選択肢
ポテトあげると差し出す
バイバイ!と手を振る
「うわわ、もうこんな時間になっちゃった!」
今日は藤森くんとの初デート。
藤沢にある大きなショッピングモールへ行くことになっていた。
どうやら昨日、あの後うんって言ったらよっしゃー!ってめっちゃテンション上がって自転車漕ぐスピードを上げるくらい嬉しがっていたらしい。
すごく喜んでくれたのがわかって、こっちまで嬉しくなったんだけど‥
(なんで寝坊しちゃったんだろー!?)
アホーーー!!!!!!!!!!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
何度髪型をセットしてもいい感じに決まらず、時間がもうないのでこのまま行くことに。
約束の一分前に、待ち合わせ場所の藤沢駅に着いた。
家から10分の道のりを、6分で駆け抜けた。
(これだけ走ったらブローしても無駄だったかも‥)
時間の無駄でしたねww
気になる髪型を整えながら改札のほうへ。
(あ、もう来てる!)
ごめん、待った?、ううん、今来たとこwが見れないじゃないかっ!!!←
いや、まあ別に楽しみにしてたわけじゃないけどw←←
「ふ、藤森くん!‥ごめんね、待った?」
「‥っ!!‥あ、いや、ぜ、ぜんぜん‥」
駆け寄った主人公をちょっと驚いたような顔を見る藤森くん。
(なんでそんな顔?やっぱ髪型おかしい!?)
慌てて髪型を整えようとするけど、目の前の藤森くんは挙動不審ww
「あー、えっと、んー‥」
「なに?」
「か、かわいー‥た空気が気持ちい天気だなーって‥」
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・ハッ∑(゚ロ゚〃)
かわいいと言おうとして、無理やり別の言葉にこぎつけた?‥と判断してもいいですよね?w
「‥乾いた空気?」
「ほ、ほら、こんないい天気じゃん。オ、俺って、晴れ男なんだよなー」
不自然すぎるw
と思ったら、こっちを真剣な表情で見て、ガッといきなり手をとられた!
あまりにも突然だし、力強いしで思わずびくっとなるとしゅんとなって手を離す藤森くん。
・・・・・慣れてねえなあww
(‥ち、ちがう!手をつなぐのが嫌なんじゃなくて‥)
ただびっくりしただけだよね。
というか、いきなり手を取られたら誰だってびくつくってw
たぶん、手を繋ぎたかっただけだろうけど・・・そういうのは、人ごみの中で自然とだな~‥←
「‥行こうか」
「う、うん‥」
ぎくしゃくしたままショッピングモールに向かう。
主人公はまだ隣に並ぶのが照れくさくて、思わず一歩ずれる形に‥‥そうしたら、人がごった返してたのもあってだんだん藤森くんと距離が開いていく。
ここだ!藤森くん、ここ!!
主人公が隣にいないことに気づき、振り返った藤森くんの目が合うとすぐに駆け寄ってくれた。
「‥ごめん」
小さく謝った藤森くんは、視線を落として黙ってしまった。
左手だけをぎゅっと握りしめて‥
今だーーっ!!!!!!σ(*・∀・)σ
そう思った瞬間、藤森くんは意を決したように、その左手をすっと差し出し、主人公の右手が藤森くんの大きな左手に包まれる。
さっきのように力任せに握るんじゃなくて、ふんわりと優しく。
でかした!やればできるじゃん!!
なんか藤森くんのいじらしさを見てると、実況中継式に応援したくなるわ~w
まだ汚れをしらない男もまたいいなww(黙れ)
「ま、迷子になるなよ?」
「うん‥」
手を繋いだまま目的の場所に到着。
とりあえず、小腹がすいたからファーストフード店でちょっと早いお昼ごはん。
二人で同じものを頼んで、向かい合う二人席に座る。
「い、いくらだった?おつりある?」
主人公はお財布から千円札を出そうとした。
「‥いらない。おごるよ」
「え?いいよ、自分で払うよ」
「いいって」
いやいや、割り勘にしようって言ったら、おごりたいんだ!って少し声を大きくした。
「ご、ごめん‥。でも、マジで俺、今日は全部出すつもりでいたから。あー、えーっと、○○の分も‥全部‥」
(え‥?い、今‥○○って呼んだ!?)
不自然すぎるww
んで、名前呼びをした藤森くんの顔は、高熱でも出したかのように真っ赤になって汗だくww
(な、なに?どうしちゃったの?)
さっきからやけに不自然な行動するな~って思ってたら、店を出てまた手をつなごうとポケットに入れていた手を差し出してきて‥‥
ひらり。
「あっ‥!」
藤森くんのポケットから何かが落ちた。
小さいメモ用紙?
「何か落ちたよ?」
反射的にその紙をつかむ。
「な、なにも落ちてない!目の錯覚!幻覚!亡霊!超常現象!」
何を言い出すんだ、この子はww
「‥何?これ‥?」
・・・・・・『初デートマニュアル By.清水』‥?
`;:゙;`;・(゚ε゚ )ぶっ!!!
「うわっ!み、見るなーーーーーッ!!!!!!」
「ご、ごめん‥、見ちゃった‥」
「‥もうおしまいだ‥‥」
藤森くんはメモを奪う気力もなくしたように、がっくりと項垂れた。
1.待ち合わせ場所には5分前に着け
2.会ったらまず服装や髪型を褒めろ
3.移動時すぐさま手をつなげ
4.早い段階で下の名前を呼び捨てに
5.デート代は全部おごるべし。
ヾ(@>▽<@)ノブァッハハハハハハー!!!!!!!!
そこで主人公は今までのことが全部このマニュアル通りに進めてたことだったんだと気づくw
藤森くん‥あんた最高‥‥そして清水くん‥あんたってやつは‥ww
「‥お、俺、デートとか自信なくて、それで清水にいろいろ教えてもらって‥」
項垂れたまま、すごく恥ずかしそうにいうふっじーw
「けど結局大失敗ばかり‥。あ~、最悪だ‥この世の終わりだ‥‥」
そこまでこのデートに魂捧げてたの!?w
今にも泣きそうなほど思いつめた顔をするふっじーw
そんな藤森くんを見て、どこかほっとする主人公。
「‥私なんか、自信がないどころか、何もかも初めてだし‥」
「え‥?」
「初めてなの‥。彼氏ができたのも、デートするのも‥」
「‥マ、マジで!?」
「う、うん‥」
正直に話した後、引かれちゃったかなと少し後悔する。
「‥オ、オレも‥」
現実世界ではありえないよねwファン持ってる高校生男子がデートが初めてなんてw
あ、でも‥ずーっと男子ばっかのところとか、人見知りする人とかならどうなんだろw
主人公も、女の子に騒がれてる藤森くんが初デートってことに驚き。
「‥初めて同士だったんだ、俺たち‥‥」
なんか、その言葉に一瞬変なこと考えてしまった私自重しろ。←
ほわほわした雰囲気になって、改めてよろしくって握手ww
お前らww
そして、いきなり恋人繋ぎをすることに!!
おいおーい、初デートでそれは発展しすぎじゃないんですかー?w
でもちょっと羨ましいかも、私昔指を鳴らすのが癖で、それで指が太くなっちゃったから‥‥恋人繋ぎとか‥‥ふっ‥←←
それからあっという間に二人で過ごす時間が終わり、家まで送ってくれた。
「遅くなってごめん。門限とか大丈夫?」
「うん大丈夫。まだ7時だし」
「‥今日は、なんつーか、すげー楽しかった」
「うん、私もすごーく楽しかった」
自然に笑うと、藤森くんが真剣な表情でじっと見てくる。
なに?と思ったら、いきなりちゅーぶっかましてきたぜー!!!
だ か ら っ !初デートで初ちゅーとかテンポ早すぎ!!
経験ある人なら十分ありうることですけども、あなたたち初恋人同士なんでしょーがっ!!
「あ‥わ‥えっと、体が自然に‥あ、いや違う!」
ふっじー、理性が勝つタイプか?w
「し、清水にしろって言われたから‥」
いやいやいや!!なにその理由!?おばさん、怒るよ!?
言い訳って分かってても、はあ?って思ってしまったww
やめてくれwもう少しマシな言い訳プリーズww
名残惜しみながらまた明日とばいばい。
家に入ると、弟がにやにや顔でこちらを見つめてきた。
・・・・・・・・え、見てた?w
「フフ‥。ねーちゃんもついにねえ‥」
見てた!完璧見られてたー!!!(//・_・//)
まあ、でも家の真ん前だったし、見られることもあるか‥;;
にやついた弟から逃げ、一度自分の部屋に入る。
「初めてのキスを身内に目撃されるなんて、最悪‥」
でもまー、家の前でした方にも非があるよねww