選択肢
なし
ノエルさんはレースで見事優勝。
夜になって、北大路グループ主催の打ち上げパーティが開催されていた。
インタビューを終えて、ドレスを着てないからそろそろ帰らなくちゃ‥といたら。
「こんばんは、お嬢さん」
緑をかきわけ、フェンスの向こう側からひょっとこのお面をつけた男登場!!Σ( ̄□ ̄;)
「おや。あまり驚きませんね」
「‥‥いえ、ものすごく驚いてます」
「ああ、そんなふうに見えませんでした。‥‥確かに、噂どおりの面白い方ですね」
「私のこと知ってるんですか?それよりも、あなたは捕まったはずじゃ‥‥?」
「はじめまして。最近ヨーロッパで噂の怪盗団のリーダーをしております。怪盗と言っても、庶民が奪われたものを取り返すだけですけどね。それよりも私どものコピーキャットを奪われたとか。申し訳ございません」
キャッチコピーの間違い‥?
「コピーキャット?それじゃあ昨日捕まったのは偽物で、あなたが本物‥?なんかいろいろ混乱してきた‥」
ていうか、背景と立ち絵が合ってないw
彼は頭を抱えている主人公の手に、金色のリボンがかかった箱をのせた。
「どうぞお受け取りください。ちょっとしたお詫びの品です。國府田様と影山様にもよろしくお伝えください」
そう言うと、男はフェンスに手をかける。
千早さんたちのこと知ってるんですか?と聞くと、それは今夜のドレスにもきっと映えると思いますよと言って去って行った。
「あーっいたー!」
「びっくりした!未来くん!?」
「探したよ、〇〇ちゃん。ほら早く!メイクさん待たせてるんだから」
「‥‥メイクさん?」
有無を言わさず、パーティ会場の奥に連れていかれ、白い薄手のドレスを着せられ、メイクをぼどこされた。
「み、未来くん。これはどういう‥‥?」
「ふふ、それは秘密。ここで僕がバラしちゃってもいいんだけど、それだと面白くないからね」
(なんだか遊ばれてる気がする‥)
その時、ドアがノックされて未来くんは立ち上がった。
「さてと!〇〇ちゃん、心の準備はいい?」
「準備って‥何かこれから起きるの?」
「そんなこと決まってんじゃん!今度は〇〇ちゃんがお姫様になる番だよ」
未来くんに連れられてプールテラスへと出た。
途端、わあっと歓声が広がる。
(え?え?)
プールの周囲にはキャンドルが燈され、ゲストたちが集まっていて、そこにカジノのメンバーもいた。
「〇〇ちゃん、ほら」
未来くんが指差した方へと見ると、タキシード姿の千早さんが立っていた。
やっぱりどうしてもホストにしか見えないw
「さて皆様、お待たせいたしました。こちらの二人が、本日の陰の主役です!」
未来くんは主人公を千早さんのところまで連れて行くと、目配せしてみんなのところへ。
「‥今日の優勝をこの二人のカップルに捧げます」
いきなりなんぞwノエルさんww
「試練を乗り越えようやくカップルになれた二人がこれからも仲睦まじくいられるよう、心から祈って。乾杯!」
乾杯の声が響き渡る。
知らない人達も含めて、その場にいるみんなが主人公たちを祝福してくれる。
(な、なんかよくわからないけど‥すごく嬉しい‥みんな祝ってくれてる)
「ふふっ、二人とも、びっくりした?両思いになれた二人へのサプライズパーティだよ!」
「まあ、頑張ってたしな。おめでと」
みんなの優しさが伝わってきて、胸がじんとする。
「皆さんありがとうございます‥」
「ふふ、僕にもさっきまで秘密だったから、驚いてるよ。でも〇〇さんの嬉しそうな顔を見れてよかった」
どうやら前から計画してたらしいw
なんでお金持ちってサプライズが好きなんだろうかw
「そんなんだ。皆さんやっぱり仲がいいんだね」
「〇〇さんも既に僕たちの仲間だよ。でも、〇〇さんを独り占めできるのは僕だけどね」
「ふふ、千早さんを独り占めできるのも、私だけでしょ?」
「もちろんだよ。これからもずっとね」
主人公も言うようになったもんだw
「実は僕からもサプライズがあるんだよ。〇〇さん、誰かに何かもらわなかった?」
未来がどこからともなくさっきひょっとこに貰った箱を持ってきた。
戸惑いながらもリボンをほどいて中を見ると、パールのアクセサリーが入っている。
「さすが、趣味がいいな。思ったよりもいいもの選んでくれた」
ん!?千早さんからのプレゼントじゃないの!?
何かプレゼントしたくてねって中身はひょっとこ任せ!?
どうやらさっきの人は未来くんが手配してくれたらしい。
千早さんがそのアクセサリーを私の首もとに巻いてくれる。
「この国のグレース・ケリーっていう王妃が身につけてた、パール・チョーカーのフェイクだね」
「フェイクって言っても、超高級品だけど」
値段を言うなら、主人公の給料を一年分くらいつぎ込んでも買えないくらい‥って、少なくとも300万より上ってことか。
そのグレース・ケリーって人は有名なハリウッド女優だったけど、モナコの王様に見初められて王妃になったらしい。
一時間後、ワインを取りに行ってると、プールの方で派手な水音が。
プールの方を見ると、千早さんと遼一さんが同時に水面から顔を出した。
何事!?
「ち、千早さん!?」
プールサイドまで駆け寄ると、二人は楽しそうに笑っている。
「‥‥遼一に落とされてしまったよ」
「ハハッ!お前たちのことを思ってやったんだよ。濡れてた方が色々と都合がいいだろ?」
「ぬ、濡れ‥」
遼一さん、ナイス!!!( ̄▽+ ̄*)←
「〇〇さん、悪いけど引き上げてくれないかい?」
千早さんが手を差し出してくる。
その手に自分の手を重ねると、思いっきり引っ張られた。
(ええっ!?)
バシャーン!!
「あははっ!」
千早さーーん!!!!!!!o(≧∀≦)o
てか、主人公ドレスなのに!!w
「‥‥もう!何するんですか!あー、びしょ濡れになっちゃった」
「‥‥あ」
千早さんは眉間にシワを寄せた。
瞬間、腰から軽々と持ち上げられて、体が宙に浮く。
千早さんの肩に担がれるように抱き上げられて、そのままプールを出た。
周囲から野次や口笛が飛んでくる。
「千早さん、下ろして!みんな見てるから恥ずかしいよ」
「イヤだ」
(なっなんでこんなことに!?)
皐月さんとノエルさんにお礼をいい、その格好のまま街中へw
「千早さん、そろそろ下ろしてもらえませんか‥‥周りの人の目がすごい気になるんですけど‥」
「ダメ。それに日本人と違って、彼らには日常茶飯事の光景だからそんな気にすることないよ」
「そういう問題じゃないと思うけど‥」
お姫様抱っこが日常茶飯事w
それどんな国w
でもこんな早く帰っちゃってよかったんですか?というと
「いや‥‥そのドレス、水に濡れると‥‥透けて見えるみたいだね」
「え!ウソ!?」
なんとなーくそうだろうなとは思ってたけど、たいていの服は水に濡れると透けるもんじゃないのか?
特に今回は白だしw
「すまない。‥‥ちょっと浮かれすぎた」
「浮かれる千早さんて、なんだか珍しい」
それからカジノに初めて取材に言った日もプールに落ちたって話にw
あの頃は千早さんのことがいまいち掴めなくて大変だったって。
今も千早さんの行動を掴めてない気がするけど(*´Д`)=з
「‥‥そう?僕はあの頃も、キミと一緒にいると楽しかったよ」
「ふふ、それって私のどんなところが楽しかったの?」
「そうだね。周りのこと全てに驚いる姿とか。見てるだけでとても楽しかったよ」
「それって私のことで遊んでたってことじゃないですか」
「今でも〇〇さんで遊んでいるけどね」
やっぱつかみどころがわからないw
(でも、こういう話してるだけで幸せを感じる。ずっと千早さんと一緒にいたいな‥)
ソファの上で彼と私の肌がふれあって、溶け合うようになじんだ。
ちょっ!?いきなり行為まで飛ばされたー!!?(・∀・)←
お互いの存在を確かめるように、深く絡まっていくようなキスをする。
唇を離して、千早さんは困ったような目で主人公を見つめた。
「ねぇ。その目は、僕を煽ってるの?」
「‥‥えっ?」
「‥‥無意識か。悪い子だね」
首筋に、鎖骨に、胸に‥‥‥ふれられて、口づけられて、彼の熱が伝染する。
重みが心地よくて、汗ばんだ千早さんの首に腕を絡めた。
なんかリーアールーw
彼が私にしてくれることは、いつだって全部やさしくて‥
「‥‥〇〇さん」
「‥‥?」
「来年もモナコに来ようか。再来年も、その次の年も。ずっと、一緒に」
いいよと言いかけて、私は赤面した。
というか、千早さん、スーツのまんま‥
ああ、そういうプレ(鉄拳)
「‥‥それって、なんだか‥‥」
「うん?」
「なんだか、プロポーズみたい‥‥」
「ああ、そう言えばそうだね」
軽っ!!!
千早さんは少し考えてから
「それで、答えは?」
「‥‥え?」
主人公は戸惑いながらも少し考えて、言葉にならず、顔を両手で覆ってコクコクと頷いた。
「‥‥〇〇さん、顔を隠さないで」
「だっ、ダメ!今、すごい変な顔してるから‥‥」
千早さんは構わず主人公の手を外させた。
「‥‥キレイだよ?」
ここでスチル出現なんだが‥‥‥なんか、ぼけてませんかー!?
「じゃあ、その約束に」
左手の薬指、そのつけ根に優しくキスをした。
「疲れた?」
「‥‥ちょっとだけ」
「でも、今夜は寝かせてあげないよ」
「‥‥あ、あのっ」
「‥‥ん?」
「お手やわらかにお願いします‥」
「ああ、‥‥手加減できなかったらごめんね」
(えっ!?)
千早さんは主人公の顔の横に肘をつくと、愛おしげに唇を重ねた。
続編に続く。
結局裸立ち絵出てこんかった‥‥‥プロローグで出たけど、なぜに出し惜しみをするかー!!!!

