選択肢


ポテトあげると差し出す

バイバイ!と手を振る












「うわわ、もうこんな時間になっちゃった!」


今日は藤森くんとの初デート。

藤沢にある大きなショッピングモールへ行くことになっていた。

どうやら昨日、あの後うんって言ったらよっしゃー!ってめっちゃテンション上がって自転車漕ぐスピードを上げるくらい嬉しがっていたらしい。

すごく喜んでくれたのがわかって、こっちまで嬉しくなったんだけど‥


(なんで寝坊しちゃったんだろー!?)


アホーーー!!!!!!!!!!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

何度髪型をセットしてもいい感じに決まらず、時間がもうないのでこのまま行くことに。

約束の一分前に、待ち合わせ場所の藤沢駅に着いた。

家から10分の道のりを、6分で駆け抜けた。


(これだけ走ったらブローしても無駄だったかも‥)


時間の無駄でしたねww

気になる髪型を整えながら改札のほうへ。


(あ、もう来てる!)


ごめん、待った?、ううん、今来たとこwが見れないじゃないかっ!!!←

いや、まあ別に楽しみにしてたわけじゃないけどw←←


「ふ、藤森くん!‥ごめんね、待った?」


「‥っ!!‥あ、いや、ぜ、ぜんぜん‥」


駆け寄った主人公をちょっと驚いたような顔を見る藤森くん。


(なんでそんな顔?やっぱ髪型おかしい!?)


慌てて髪型を整えようとするけど、目の前の藤森くんは挙動不審ww


「あー、えっと、んー‥」


「なに?」


「か、かわいー‥た空気が気持ちい天気だなーって‥」


・・・・・・・

・・・・・・・・・・・ハッ∑(゚ロ゚〃)

かわいいと言おうとして、無理やり別の言葉にこぎつけた?‥と判断してもいいですよね?w


「‥乾いた空気?」


「ほ、ほら、こんないい天気じゃん。オ、俺って、晴れ男なんだよなー」


不自然すぎるw

と思ったら、こっちを真剣な表情で見て、ガッといきなり手をとられた!

あまりにも突然だし、力強いしで思わずびくっとなるとしゅんとなって手を離す藤森くん。

・・・・・慣れてねえなあww


(‥ち、ちがう!手をつなぐのが嫌なんじゃなくて‥)


ただびっくりしただけだよね。

というか、いきなり手を取られたら誰だってびくつくってw

たぶん、手を繋ぎたかっただけだろうけど・・・そういうのは、人ごみの中で自然とだな~‥←


「‥行こうか」


「う、うん‥」


ぎくしゃくしたままショッピングモールに向かう。

主人公はまだ隣に並ぶのが照れくさくて、思わず一歩ずれる形に‥‥そうしたら、人がごった返してたのもあってだんだん藤森くんと距離が開いていく。

ここだ!藤森くん、ここ!!

主人公が隣にいないことに気づき、振り返った藤森くんの目が合うとすぐに駆け寄ってくれた。


「‥ごめん」


小さく謝った藤森くんは、視線を落として黙ってしまった。

左手だけをぎゅっと握りしめて‥

今だーーっ!!!!!!σ(*・∀・)σ

そう思った瞬間、藤森くんは意を決したように、その左手をすっと差し出し、主人公の右手が藤森くんの大きな左手に包まれる。

さっきのように力任せに握るんじゃなくて、ふんわりと優しく。

でかした!やればできるじゃん!!
なんか藤森くんのいじらしさを見てると、実況中継式に応援したくなるわ~w

まだ汚れをしらない男もまたいいなww(黙れ)


「ま、迷子になるなよ?」


「うん‥」


手を繋いだまま目的の場所に到着。

とりあえず、小腹がすいたからファーストフード店でちょっと早いお昼ごはん。

二人で同じものを頼んで、向かい合う二人席に座る。


「い、いくらだった?おつりある?」


主人公はお財布から千円札を出そうとした。


「‥いらない。おごるよ」


「え?いいよ、自分で払うよ」


「いいって」


いやいや、割り勘にしようって言ったら、おごりたいんだ!って少し声を大きくした。


「ご、ごめん‥。でも、マジで俺、今日は全部出すつもりでいたから。あー、えーっと、○○の分も‥全部‥」


(え‥?い、今‥○○って呼んだ!?)


不自然すぎるww

んで、名前呼びをした藤森くんの顔は、高熱でも出したかのように真っ赤になって汗だくww


(な、なに?どうしちゃったの?)


さっきからやけに不自然な行動するな~って思ってたら、店を出てまた手をつなごうとポケットに入れていた手を差し出してきて‥‥


ひらり。


「あっ‥!」


藤森くんのポケットから何かが落ちた。

小さいメモ用紙?


「何か落ちたよ?」


反射的にその紙をつかむ。


「な、なにも落ちてない!目の錯覚!幻覚!亡霊!超常現象!


何を言い出すんだ、この子はww


「‥何?これ‥?」


・・・・・・『初デートマニュアル By.清水』‥?


`;:゙;`;・(゚ε゚ )ぶっ!!!


「うわっ!み、見るなーーーーーッ!!!!!!


「ご、ごめん‥、見ちゃった‥」


「‥もうおしまいだ‥‥」


藤森くんはメモを奪う気力もなくしたように、がっくりと項垂れた。


1.待ち合わせ場所には5分前に着け

2.会ったらまず服装や髪型を褒めろ

3.移動時すぐさま手をつなげ

4.早い段階で下の名前を呼び捨てに

5.デート代は全部おごるべし。


ヾ(@>▽<@)ノブァッハハハハハハー!!!!!!!!

そこで主人公は今までのことが全部このマニュアル通りに進めてたことだったんだと気づくw

藤森くん‥あんた最高‥‥そして清水くん‥あんたってやつは‥ww


「‥お、俺、デートとか自信なくて、それで清水にいろいろ教えてもらって‥」


項垂れたまま、すごく恥ずかしそうにいうふっじーw


「けど結局大失敗ばかり‥。あ~、最悪だ‥この世の終わりだ‥‥」


そこまでこのデートに魂捧げてたの!?w

今にも泣きそうなほど思いつめた顔をするふっじーw

そんな藤森くんを見て、どこかほっとする主人公。


「‥私なんか、自信がないどころか、何もかも初めてだし‥」


「え‥?」


「初めてなの‥。彼氏ができたのも、デートするのも‥」


「‥マ、マジで!?」


「う、うん‥」


正直に話した後、引かれちゃったかなと少し後悔する。


「‥オ、オレも‥」


現実世界ではありえないよねwファン持ってる高校生男子がデートが初めてなんてw

あ、でも‥ずーっと男子ばっかのところとか、人見知りする人とかならどうなんだろw

主人公も、女の子に騒がれてる藤森くんが初デートってことに驚き。


「‥初めて同士だったんだ、俺たち‥‥」


なんか、その言葉に一瞬変なこと考えてしまった私自重しろ。←

ほわほわした雰囲気になって、改めてよろしくって握手ww

お前らww

そして、いきなり恋人繋ぎをすることに!!

おいおーい、初デートでそれは発展しすぎじゃないんですかー?w

でもちょっと羨ましいかも、私昔指を鳴らすのが癖で、それで指が太くなっちゃったから‥‥恋人繋ぎとか‥‥ふっ‥←←

それからあっという間に二人で過ごす時間が終わり、家まで送ってくれた。


「遅くなってごめん。門限とか大丈夫?」


「うん大丈夫。まだ7時だし」


「‥今日は、なんつーか、すげー楽しかった」


「うん、私もすごーく楽しかった」

自然に笑うと、藤森くんが真剣な表情でじっと見てくる。

なに?と思ったら、いきなりちゅーぶっかましてきたぜー!!!

だ か ら っ !初デートで初ちゅーとかテンポ早すぎ!!

経験ある人なら十分ありうることですけども、あなたたち初恋人同士なんでしょーがっ!!


「あ‥わ‥えっと、体が自然に‥あ、いや違う!」


ふっじー、理性が勝つタイプか?w


「し、清水にしろって言われたから‥」


いやいやいや!!なにその理由!?おばさん、怒るよ!?

言い訳って分かってても、はあ?って思ってしまったww

やめてくれwもう少しマシな言い訳プリーズww

名残惜しみながらまた明日とばいばい。

家に入ると、弟がにやにや顔でこちらを見つめてきた。

・・・・・・・・え、見てた?w


「フフ‥。ねーちゃんもついにねえ‥」


見てた!完璧見られてたー!!!(//・_・//)

まあ、でも家の真ん前だったし、見られることもあるか‥;;

にやついた弟から逃げ、一度自分の部屋に入る。


「初めてのキスを身内に目撃されるなんて、最悪‥」


でもまー、家の前でした方にも非があるよねww


選択肢


なし













マッカラン空港からラスベガス大通りへとタクシーでひた走る。

ビル群の狭間に自由の女神像が見えてきて、思わず歓声を上げた。


「うわぁ、なんでこんなところに自由の女神像があるの!?」


「ほら、○○ちゃん。あっちにも」


エッフェル塔や凱旋門が見えてきた。


「すごーい!ラスベガスってこんな街なの!?」


主人公、落ち着けww

というかなんでもありだなww


「ふふっ、面白いよね」


そして今日泊まるホテルはよく映画の撮影に使われる場所なんだって。

きゃっきゃっしてると、頬に手を伸ばしてきた。


「なに?」


「○○ちゃんが笑ってるから、うれしいなと思って」


「未来くんって‥ホント、そういうこと普通に言うよね」


「だって、ホントにそう思ってるんだもん」


「私も、未来くんが笑ってくれてるとうれしいけど」


そういうと、未来くんの表情が一瞬固まって、頬が赤く染まる。


「‥‥ホントだ。こういうこと言われると、ちょっと照れるね‥」


「前から思ってたけど、未来くんって、おかしなとこで照れるよね」


言っちゃったww

でもツボを押さえていると思うよw


「そうかな?それよりも、最近○○ちゃんに負けてる気がするな」


「なにか、不服でも?」


「不服だよー。○○ちゃんには絶対負けないからね」


「私も負けないよ?」


なんの勝負してんだ、お前らww


「じゃあ、僕のターン」


え、なんか今日曜の朝やってるやつのアニメが頭に浮かんだんだけど‥w

魔法をかけてあげると言って連れて来られたのは、カジノ、レストラン、スパショッピングができるホテル。

・・・・・すごい大きいホテルなんじゃ‥?

未来くんが3日間のプラン立てたんだけど‥‥なんかいろいろ桁違いなことになりそうだw

そして世界の一流ブランドが軒をつらねるショッピングモールへ。

今主人公たちがいるのも、高級ブランドショップで‥


(値段が‥‥ありえない金額なんだけど‥)


「未来くん、ここで買うっていうのはちょっと‥」


「なんで?気に入った服がなかったの?」


「だって私、こんなところで買えないし‥」


「何言ってるの。僕が買うんだよ?全然問題ないでしょ」


「そっちのほうが問題あるよ!申し訳ないから‥‥」


「ダーメ。今日はおとなしく僕の言うこと聞いて?」


「‥‥わかった。じゃあ、精一杯きれいになれるように頑張る」


さっきお姫様にしてあげる~とか言ってたけど‥まさかパーティとかに連れて行かれるのか?

黒のドレスで、髪がアップにして~‥とかしてたら、うなじにキスしてくる。


「ちょ、ちょっと未来くん!」


「○○ちゃんがすごく色っぽ過ぎて、思わずキスしたくなっちゃった。それでネックレスはこれね」


そう言ってつけてくれたのは、ダイアモンドとゴールドがあしらわれた大ぶりのシャンデリアネックレス。

うわーお‥‥全部合わせて1000万とか行っちゃうわけ?w

さすがにこのネックレスの金額を聞くのは怖くてやめたww

それからカジノに行って、4勝して、今日はもう勝ちの限界だと思うからってこれでやめることに。

ギャンブルって引き際が大事なんだって。

あー‥私、絶対上り調子になったら調子に乗るから、後で痛い目見るんだよなーw

ゲーセンでぬいぐるみ取るときだって、取れるまでやっちゃうし。(危険)

すごく儲かったねって話をしてたら、隣に座ってた日本人夫婦が話しかけてきた。


「強いですね~!」


「いえいえ」


「私たち、ハネムーンで来てるんですけど‥‥もしかして、お二人もですか?」


否定しようとしたら、未来くんが主人公の言葉をさえぎった。


「はい、妻なんです」


(‥はあ!?)


「もう、未来くんっ!まだ違うでしょ!」


「‥‥へえ?まだ、なんだ?」


(し、しまった‥)


「うれしい。じゃあ今度は本当にハネムーンで来ようね」


言いながら、未来くんは主人公にキスをした。


「!!」


周囲から歓声が沸く。

外国の方々が野次を飛ばしてきて、主人公の頬は真っ赤に染まった。

未来くんを怒ると、日本と違ってアメリカはオーブンだから大丈夫だよーwってww

そして、この騒ぎのせいか主人公は今日のラッキーゲストに選ばれて、ワインをくれた。

でも未来くんはまだ未成年なので飲めませんww

ホテル内のレストランで食事をしていると、さっきの日本人夫婦がやってきた。

さっきも思ったんですけど、お二人ともすごくお似合いだって。


「そうでしょ!?ほら、○○ちゃん!」


なんでそんなうれしそうなのww


「ええ!?未来くん、そうでしょってどういう意味なのか、わかんないってば!」


「だってさっき妻ですって紹介したら嫌そうだったし」


「そんなこと言ってないよ!」


「ふうん?そうなの?てっきり僕と夫婦に見えるのが嫌なのかと思ってた」


「そんなわけないよ。私だって、未来くんのこと大好きなん‥って、あ」


「‥‥さっきから、○○ちゃん大胆発言多いよね。うれしいなあ」


日本人夫婦にくすくす笑われているのに気がついて、顔が熱くなった。


「す、すみません」


「ハネムーナーっていっても通るくらいですよ?」


「新婚旅行の予行演習ですから。ねっ○○ちゃん?」


「‥‥そうだね、未来くん」


否定しようと思ったけどやめた。


「否定しないんだ、○○ちゃん」


「私も、そうなれたらいいなと思うから」


「‥うん」


主人公たちははにかみながら微笑みあった。

話しかけてくれた新婚さんたちも、主人公たちをニコニコしながら見つめていた。



食事を終えて街へ。

夜景、きれいだね‥というと、未来くんはこの街が世界で一番きれいだと思うって。


「今夜のこの景色を○○ちゃんと見たってこと、一生忘れないと思う」


主人公に向き直ると、顔いっぱいにやさしい笑顔をにじませた。


「○○ちゃん‥‥大好きだよ」


そう言って軽いキスを交わす。


「○○ちゃんって、キスを嫌がるときと嫌がらないときがあるよね」


「基準は、私が恥ずかしいかどうかだから。あと、会社はダメ」


「えー、なんで!会社はスリルがあって楽しいのに」


「それがだめなの。人に見られたら、恥ずかしくて会社にいられなくなっちゃうよ」


「つまんないのー。いっそ見せつけちゃえばいいのに」


主人公の会社はアメリカ在住じゃないんでww

すると、募金を慕っている女性たちがいた。

さっきカジノで勝ったから、少しくらい募金しないとバチが当たるよねと募金すると、未来くんはカジノで勝ったお金全部募金w


「未来くんって‥ホント『ヒーロー』だよね」


「ふふっ、それを目指してるからね。まだまだ力不足だけど」


「そういう謙虚なとこ、未来くんのいいところだよね」


未来くんが少し恥ずかしそうな顔をして、顔を背けた。


「未来くん、なんで照れてるの?」


「‥‥ダメだってば。そういう言い方、弱いって言ってるのに」


「ふふっ、私も、いまだに未来くんの弱いツボがわかんない」


それなのにツボを押さえる主人公がすげえw


「そっか、こういうこと言われると嬉しいんだ?」


「う、嬉しいって言うか‥‥」


「やめてほしいの?」


「‥‥○○ちゃん、意地悪だ」


主人公がSに目覚めましたw(`∀´)←


「‥‥恥ずかしいけど、嬉しくないわけじゃないかも」


(ホント、意地悪なのか甘えっ子なのか、わかんないなあ‥)


「‥‥うん、わかった」


愛おしさでいっぱいになって、未来くんをぎゅっと抱きしめる。

未来くんは、主人公の頭に自分の頭をことんと預けると、背に腕をまわした。

場面変わってホテル。

シャワーを浴びて出てくると、未来くんがルームサービスを受け取って戻ってきたところだった。


「あれ?私、アイスコーヒーを頼んだはずなのに‥」


「すっごい生クリームのってるね」


!?


「そういえば、アイスコーヒーって日本発祥って聞いたことあるけど‥」


マジで!?

でもせっかくだし、飲んでみたら‥‥あまりの甘さに喉が痛くなった。

うわぁあ‥;;どんだけ‥


「○○ちゃん?」


「げ、激甘だ‥‥アメリカの人って、みんなこういう味が好きなのかな‥」


「そうなの?」


未来くんは私からカップを受け取る。

飲むのかと思ったら、そのままテーブルに置いて、主人公の顎をくいっと上げた。


(‥え?)


唇が重なって、舌を舐めとられる。


「‥‥んっ」


身動きすると、ちゅっと軽く音を立てて唇が離される。


「‥‥ホントだ。すっごい甘いね」


「‥イ、イキナリすぎ」


「ふふっ、○○ちゃんと初めての旅行だもん。嬉しくて、しかたないの!」


「‥‥ありがとう、未来くん。連れてきてくれて」


未来くんが主人公をぐいっと抱き上げて、ベッドに押し倒した。


「‥‥また、一緒に旅行プラン練ろうね」


主人公の前髪を払い、そのままちゅーw

未来くんの体が主人公にのしかかり、ゆっくりと足が絡み合う。

いつもと違って、手加減なしで体重がのしかかる。


「み、未来くん。重っ‥」


そして未来くんから寝息が。

・・・・・なぬっ!!?

そしてそのまま二日目終了~‥未来くん、もしかして徹夜でプラン考えてたりしたのか?w

選択肢


メールしてみる

撤兵さんと離れ離れになる













(うーん‥‥)


ブラインドの隙間から差し込むまぶしい光に思わず目を開けると、ふと身体を包む温かさに気づく。

顔を上げると、主人公を見つめる瞳。


「‥おはよう」


寝起きで少しかすれたその声が、妙に色っぽく感じられる。


(昨日のこと、思い出しちゃった‥)


もう完璧事○ww

おはようございますというとおでこにちゅーされる。


「‥今日は一日、こうして寝ていたい気分だな」


ねーwヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ

でもそういうわけにも行かず、起きることに。

朝食を食べながら今日のスケジュールの確認。


「今日の撮影後、お前を送ってから事務所に行くことになった」(山田さんが)


「そうですか‥‥それじゃあ、夜ご飯は‥」


「わからない。遅くなるようだったら電話する」


「‥‥はい」


頷いてカップに口をつけようとして、ふと気づく。


(今の会話って‥徹平さんが夜になったら、ここに来るのが当たり前みたいな‥)


「なんだかまるで‥」


「‥ん?」


「あ、いえ‥なんだか一緒に暮らしてるみたいだな‥‥なんて」


ふふふwというか、寝る寸前までここにいるのが当たり前の感じになってるしww

それを聞いた山田さん、なぜかどこかそっけない返事。

何か気に触るようなこといったかな、と思い、山田さんに相談してみると、きっと自分の思っていたことを主人公に言われて、動揺してそんな態度を取っちゃったんだろうって。


「まったくもう‥‥そういうこと、意外と男らしくないのねえ」


モモちゃんはやれやれといった様子で、主人公の顔を見る。


「まあ‥‥そのうち、ちゃんと言ってくれるんじゃないかな」


「ちゃんとって‥」


「プ・ロ・ポ・ー・ズ!」


「なっ‥‥そ、そんなこと‥いきなり話が飛びすぎですよ!」


そうだよ~‥まだ犯人捕まってないし、これからもう一回くらいひと悶着あるに決まってるんだから急かさないで!←


「そうかしら?徹平ちゃんのことだから、プロポーズどころか子供の数まで考えてる可能性がありそうだけど」


ちょっま!それはもう妄想癖の域だーっ!!!!!!wヘ(゚∀゚*)ノ

でも男女ひとりずつは欲しいよね~w


「そんな‥まさか‥‥も、もう、モモちゃんってば‥からかわないでください!」


「あら‥‥からかってないわよ。それくらい○○ちゃんのこと、大切に思ってるだろうから‥‥徹平ちゃんは」


「モモちゃん‥」


胸に広がっていく温かさを感じていると、モモちゃんのクスッと笑う声が聞こえる。


「だけど‥‥ちょーと考えすぎちゃうタイプだからねぇ。‥だとすると、意外とハッキリ言えないかもしれないわね」


あー‥逆に、ねw


「私は徹平ちゃんの彼女になったことがないから、ほんとのところは分からないけど、‥そんなに気になるなら聞いてみたらどう?」


え、プロポーズはいつなのかって?w

でも、今は男性よりも女性からの結婚申し込み率が高いらしいねー。

なんか、男性の方が照れながらOKするとか、本当に男女逆転になってるよねww



数時間後。

撮影が終わってほっとしながら廊下を歩いてると


「○○ちゃん」


おー、竜司さんお久しぶり!!

このルートでも、竜司さんはハリウッドに進出してるみたいですね。


「いつ日本に戻られたんですか?」


「一昨日、帰ってきた。今度、公開される映画のジャパンプレミアムがあって、そのためにね」


「そうだったんですか。久しぶりにお会いできてうれしいです。‥アメリカでの生活はいかがですか?」


「うーん、まあまあかな。生活の違いでの戸惑いはあるけど、でも映画の仕事はやりがいがあるよ」


「‥充実してるんですね」


「ああ‥‥ハリウッドには日本以上の刺激と、大きな達成感が得られるから。‥もっともそれだけ厳しいことも、いろいろあるけどね」


その時、山田さんがやってきた。

相馬さんもこれから撮影だからそろそろおしゃべりはここまで。

相馬さんは立ち去ろうとして、主人公に耳打ちしてきた。


「本当はキミの顔が見たかったんだけど‥‥残念ながら、決まった相手が出来てしまったようだね」


・・・・まさか、昨日の残り香で気づいた?w


「さっき、メイクルームで聞いたんだ。‥お幸せにね」


立ち聞きされてた!!

というか、やっぱ山田さんとのこと一部の人間しか知らないみたいですねww

相馬さんが去って、山田さんが何を話してたか聞いてきた。

言い淀んでいると、一人でツカツカ歩いて行ってしまう。

ヤキモチ妬き~w

慌てて素直に話すと、変に言い寄られても困るからなって照れるw

なんだこれ、甘すぎじゃねえかっ!!(いまさら)


「さ‥‥早く行かないと、遅れるぞ」


「あ、はい」


その時。曲がり角から出てきた人とぶつかってしまう。

次は隼人さんか?←


「わっ‥す、すみません」


相手の顔をみると、若い警備員。


「いえ‥お気をつけて」


警備員はそう言って軽く会釈をすると、そのまま背を向けて去って行った。


(‥‥あれ‥‥今の人‥)


・・・・・うわ、来た。

あれだよね、きっとこの人が写真でどこか見覚えがあるって言ってた人だよね‥

そしてその日の夜。

山田さんが仕事で事務所に行ったので、家で帰りを待つ主人公。

毎回毎回主人公の家が出てくるけどさ‥‥いい加減このくだり飽きてきたわ‥;;

主人公が寂しがってるのを山田さんが慰めて→いちゃいちゃw

日に日に糖度が増してるけど・・・3日同じような流れで、しかも決まって主人公の部屋で‥なんか時間稼ぎをしているみたいに思っちゃうんだよね‥。

内容はそんな軽いとは思わないんだけど‥‥この、主人公の家の背景に飽きたぜっ!!!

そして山田さん盛りすぎ‥‥すぐさま押し倒すなーっ!!!!!!!

ここらへん、メモするのうっかり忘れたまま通信ボタン押しちゃったんで‥記憶があいまいなんですけど、確か映画か何か見てて、相馬さんが出てて、んで山田さんがハリウッド映画に出られるチャンスがあったらどうする?って聞かれて‥なんか様子がおかしい山田さんにそのままベットに連行された‥っていう感じだったと思います。

これ、相馬さんにヤキモチ妬いたのがまだ尾を引いてるんですかね?

それとも何かのフラグ??

選択肢


なし














時計は午後10時を回っている。

パソコンのメールの送信ボタンを押すと、ぐったりしてデスクに突っ伏した。


「だ‥脱稿した‥‥」


買収騒動のときに、編集者とデザイナーが一人ずつやめてしまったのでこの一カ月すごく忙しかった・


(今夜、未来くん空いてるかな)


そっと編集部を抜け出し、未来くんに電話をかけるがなかなか出てくれない。


(今日は無理かな‥)


「今日は疲れちゃったし‥‥未来くんの顔が見たいな‥」


癒し?w

ため息混じりにつぶやくと、誰かに肩をたたかれた。


「‥っ!?未来くん!?」


振り向くと、未来くんがたっていた。


「えへへ、来ちゃった」


(毎回思うけど、うちのセキュリティって一体どうなってるんだろう‥??)


ねーww( ´艸`)


「お仕事終わった?まだなら、どこかで待ってるけど」


「ううん、もう終わったから帰れるよ。未来くん、今夜仕事が一区切りつくこと、なんで知ってるの?」


「‥‥ふふっ、どうしてでしょう?」


言いながら、未来くんが主人公を抱きしめる。


(こうやって抱きしめられると疲れも忘れちゃいそう‥‥って、ここ会社じゃない!)


「み、未来くん。ここ、会社だからちょっとマズイんだけど‥」


「ゴメン、わかってるんだけど、ずーっと傍に居られなかったから、体が勝手に‥」


そう言いながら抱きしめる腕に力を込める。


「み、未来くんってば!マズイって!」


「おお、影山くん」


(や、やばい!こんな場面を編集長に見られたら、言い訳ができない!)


「へ、編集長、これはっ」


「こんばんは~。昨日、借りたゲームやりましたよ!」


「おー、アレ、ラストがやばいから。クリアしたら感想メール送れよ?」


・・・・・・・え?( °д°)


「もちろんです!」


いやいやいやいや!!?

呆然としてたら、恋愛大いに結構!いいネタどんどん仕入れてこい!って肩を叩かれた。

編集長は北大路さんによろしく~と言って去って行った。


「未来くん、今のはどういうこと‥?」


「あ、○○ちゃんにはまだ言ってなかったね。付き合ってること言っちゃったの」


「えっなんで!」


「隠すようなことでもないじゃん。むしろ味方につけたほうが、やりやすいなあと思って」


(味方につけるって言っても私の上司だし!他の人にバレたらなんて言われるか‥)


「‥‥み、未来くん」


「僕と○○ちゃんが仲良しなら、僕の周りにいる人たちとも仲良しだってことでしょ?それは、編集長にとってもメリットがあるってことなんだから、いいの」


「そういう問題じゃなくて!」


「職場なんて平日のほとんどを過ごしてる場所なんだから、虫除けしといたほうがいいの」


「む、虫除けって」


未来くんはにっと笑って、主人公の体を壁に押し当てる。

だからここは会社だーっ!!!!!!(/ω\)w

とっさに未来くんの唇を止めた。


「‥‥○○ちゃん、これって僕、焦らされてる?」


(未来くん、わかっててやってるな‥)


「そ、そうだよ。焦らしてるから、ここから先は、後で‥‥ね?」


主人公!?


「ふふ。○○ちゃんったら、照れ屋さんなんだから」


「未来くんも、ヤキモチ焼き屋さんなんだから。そんな焦らさなくても」


主人公の返しに、未来くんが一瞬きょとんとした表情になった。


「‥‥○○ちゃん、後で覚えておいて?」


「そっちこそ、ね?ちょっと待って。すぐバッグ取ってくるから」


お前ら‥‥ここ会社だっつってんだろーっ!!!ヾ(@^(∞)^@)ノ←



カジノのVIPルームに行くと、皐月さん以外全員揃っていた。

ちょっ皐月さぁああぁあん!!!(;´Д`)ノ会いたいわー!!!←


「○○さん、久しぶりだね。最近は仕事が大変だったんだって?」


「はい。この前の騒動で人が何人かやめてしまって。未来くんから聞いたんですか?」


「ふふっ。未来くんはあなたの自慢話ばかりだから」


「えっ、みんなが僕にそういう話を振ってくるんじゃない!」


「なあ、○○。未来みたいなお子様といると疲れるだろ?俺みたいな大人な男がお前でもいいだろ」


「遼くん。僕がお子様かどうか、見せようか?今ここで」


「ほう。んなこと言うなら、見せてみろよ」


売り言葉に買い言葉で、未来くんは主人公に迫ってくる。


「ちょ、ちょっと未来くん!」


そういうところが子供っぽいってことに気づかないか?w


「冗談。かわいい声出してる○○ちゃんなんて、僕のほかに絶対見せたくない」


あ ぶ な い 言葉禁止ー!!!!ww


「ふぅん?かわいい声‥ね」


にやにやしながら見んな、どS代表w


「廣瀬さん、そういう目で私を見ないで下さいよ」


「別に。○○がそういうことを期待してるから。そういう風に見えるんじゃないのか?」


未来くんが主人公を抱きしめて、廣瀬さんを睨みつけた。


「遼くん、○○ちゃん見るの禁止ね」


「触ってないんだから、別にいいだろうが」


「僕がヤなの。‥‥ねえ、さっきからみんなで何のゲームやってるの?」


みんなはブラックジャックをやってて、主人公たちもやることに。

でもやっぱ未来くんには敵わず‥全部負けたw

途中から合流した皐月さんが、へこんでる主人公を見て神経衰弱でもやりますか?って。

皐月さんルートマジ気になるんだよねー‥やっぱルイフェイさん出てくるのかな?それともお母さんとバトル?


「こういうのって罰ゲームがねーとつまんねーから、一番負けたやつは、恋愛で今まで味わったイタイ過去を暴露ってことで」


「俺はいいけど‥‥お前、ハードル上げてるんだよ」


「ただのゲームしたって面白くねえだろ?」


(なんだか‥‥嫌な予感がする‥)


主人公の言うとおり、ひと組も取れないまま、主人公が最下位。

悠月さんがノッリノリで聞いてくるんだけど、未来くんが必死にガードしてくれて言わずに済んだw

遼一さんに未来の相手は大変だなと言われ、でも小動物みたいでかわいいですよと意地悪なのかもわからない意地悪をw

未来くんに一度も勝てなかったのが悔しかったらしいww


「‥わかった。○○ちゃん、ラスベガスに行こう」


(ラ、ラスベガス‥?)


「み、未来くん‥‥えっと?なんでラスベガス?」


「ブラックジャックの楽しさを知りたいなら、やつぱり本場に行かなくちゃ」


「仕事あるから、そんな急に行けないって!」


「皐月さん、○○ちゃんの取材受けてくれる?」


「ああ、構わないが」


ちょっ軽っ!!

未来くんは携帯を取り出し電話を‥

まさかw


「OKもらっちゃった。○○ちゃん、三日間休んでラスベガス行っていいって!」


「えっ!?まさか今、編集長に電話してたの!?」


「うん。土日入れて計5日間休めるから、ちゃんとプラン組んどくね」


前から編集長、皐月さんの取材やりたがってたもんね‥


「そ、そうなの?皐月さん、申し訳ございません。皐月さんまで巻き込んでしまって‥」


「いえいえ。ちょうどカジノに新しい施設を建設中ですので、それの宣伝もかねましてね。それに○○の頼みとなれば断れませんよ」


「ありがとうございます。そう言って頂けると助かります」


(でも急な展開でラスベガスに行くことになるなんて‥。現実感がない気がする)


「おい。大丈夫か?」


「‥‥男の人って、勝手ですよね‥ホント」


「いや、未来だからだろ。俺、そこまでやらねえし」


「‥そっか。そうですよね‥‥」


悠月さんの同情するような目が痛いww

場面変わって、どっかの部屋。


「はあ‥‥」


「○○ちゃん。ため息出てるよ?」


「未来くん、どうしてラスベガスに行くの?本場のカジノを見せたいからってだけじゃないでしょう?」


「ホントはね‥‥○○ちゃんと二人きりで旅行してみたいなって、思ってたんだ。最近ずっと一緒にいられなくて、寂しかったから」


「そっか‥‥ゴメンね、未来くん。寂しい思いさせちゃって‥」


「ううん。僕も予定合わせられなかったし‥」


未来くんは主人公の唇をやさしく指でなぞってから自分の唇を重ねる。

そのまま、ベットに押しつけられた。


「だから、今夜は寝かせないよ」


「な、なんで急に態度変わるのっ!?」


「それは男だから。‥‥どんなふうにイタズラされたい?」


「そんなこと、私に聞かないでよ‥」


「ふふっ、ホントに食べちゃいたい」


それから未来くんの小悪魔モード全開ですww

どうやら未来くん、こういうときに声を使い分けてるらしい。


「だって○○ちゃん、このくらいの声の高さが感じるっぽいし」


耳もとにやわらかくあたたかい吐息が触れて、思わず声が出てしまいそうになる。


「聞かせてよ」


「‥‥なに、を」


「わかってるでしょ?我慢しないで」


ふふふ‥‥ははは‥‥(にやけ顔を必死でこらえる私)


「あらためて言われると、恥ずかしいってば‥」


「ふふ、わざとだもん」


「ホント、未来くんて『羊の皮を被ったオオカミ』だよね」


「なにそれ、すっごい褒め言葉」


未来くんはそう言って、いだずらっぽく笑った。



翌日。

寝不足がたたって、まぶたが重い。

寝かせてくれなかったのかw

でも未来くんと3日間一緒にいられるんだと思って、仕事をやろうとしたら、編集長が来て、今日からだろ?ラスベガスって‥‥ほ??


「いや、影山くんから昨日の電話で言ってたんだがな。今日からお前とラスベガスに行くからっつって」

「今日?」


「そう。今日からだよー」


出たーー!!!!!!| 壁 |д・)←

だから危ないってこの会社のセキュリティww何回目だよ、未来くんが会社に登場するのww


「ふふっ、迎えに来ちゃった。フライト時間が迫ってるから、さっさと行くよ」


「え、ちょっと!」


編集長が皐月さんの取材ができるってすごい上機嫌のまま、送り出してくれた。

悠月さん、今‥‥あなたから受けた同情の目の意味が、すごい現実味に帯びてきました‥w

選択肢


下の名前だけ

彼の身体に腕を回す














「なんだか今日は色々あったね」


「うん‥、ホント」


「○○にとって今日は記念日だね」


「そっか!そうだよね、初めて彼氏ができた日だもんね!」


みんなで盛り上がっているも、彼氏が出来たという事実がまだピンと来ない‥


「そろそろ帰ろうか」


「そうだね。今日も寄っていくでしょ?名月堂」


お気に入りの甘味処らしい。

いいなー、こっち甘味処とかないからなあ‥

県を越えればあるけど。←

みんなで帰ろうとしたら、ふいに体育館に向かう藤森くんの姿を発見した。

うっちーと清水くんとふざけあいながら体育館に向かっている。


(‥あの人が‥私の彼氏‥)


どこか人ごとののようで、やはりピンと来ない。

まあ、ほとんど初めましてに近いし‥

そして名月堂とやらは、明らかにどこかの喫茶店のような感じの背景w

これ、別のゲームでも使ってなかった?w

あんみつをおいしく頂きながら、彼氏への初メールは?って言葉にあんみつを詰まらせる主人公w

メアド登録しただけだし、簡単に初メール送ってみたらということに。

沙織ちゃんの指導が入りながらも、メールを完成させて送信!

でも‥‥寝る時間になってもメールの返信が来ないとはどういうことだ藤森~っ!!!!!!\(*`∧´)/

まあ、部活後にメール見て、石化して‥なんて送っていいのか分からないっていう気持ちは分かるけど‥

遅くなってもメールの返信はしないとw



そして翌朝。

マキちゃんと電車で合流。


「○○!おはよう」


「おはよう」


「あれからきた?返事」


「‥ううん」


「うっそ!信じられない!」


「マキがそんなに怒らなくても‥」


というか、電車内で大声出すなw


「ていうか、なんであんたは怒らないの!?」


「‥怒るっていうより、なんか拍子抜けっていうか、凹むっていうか、はあ‥」


おかげで寝不足?w

初めての彼氏に始めてのメール~♪なんて、浮かれてた自分がバカみたいっていうか‥


(彼氏ができたなんて実感、ゼロだよ‥)


その時、同じ車両に乗ってた子達の話し声が聞こえてきた。


「昨日の練習見た?藤森先輩、格好よかったよね~」


(‥え?)


「今、藤森先輩って言わなかった?あの子達」


どうやら同じ学校の一年みたい。


「ゴール下でのリバウンド、すごかったよね!」


え、もしやファン?

そういうのは、阿部先輩だけだと思ってたよw

というか、プロローグで思ってたんですけど、通常絵ちょっと顔歪んでるよね‥公式でアップされてるのと同じやつ。

他のやつはふっつーにイケメンだったのに、なぜ通常絵だけこんな顔が細い‥;;


「やっぱり人気あるんだねー、藤森くん」


「そ、そうなの?」


「そうなの?って‥もしかして、知らなかったの?バスケ部が練習してる放課後の体育館、女子でいっぱいなんだよ~」


うわー、練習の邪魔ww(´∀`)←


「一番人気は藤森くんらしいよ?」


そして二番人気は清水くんか。

逆に思うんだけどな、この順位。←←



藤森くんからの返信がないまま、5時間目の授業‥

その授業中、いきなりバイブが鳴って、先生にばーれーたーw

しかも相手は藤森くんからだし!

待ちに待ったメールなのに、携帯を没収され、嫌味を言われ、果てに音楽室の掃除を一人で‥

うわーお‥;;

携帯を返してもらえて、やっとメールの確認。


『昨日は返信できなくてごめん。なんて返そうか考えてたら、いつの間にか寝ちゃってた。今日部活休みなんだけど、一緒に帰れる?5時間目終わったら自転車置き場で待ってる』


(もうすぐ5時半‥)


罰掃除と先生のお説教で、5時間目終了からすでに3時間近くが過ぎていた‥

おいっ!?ちょっと待て!時間の計算おかしくね!?

罰掃除に1時間かけたとして、説教二時間もあんの!?

というか、説教してるその間にいろんな仕事片付けられたんじゃないの、先生!

さすがにもういないよね‥と思いつつ、自転車置き場に行くと待ってた‥‥待ってくれてたよ藤森くん‥

これは精神的にきつい3時間だな;;


「藤森くん!!」


藤森くんは驚いて目を丸くする。


「ご、ごめんなさい‥」


「よかった‥」


藤森くんは何事もなかったように笑ってくれた。


「何かあったんじゃないかって心配してたんだ。‥フラれたかと思って、焦りもしたけど」


照れくさそうに頭をかく。

すみません;;


「行こうか‥」


「う、うん」


それから自転車を押しながら歩き出した。

横に並ぶべきなのかなとか共通の話題ってなんだろう?とかそんなことを悶々と考えてたら、いつの間にか藤森くんとの距離が開いてて。


「あ‥、ごめん。歩くの早い?」


「あ、う、うん、ちょっと‥」


本当は恥ずかしくて横に並べなかっただけなんだけど‥

おーい、何か藤森くんのせいみたいな感じにしてんじゃねえよw

ただ単に主人公は並ばなかっただけなのに。

気を遣わせるなー!藤森くんは三時間も待ってたんだぞ!


「俺、大股で歩くから‥。気づかなくて、ごめん‥」


「う、ううん‥。藤森くん、背が高いから、一歩の大きさも違うんだね」


だーかーらーぁ!!ヾ(▼ヘ▼;)←

でもこれが好機になって、自然と話せた感じ。


「乗る?」


「え?」


自転車ですねw


「い、いや、ムリにとは言わないけど‥‥駅まで送りたいな‥って」


「あ、で、でも、もう駅だし‥」


残念ながら、学校は駅近な様子。


「‥じゃあ、江ノ島まで」


江ノ島はここから二つ先の駅。


「乗って?」


「う、うん‥」


ここでも、横乗りにするかまたぐかで迷走する主人公。

とりあえず、横乗りに乗ったものの、次はどこに掴まるかで迷走するw

迷走しすぎww


(ちゃんと掴まらないと怖いし‥)


主人公は恐る恐る藤森くんの身体に腕を回した。

一瞬、身体をびくつかせる藤森くん‥女に慣れてない感じがするんだがw


「‥‥し、しっかり掴まってて」


ラジャーッ!!(`・ω・´)ゞ

それから主人公、自分の世界に飛ばされるw

背中あったかくて、大きいとか二人乗りするのは小さい頃以来だとか、めっちゃドキドキするとか。


「あのさ、明日、どこかに行かない?」


「‥え?」


デート早っ!

あれ、山本くんの時何日目だったっけ‥でも、二日目でデートの誘いはなかった‥はず!

藤森くんの顔は夕日に負けないくらい真っ赤になっていたw

これ、絶対清水くんとかうっちーとかと話してたら、デートに誘っちゃえよ~♪みたいな感じになって、藤森くんが乗り気になった‥っていう感じじゃない?

まるで主人公たちの会話の男バージョンみたいな感じなのが、すごーく想像できるんだけどww