訴えてくる。

「自分のことなど、嫌いになり、もう‥‥、逃げてしまわれたと‥」

「私は逃げません」

(ここに、います)

幸村さんの身体を強く抱きしめる。

「私は、あなたを嫌いになどなれません」

すると、いっそう強く抱きしめられた。
幸村さん‥あーたほんとに主人公のこと好きなんだね‥
そこに高坂さんが慌てた様子でやってきた。

「信玄様がお呼びだ。すぐにとのこと」

「分かりました」

「‥‥後ろの女子は例の側使えの娘か?」

「すぐに、なのでしょう。参りましょう」

幸村さんの声は冷たさを帯びたようだった。
そんなに主人公に会わせるのが嫌なんかw

(利用する気持ちもあったかもしれない。だけど、それだけではないと思える)

部屋を出ていく幸村さんの背を見送りながら、主人公も流れていた涙をぬぐった。

「戦だな。今度のは前回のようにはいかない。沢山死ぬ」

その言葉が、主人公の鼓動を止まらせた。

選択肢


千早のお手伝いをする

怒ってお説教













國府田先生の家はシックで落ち着いた雰囲気のインテリアでまとまっていた。


「お部屋、綺麗ですね」


「そう?」


音楽をかけ、料理を作ろうとする千早さんの手伝いをしようとする。


「‥料理、好きですか」


「好きだよ。楽しい。‥‥でも、やっぱり誰かに食べてもらうのが楽しい、かな」


野菜を切っていく音が小気味いい。


「ほら、向こうでゆっくりして待ってて?」


「いえ、ここでおしゃべりします。ご迷惑でなければ」


いや、手伝えよ‥っ!Σ(・ω・ノ)ノ!


「迷惑なんかじゃないよ」


話をしているうちにおいしそうな匂いが立ち上り始めた。

急にトイレに行きたくなって、お手洗いにいくと‥‥脱衣所に服が散乱していた。


「‥‥國府田先生」


「‥はい」


「あの‥‥洗濯物が」


「‥ごめん。見ないふりをしてもらってもいいかな。」


「もしかして、洗濯は苦手ですか?」


「‥‥‥だって、僕の担当じゃなかったし」


「た、担当?」


「僕が食事作り担当、妹がその他家事担当」

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ここで照れ顔キターっ!!!!!!!!


って、その妹さんは今いずこに?

顔を染めてぼそぼそと言い訳をする千早さんにノックアウトされそうな私、自重ww


「あの‥‥よかったら洗濯しますよ」


「え、いや‥そんなことさせられないよ」


「ごちそうになっているだけじゃ、心苦しいので‥させていただければ、嬉しいです」


千早さんは少し考えてから頷いた。


「じゃあ、お任せしようかな。正直助かるよ」


「はい」


千早さんがキッチンに戻ってから、洗濯物をしようと仕分けしていて‥気がついた。

何に?


(男の人の洗濯物‥ってことは‥)


洗濯物の中から、ボクサーパンツが‥‥‥( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚


・・・・・・


・・・・・・・・・・(思わず手を止めて大爆笑中)


そっか‥女の洗濯物を男が畳もうとするのと同じくらい恥ずかしいことだよねw

自分はお父さんと同じ洗濯しないで!っていうやつはなかったので‥あまり考えたことなかったですけど‥‥そっかー、家族じゃない男の人の洗濯物はさすがに恥ずかしいものなんだろうねw

主人公は一気に顔が熱くなった。


(さっき國府田先生が顔赤らめてたのって、こういうこと!?)


私もてっきり女性を部屋に呼んでおいてそんなこと‥って意味の照れかと思ってたw

そんな軽い気持ちで言ったんじゃないんだけどなあ‥と思いながら恥ずかしさを堪えつつ、主人公は洗濯を続けた。

続けるのねww



今日の献立は和食。

炊き込みご飯、蒸し鶏のねぎの胡麻和え、鯖の味噌煮、じゃがいもと玉ねぎのお味噌汁、自家製キュウリの漬物‥‥

少なくとも1時間くらいはかかってよねwこれ作るのにww

でも普通それくらいかかるもんかな‥


「おいしそう!」


「ありがとう。じゃあ食べようか?」


「「いただきます」」


まずお味噌汁を頂くと、口の中に煮干だしのだし汁の香りが漂う。

煮干だしって‥あれを単品で飲むとすっごい生臭い匂いするよね‥

化学調味料の味に慣れちゃってるせいもあるけど、お味噌汁は大体混同だしにするw


「お口に合いますか、姫君?」


「幸せです~!」


「ふふ、光栄です。そんなに喜んでもらえると嬉しいね」


「國府田先生って、何歳のときからお料理作ってるんですか」


「‥‥うーん。生まれたときから?」


・・・・・・・・・!?

一瞬、空白の時間が流れる。

千早さんは何かを期待しているようで、じっと主人公の反応を待っている。


「‥突っ込もうにも、面白くないですよ?」


すまん、私笑ってしまったw


「冷たいなあ。遼一に似てきた」


「‥‥それはイヤです」


おいww


「素直な反応だね。そういうのは嫌いじゃないよ。生まれたときっていうのは大げさだけど、3歳くらいからやってたんだ」


「さ、3歳?」


マジで言ってんの!!?

どうやら妹さんが生まれたばかりで、母親がすごく大変そうだったから料理しようとしたんだって‥‥うわ、泣ける。

優しいですね、いつも相手のことを喜ばせようとしてるでしょう?というと、ふっと笑って罠かもしれないよ?って。

ふいに今の仕事に就こうと思ったのか聞くと、空気が瞬時に張り詰めた。

禁句ワードだったか‥;;

施術する必要のない人をいじるのは本望じゃないんだけど、そのおかげで自分の仕事が成り立っているのは皮肉だ、と。

主人公みたいに仕事が好きと言えるか分からないって。

結局、仕事に就いた理由は教えてくれなかった。

そこが焦点になるのかな‥。

ご飯を頂いた後、仕事の打ち合わせ。


「國府田先生、女優の中園ユリカってご存知ですか?」


「ああ。今、中園ユリカみたいな顔にしてくださいってよく言われるよ」


ちょ‥あの顔が何人も!?怖い‥;;


「その中園さんとの対談をお願いしたいんですけど」


主人公‥お前、なんでそんな自分の首を絞めるようなことするんだっ!


「いいよ」


「え、そんな即答‥‥大丈夫ですか?」


「○○さんのお役に立てるなら、やるよ?」


「國府田先生、私にまで気を遣わないでくださいね?イヤならイヤって言ってくださ‥」


「イヤじゃないよ。君と居るのは」


優しい口調ながらも遮るように言われて、びっくりして顔を上げた。

テーブル越しにぐいっと腕を掴まれる。


「こ、國府田先生、そろそろおいとまします。電車もなくなっちゃうし」


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「イヤだ」


「‥‥え」


ひぃいいぃいいいぃwww(//∇//)←

テーブル越しに抱きしめられる。


「今夜は泊まっていきなさい。腕枕してあげるよ?」


誘ってキターー!!!!!!?

主人公は、千早さんに抱きしめられることに違和感を感じることがなくなっていることに気づく。

でも仕事相手だし、理性を保たないと‥ってことで千早さんの腕をほどいてキッと睨んだ。


「ダメですよ。私じゃなかったら國府田先生の方が食べられちゃってますよ!


ぶほっ!?逆!!?そこ、逆なの!!?ヘ(゚∀゚*)ノ


「‥‥食べられる?」


「とにかく‥‥あんまり女の子にそんなこと言ってちゃダメです。本当に好きな人から嫌われちゃいますよ!」


「‥‥○○さん」


「は、はい」


「僕の顔、どう思う?」


「カッコいいですよ。‥‥それが何か?」


主人公‥お前‥ww


「‥あっはははは!」


(え、えぇ!?このタイミングで笑うの!?)


笑うよw思わず私も目細めちゃったもんww

やばい、主人公好きだわw


「あー、本当に面白いね。キミ」


「意味がわか‥‥あっ!」


気づいたらもう終電がなくなりそうな時間。

大急ぎで千早さんの自宅を後にして、ダッシュで駅に向かった。

主人公‥‥時々意味不明だけど‥でも好きw←



場面代わり、主人公&風子ちゃん宅。

ただいまーと言うと風子ちゃんがおかえりーと言ってくれる。

いろんなことがあったというと、そのままおしゃべりに発展しそうになるが‥‥はたっと主人公、今後の目標とか落書きとかを書いた恥ずかしい手帳を千早さんの家に忘れてきたことを気づいた。

絶対見られませんように!と青ざめてると、そこに千早さんから電話が!!

マンションの下まで出てこれる?と言われ、出て行くと千早さんが手帳を持ってきてくれていた。


「君の家の住所探すのに、手帳の中をちらっと見たよ」


見 ら れ て た ‥ !


「!!!」


(明日でもよかったのに!見られる方が恥ずかしいのに!)


「案外、字が汚いね」


「だって、走り書きしてるんですもん!」


どこまで見られたんだろうと冷や汗だらだらな主人公。


「でもよかった。連絡先すぐ見つかって」


「す、すみません」


「あと、これもどうぞ」


渡されたのは手触りのいい、ちょっとおしゃれな淡いブルーの風呂敷に包まれたプラスチック容器。

今夜作ってた鯖の味噌煮のおすそわけだってw


「あと、これは僕の連絡先」


メモ用紙をくれた。

ゲットww


「じゃあ、帰るね」


「ありがとうございました‥」


「どういたしまして」


怒涛の二日間が終わろうとしていた。



次回予告。

ユリカと、あの公式のサブキャラで出てた初美ちゃんが出てきた。

この二人の登場によって予想外の展開が!


「僕だって、人を選ぶよ?」


(っ‥國府田先生!それはセクハラですっ!」


!?ついにやっちゃった!?←

てか‥‥千早さんルート、女性3人も出るん‥?

このアプリの最大のモテキャラ(女性ライバルがやけに頻繁に出てくるルート)は千早さんだったかあ‥

選択肢


不思議な人

料理は苦手です












國府田先生の病院から編集部に戻るとほっとした。

主人公にはさっきまでいた世界が異次元に思えたみたいww


「おい、○○!戻ったか!」


編集長が主人公を見てぐっと親指を立てた。


「朝は、申し訳ありませんでした‥」


「おー、次やったらクビだぞ」


「は、はい‥」


今さらっと言ったけど、ちょっと殺気を感じた主人公‥

私もちょっと寒気を感じました。←


「ところで首尾はどうだ?」


さっきの病院でのすさまじい嫉妬の視線を思い出した。


「國府田先生の患者さんたちに、視線で殺されるかと思いました」


「本気で殺されないようにな。俺、責任とれないから~」


「‥‥編集長も、暗闇に注意した方がいいですよ」


ねーwいつどこで恨み買うか分かったもんじゃないよねーww(ふふ‥)←


「やっだー、こわーい」


かわいくねえっ!!w


「お前、冷てーなぁ。まあ、彼の場合は本命がいないみたいだからな」


「そうなんですか?」


「昨日、北大路皐月が言っていたから、ガセネタじゃないと思うがな。いつまでも独り身だから心配だとかなんとか」


皐月さんも独り身でしょうwもう完璧親的な心情ですねw


「さーってと!お前に頼みたい企画の件だが」


「はい」


「お前、以前企画したことあったろ。女優の中園ユリカとの対談。あれで行くぞ」


「えっ!?本当ですか!」


この企画は主人公がユリカに会いたいから企画したことだったらしい。

インタビュー記事を読んでもいつもすっごい前向きで、明日も頑張ろうって力をもらえる憧れの人。(アプリの台詞)

・・・・・・・主人公、お前・・あんなに悠月ルートでユリカの自分勝手さと自意識過剰さを見てきただろ!?目を覚ませ!!(;´Д`)ノ←

編集長曰く、悠月さんとのことはガセだって。


「なんで分かるんですか?」


「俺の情報網をナメるなよ?まあとにかく、中園さんの件はまかせた」


すっごいはりきってる主人公がかわいそうに思えてきた‥

たぶんこの先その企画のことでユリカに会うんだろうけど‥‥ショック大きいんじゃないかな‥


「あ、お前。カジノの記事、明日中の締め切りだからな」


「はい、わかりました」


もう一度カジノに行って取材してみようかな‥と電話してみるとまだ開いてるみたいなので出かけてみることに。



カジノに行くと、皐月さんが主人公に手を振った。


「こんばんは」


「○○さん、昨晩はありがとうございました」


「いえっ、こちらこそ‥‥すみません、私酔って寝てしまったみたいで」


「いえいえ。千早が介抱したんでしょう」


皐月さんまで知ってるのねw


「そうそう、千早さんに腕枕してもらったみたいじゃねーか」


遼一さん登場。


「いいねえ。俺も、こんなかわいい子に腕枕してあげたい」


遼一さん、おっさんくさいw←


「なにもしてないし、されてないですっ!」


「何言ってんだよ。男と女がいたら、ヤルことなんて一つしか‥」


「遼一!それ以上言ったらつまみ出すぞ」


おっ初見の皐月さんの怒り立ち絵。

それでもどこかかわいらしい表情ですねww


「ハイハイハイ」


(北大路さんって、お守り役みたいな立場なのかな‥)


いや、父親だろう。←←


「○○さん、大丈夫ですか?」


「あ、全然大丈夫です」


「ごめんね。遼一はこんなこと言っているけれど、千早は何もしてないと思いますよ?」


「え?」


「千早は意外に身持ちが堅いんです」


「・・・・・・・・」


ぶはははははっ!!!!!!

ですよねーw選択肢によって押し倒されたりしてましたからね、一日目w

主人公の怪訝な表情を見て、皐月さんはためらいがちに聴いてくる。


「あ、あれ?なにかされました?」


「いえ‥」


「千早さんって、どういう男だと思う?正直言ったら、何かいいことあるかもよー」


「うーん、なんだかよく掴めない不思議な人ですよね」


「確かに、千早さんって何考えてるのかわかんないところあるよな」


「けど、それが不思議と憎めないというか、安心するというか‥‥変な感覚なんですけど」


「千早さんのそういうとこにハマる女性が多いんだよなぁ。もしかして○○もすでに?」


今日はコロコロといろんな表情を見せてくれるんですね、遼一さんw

魅力にとりつかれちゃった?と聞かれ、まだ会って間もないのにとりつかれてるとは‥と否定しそうになりつつ、でもそう言い切れない主人公。


「あれ、○○ちゃん?」


そこに未来くんが来た。

なんか千早さんとのことですっごい楽しそうにしてる。

千早さんはボーイに運ばせたって言ってたけど、実際には千早さんが抱っこして運んだみたい。


「ふふ。面白いことになりそうだね」


「‥え?」


「なあ。どうでもいいけど、このパーティいつお開きにするんだ?いや、楽しいけどさ」


「あのバカが、あそこから離れたらな」


大きくため息をつきながら、指差したほうには。


「ちっくしょー!勝てねぇー!!」


スロット台で獣のように叫ぶ悠月さんの姿があった。

オチの極みを心得てるな、このストーリー書いた人ww



午後7時。

待合室のソファで待ってると、いつの間にか患者さんたちの姿もなくなり、看護婦さんたちも帰り支度を始めていた。

診察室のドアが開き、千早さんが出てきた。


「お待たせ。行こうか?」


「‥はい」


「皆さん、お先に失礼しますね。後をよろしくお願いします」


「かしこまりましたー」


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「あ、○○さん!」


掘北さんがニコニコと手を振っている。

この笑顔にちょっと癒されてる自分‥‥でも後のことを考えるとなんか怖い。

主人公は会釈した。


「‥‥あれ、仲良くなったんですか」


「今日、いろいろお話を聞いたんですよ。主に國府田先生の話」


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千早さんは複雑そうな表情を浮かべている‥

これは、他人に話を聞くなという意味?それとも‥

でも複雑な表情をしたのはちょっとの間で、すぐに噂されるなんて少し照れますねと笑った。

千早さんって本心で人と話してない気がする‥なんか壁作られてるっていうか‥‥いや、まあ3日目だから当たり前なんだけどね。

そして、着いた先はスーパー。


「こ、國府田先生?なぜスーパー‥?」


「今日は僕がご馳走するって言ったでしょ?」


「あ、あの‥‥まさかご馳走って‥作って頂けるんですか」


「あれ。その反応って、もしかして、君が作ってくれるってこと?」


残念ながら、主人公は料理が苦手なようです。


「○○さんは料理するの好き?」


「え、ええと‥‥ごめんなさい、料理は苦手で‥」


(うう、女としてダメとか言われたらイヤだなあ‥)


「あ、そうなんだ?」


思いのほか普通の反応に、主人公はちょっとほっとする。


「はい、自炊はしてはいるんですけど。『ザ☆男の料理!』みたいな‥」


「たとえはどんなの作るの?」


「丼物とか、カレーとかでしょうか。ワンプレートな料理が多いです」


私も大家族だから、鍋で一気にして盛る形が多いよ。

で、漬物とかサラダとかは中央にある感じで。


「おいしそうじゃない」


「本当にそんなたいしたものじゃなくて‥」


「ねえ、じゃあ‥‥いつか、食べさせて?」


「え?」


「何でもいいから、いつか作ってくれる?」


「‥はい」


「ありがとう」


料理好きな人って家に人呼んだりするの好きだよね‥

そして時々、おいしくなくても誰かが作ったやつを食べたくなる、とw


「今日は僕がごちそうするから、まかせて?」


OK!!w

そう言って、迷いなく食材をかごに入れていく。


「さっきのリクエストも総合して、家族料理的な和食でいこうと思ってるんだけど‥‥」


和食でも洋食でもなんでもござれということですねw

ふいにスーパーに貼られた大きな鏡に主人公たちが写ってるのが見えた。

なんだかそれが嬉しくて、思わず笑ってしまった。



次回予告。


「‥ごめん。見ないふりをしてもらってもいいかな」


「あの‥‥よかったら私が‥」


「え、いや‥‥そんなことさせられないよ」


あの千早さんが照れた!!!

って!何を見ないふり!?

めっちゃ気になるんですけどww

テーブル越しにぐいっと腕を掴まれる。

そろそろおいとまを‥と言う主人公に対して「イヤだ」ってw

イヤだって‥‥ イ ヤ だ っ て ! ヘ(゚∀゚*)ノw

選択肢

分からない
誘惑してないよ













どんどん近付いてくる足音。

「〇〇、僕の背中に隠れて」

「う、うん‥」

ところが‥

「うわ!」

慧さんだった。

「なにしてるの、君たち。殺気立っちゃって」

慧さんこそどうしたんですか、走ってきて。

「なにって‥瀬島さんに頼まれたものを取りに来ただけだよ。あの人の部屋、そっちの奥だから」

「そうですか」

まだ警戒を解かない瑞貴さんに慧さんは笑った。
そんなに気を張ってて疲れないか?って。
だってみんな怪し過ぎるんですもん。
しかも今回、慧さんなんだか意地悪だし。
部屋に戻ろうとしたら、瀬島さんが君のこと気に入ったみたいだよって。
瑞貴さんは慧さんに言われたことを気にしてるみたい。
水戸さんはあんな感じだけど、気張りすぎてる君よりかはマシだよ。とか‥
部屋でルームサービスをとった後、二人で船内の施設を見たり催し物を見たりして時間を過ごした。
そして、瀬島さんとの夕食。

「〇〇さん、こちらです」

「瀬島さん!もういらっしゃってたんですね。すみません、お待たせして」

「いえ。私が早く来過ぎただけですから。美しい女性との久しぶりの食事で、つい浮かれてしまったようです」

この人も口がうまいなあ‥
ウェイターに椅子を引いてもらい、腰を下ろす。
瑞貴さんは水戸さんや慧さんと一緒に少し離れたところに立っていた。
一緒に食事を‥って瀬島さんはいうけど、慧さん以外は自重した。
なんかタイタニックの話になって、最後のシーンや演奏家たちが最後まで演奏したところが感動したというと、慧さんがまた意地悪言う‥
あんなの映画の中だけ。
あれが現実だったら、主人公はヒロインを引きずりおろしてでも助かろうとするだろうし、演奏家は楽器なんて放り投げて逃げるに決まってるって。
瀬島さんがフォローしてくれるんだけど、そのフォローの仕方も‥;;
もし本当にそんなことになったら、藤咲くんは自分の命にかえてでも君を守るだろうって。
心配いらないよっているわっ!!!
んで、明日の予定を聞かれて、先日の国際映画祭で高い評価を得た映画がシアターで上映さるるから、一緒に見ませんか?って。
慧さんや水戸さんに押される形で一緒に映画見ることが決定された。
後々瑞貴に聞くと、映画館の警護は室内が真っ暗になって大変だから、水戸さんが賛同したのは意外だって‥‥‥‥これ、なんか起きるの確定?