選択肢

病室の外で言う
ごめんね
















試合会場に着いた頃は後半戦の終盤を迎えていて、2対1.
勝ってるのか代官山高校だった。

「タケトくんが欠場って聞いた時はびっくりしたけど、すごいんだよ!あの背番11番の一年生!」

ナカムーが成瀬くんを指さしてシュート入れたとかアシストがすごいとか教えてくれる。
最後のシュートも成瀬君が決め、三対一で代官山の勝利。
由真ちゃんが来て、タケトさんのことを話したら、タケトさんの分まで頑張るって気合い入れてたようです。
病院に行って試合の経過を報告。
成瀬くんががんばってたって言うと、なんだかちょっと淋しそう‥
決勝までには絶対復帰するって言ってたけど、実際にできるかは微妙だし;;
そこにノックの音が響いた。

「こんにちわ‥」

成瀬君と由真ちゃん。

「成瀬お疲れ、すげーやらかしてくれたらしーじゃん」

「‥‥妹のこと、ありがとうございました!本当に申し訳ありませんでした!!」

「‥お前が謝ることじゃねーし、そーゆーの、なしにしようぜ」

「でも、大事な試合の日に妹を助けるためにタケトさんがこんなことになって俺‥」

「たいした怪我じゃねーし、決勝までには直して戻るからぜって—勝ち残れよ」

「はい!‥ってえ!?マジ、決勝までに戻れるんですか!?アバラにヒビが入ってるって‥」

「折れてたらマジやばいけど、ヒビなら三日もしたら退院できるんだと」

うそこけ!大声出すだけで苦しそうにしてる人が何を言う!!(((( ;°Д°))))
決勝まで必ず繋ぎます!って成瀬君は約束して病室を出ていく。
朝のお礼を病室の外で言ったら

「あんなの、お礼言われるようなことじゃないです。それより‥俺の方こそありがとうございました。」

「え?何のこと?」

「今日の試合、最後のシュートのとき、○○さん、大きな声で俺に声援送ってくれましたよね?あの声がすごいはっきり聞こえて。‥うれしかった。」

顔が赤い。
あ、やっべー‥これは三角関係確定、かな?
病室に戻ると、なんだかタケトくんが不機嫌そう。
聞こえてたのかw
説明すると、彼女が世話かけたなら俺も礼言いてーしとちょっぴり怒られちゃった。

「成瀬の奴、○○に気があんじゃねー?」

「えっあるわけないよ!」

「断言できるのかよ?」

「だって‥私先輩の彼女だよ?」

「そーゆーの関係ねーだろ。」

「関係あるでしょ!成瀬君みたいな人が、そんな‥」

「『成瀬君みたいな』って‥そんなに成瀬のことよく分かってんだ。んで、超でっかい声で声援とか送っちゃうわけか」

「それはタケトくんが応援しろって言ったからでしょ。なんでそんな絡むの!?」

グイッ!

説く全腕をひかれ、私はタケトくんの腕の中へ。

「‥痛つっ!」

アバラに主人公の頭がー!!!Σ( ̄□ ̄;)
体重掛けたらまずいと思って反射的に離れようとすると、離さないって抱きしめなおされた。
痛さで震えてんのに‥

「俺の前でほかの男褒めんな」

え、褒めた記憶がないんですが‥!
私はタケトくんだけだよとちょっと抱きしめ返してキスをすると、腕が緩んで優しい顔になった。
とっとと治りてーと呟きながらちょっと寝る体勢に。
主人公は骨にいいもの‥と牛乳とかを買いに病室を一旦出るけど、財布を病室におきっぱなのに気付いて引き返す。
すると中からタケトくんの辛そうな声が聞こえてきた。

「はあ‥はあ‥平気な振りも楽じゃねえ‥な」

スチルえろっ!

「でも‥こんな姿○○には‥見せられねー‥」

「!!」

何か私にできることはないかなと携帯を取り出した。
選択肢

お礼を言う
桂木さんが守ってくれるから

















飛行機の中でお父さんと今日の首脳会議のことを話す。
どうやらいくつか重要な条約に調印することになるらしい。
東シナ海の天然ガスの採取権とか‥
‥‥なんか、今回すっごい政治的な話になりそうな予感‥
お父さんはフライトの三時間、仮眠をとるって寝る。
っていうか‥お父さんを横にして、毛布の下で何いちゃついてんだw

「大丈夫だよ、手を繋ぐくらい」

「そ、総理!?」

「だいたい君は私に遠慮しすぎなんだ。考えてもみなさい。広末君なんて平気で○○に抱きついてくし、秋月くんはこづいてるし、一柳くんはセクハラだし」

ひでぇw
昴さんはセクハラしてるんじゃなくて、ただ単にエロいだけだから!←

「それにしてもキミ、本当に石頭なんだね。やっぱり他のSP諸君と比べて歳をくってるからな」

お父さん、婚約者いじめもほどほどに‥!!

「だって桂木くん、からかうとちょっと面白いからね」

ちょw
今度は本当に仮眠を取るって話はそれまでになった。

「俺は総理にいじられてたのか‥」

おちゃめなんですw

「でもいいんだ。総理には、こんなに素敵なお嬢さんを頂いたんだから」

場面が変わり、会談が行われる会場?
控室で待つことになり、晩さん会にダンスは練習したのかい?って聞かれる。
小杉先輩に熱心に教わったことをお父さんが知ると

「えっ、あのメガネで武士みたいに話す子?彼女、プロのダンサーなのかね!?」

武士‥武士って‥‥(笑)

「小杉先輩は本場ブロードウェイからスカウトされたほどの実力なんです」

どこまで小杉先輩を超人にしたいんだ、公式‥!!!
そこに職員が慌てて入ってきた。
会談直前になって中国側が条約にサインしなければ、日本の軍事機密をばらすって脅してきたって!
どうやら誰かが日本の情報を売ったらしい。
お父さんは愕然とした顔になり、緊急会議をするって出て行った。
不安になっていると、突然桂木さんに抱きしめられる。

「床に伏せて」

「えっ?」

「ドアの前でかすかに物音がした‥早く!」

桂木さんが胸ポケットの銃に手を伸ばして、ドアノブを捻った。

「完璧なお出迎えですね。さすが日本一のSPだ」

石神さん!?
石神さんが廊下を見まわして、素早くドアを閉めた。

「中国側に見張られてるんで、まいてきました」

どうやら情報を売った外交官はハニートラップ、つまり女に色仕掛けで近づかれ情報を渡してしまったらしい。
スパイとか‥すっげー今の日本にありそうな現状だな‥
早く女スパイを捕らえなければいけない、だから主人公に助力をお願いしたい、と。

「中国側が目を光らせていて、公安は自由に動けません。でも、日本の総理の娘であれば自由に観光もできるでしょう」

「お前、ひょっとして‥」

「私をSPということにして、○○さんに同行させてください」

その女スパイは上海に潜んでるみたい。
SP‥石神さんがSP‥なんか、なんか‥‥似合わないよう、な←
日本の運命があるなら助力する!と主人公が言うと、桂木さんは二人にしてくれと石神さんを追い出した。
自分の命と日本の将来、それで迷ってるって。
主人公が私は総理の娘です。できる限りのことをしたいというと「短い間にすっかり大人になったな」と笑ってくれた。

「‥‥」

「初めて会った時は、自分の立場に戸惑っていつも泣きそうだったのに」

「桂木さんが守ってくれるからですよ。桂木さんが一生懸命守ってくれるから、私も頑張らなきゃって思うんです」

ぎゅっと抱きしめられた。

「俺は‥SPとしてじゃなく、一人の男としてキミを危険な目に遭わせたくない」

「桂木さん‥」

「こんなこと言ったら、SP失格だな」

「そんな、困った顔しないでください」

「‥キミこそ、考えすぎて眉間にしわが寄ってるぞ?」

おでこにキスされる。
決して捜査に深入りしないこと、あくまで石神が動きやすいよう、同行させるだけだって約束をした。

選択肢

なし
















今日は休日。
もちろん予定なんてない。
洋館を見つめながら藍田くん、本当に来るのかな‥、純血種になる条件としてこの町を出る‥もしかして何も言わずに姿を消しちゃうんじゃ‥と不安が過ぎる。
昨日、祐樹の後ろ姿を見送った時に確信した。
自分は藍田くんが好きなんだって。
私の前からいなくならないで欲しい、自分のことを忘れないで欲しい
そんな想いで涙が出てきそうになってると、祐樹が歩いてくるのが見えた。
亜蘭先輩も一緒だ。
じっと見つめてたら、祐樹がそこに主人公がいることに気付いてるように顔を上げた。
数秒間見つめ合う。
そして門の中へ入って行った。
我慢できない‥!と主人公が家を出て洋館に駆け付けると、宇佐美さんが祐樹達を迎えてる最中だった。
てか‥ほんと不法侵入だな‥;;
そこへ主人公も入り込み、祐樹の決断を一緒に聞くことになる。

「‥‥どうして‥?」

「‥どうしてもじっとしていられなくなって‥」

祐樹が切なそうな目で主人公を見た。

「ほんと君も無茶するね‥祐樹もだけど」

リビングに行くと譲達もいて‥‥なんだか気まずい雰囲気。
藍田くんを真ん中にして、その横を主人公と亜蘭先輩が座った。
真正面に宇佐美さんが座る。
瑠唯たちは立ったままその光景を見守る。

「祐樹、気持ちは固まったかな?」

「はい。決めました」

「そう。では、聞かせてもらおうか?」

みんなが息を呑んだ。

「僕は、今まで通りこの街で暮らすことを選びます」

その言葉に、さっきとは違う緊張が皆に走った。
思わず祐樹の方を見ると、祐樹は真剣な表情。

「今まで通りということは、つまり‥」

「純血種にはなりません」

「混血種のままでいいと‥」

「そうです。今のまま、このままの僕でこの街で暮らすことを望みます」

「純血種になることはあきらめるというのですか?」

「どういう風の吹きまわしだよ!?」

「なぜ‥」

みんな驚いてるなあ‥主人公とか口をあんぐりさせてそうw
よかった‥と思いながら祐樹の横顔を見つめてると、ちらっとこちらを見て笑ってくれる。

「宇佐美さん、これが祐樹の決断です。認めてやってくれませんか?お願いします。」

亜蘭先輩が初めて祐樹のお兄ちゃんなんだなーと自覚したよw
三人(主人公、祐樹、亜蘭)で頭を下げてお願いすると、宇佐美さんは笑って認めるよって。
思わず手を取り合うと、亜蘭先輩は真っ赤になりながら咳払いw
その様子をみんなが見て笑う。


夕方、亜蘭先輩と三人で洋館を後にした。

「はぁ‥心臓に悪かったなぁ‥あの宇佐美さんの目‥まともに見れなかったよ‥」

「だから言っただろ?本当だって」

「マジで宇佐美さんてすげー存在だった
んだな‥」

「すごいなんてもんじゃなかったな‥」

主人公はどこが?って感じでよくわからない表情をしてる。
儀式を司る者って‥そんなにすごい能力を持ってるのか‥
血を変えちゃうわけだから、確かにすごい力持ってそうだけどw
その後は祐樹ん家でお祝い!
てゆーか‥なーんか‥‥デーレーてーるw
ちょっとヤンデレ素材っぽいなあ←
おめかしして祐樹の家に訪問したら、固 ま っ た w

「わ、わざわざ着替えたんだ」

「え?あ、うん‥」

「別にそこまですることないのに‥」

一言余計だっ!
気を取り直してお家に上がらせてもらう。
リビングに通されたけど、亜蘭先輩の姿がない。
さっき買い物に出かけたらしいけど‥いやー‥帰ってこないんじゃないかなー?(笑)

「‥似合ってる」

「え?」

「だ、だから‥その服‥」

「あ‥‥ありがとう‥」

「す、座れば?」

ダメだ、にやにやが止まんねえww

「宇佐美さんにも言われたけど、気づいたんだ。○○さんと‥、一緒に居たい‥」

○○(名前)さん!?

「気づいたんだ、僕はキミを‥‥僕はキミを好きになったらしい」

伏せた目を開け、ゆっくりと主人公の方を向き直る祐樹。

「キミを忘れたくないと思った。‥記憶を消すことなんて、できない‥」

「私も‥藍田くんに忘れて欲しくないって思ってた‥」

「○○さん‥」

「藍田くん‥」
ダメだ、○○(名前)さん付けが‥‥なん
でさんづけなんだ!!
そのまま見つめ合う二人。
緊張でどうにかりそうだったけど、話題を亜蘭先輩に切り替えて‥なんとかその場を乗り切られてしまった。

「ちょっと探してく‥‥アッ!」

一歩踏み出した祐樹がつまずいて主人公に倒れてくる。
‥‥スチル、誰だ。
祐樹が祐樹じゃなくなってる!
茶髪じゃないし!主人公もなぜにそんな巻き髪にー!!!
いっそのことちゅースチルにしてほしかった‥ぜ‥
てかキス時間長いよ!(落ち着け変態)
そこに亜蘭先輩が帰ってきて来るの希望だったんだけど‥残念ながらそのままおいしく頂かれましたw
おわりw
















部屋で昴さんとくつろいでると桂木さんがきた。
じっと主人公を見てきて

(服装とか乱れてないよね‥)

何 を や っ て た 。
そして選択肢にちょっと吹いた。

何もしてないですよ!
事件のお礼を言う
ちょっと寝てて‥

じゃああえて一番上でw

「‥ならいいのですが、事件が解決すると気が緩みますから」

「‥お前、動揺すると余計怪しまれるだろ」

ですよねーwてか実際問題、既成事実を作っちゃったんですか?←

「‥○○さんの言葉を信じましょう」

なんでそこで昴さんが照れるんだ!一体どうなってるんだー!!!
そして明日一日昴さんはオフになったw
犯人が捕まったから一日くらい休暇を与えて欲しいとお父さんがw

「桂木さん、それっていちゃつき禁止令も無効ってことですが?」

そういやそんなことも言われてたね‥って、めちゃめちゃいちゃついてたやんかw

「‥‥まあ、そういうことだ」

よっしゃぁああぁ!!!!!!
桂木さんは意味深げに微笑んで去って行った。
一日休みの日は本当に久しぶりみたい。
いつも危険な目にあっててすみません‥と謝るとデコピンされた。

「仕事だろうがオフだろうが、俺は24時間○○の傍に居るつもりだ」

「昴さん‥」

「お前は余計なこと考えずに俺の傍で笑っていればいいんだよ。そうだな、それがお前の仕事だ」

「了解です」

「お前の仕事も365日休みなしだからな」

「うん。昴さんが傍に居てくれるなら大丈夫!」

「ったく‥言うようになりやがって。可愛すぎだっての!」

昴さんが私を抱きしめてキスをする。

(ちゃんとキスしたの久しぶり‥)

‥そういえば‥いつも抱きしめられてたけどキスはしてなかったな‥
ちゃんと言うこと守ってたんだねw

「明日はお前だけの俺だ」

「本当?」

「桂木さんも言ったろ?俺は明日はただの一柳昴に戻る。つまりそれは○○の婚約者で‥」

声のトーンが低くなった。

「ただの男になるってことだ。覚悟しろよ」

「ど、どういう意味!?」

「さあな。明日身をもって知れ」

ついにきた?ニヤニヤ( ̄▽ ̄)


翌日、二人きりでデートw
なのにまた食に走るのな‥この主人公はw
上海に来たんだから、上海蟹を食べなきゃっていう発想は全く私と一緒だが。←
てか蟹の剥いて差し出す昴さん‥‥かっこいいのに、手に持ってるお皿でなんだか‥笑ってしまうww
しかも食べさせてやるってw
てか蟹を剥く時の講座らしきものが始まったぞーw
どこで覚えたんだw
この後の予定も昴さんが考えてくれたみたいで、繁華街に。
みどりちゃん達のお土産を買おうと、お猿の仮面、先輩が喜びそう!って駆けだしたら、手を繋がれた。

「絶対、手を離すな。お前はぐれそうだから」

「あ‥うん」

「もっとしっかりくっついてろ」

「でも、これって手を繋ぐっていうより、腕組んでる?」

「いいだろ、たまには」

ほわほわ‥ほわほわ‥(私の今の心情)
夜は豪華客船でナイトクルージングだしー!!
あれか、100万ドルの夜景か!

「街のネオンもこれだけ集まればきれいなもんだな‥」

「昴さん、どうしたの?」

「いや、前に上海に来た時も上海の夜景は見たけど‥こんなきれいだったかなと思って」

「二人で一緒に見ると、もっと綺麗に見えるとか?‥なーんて‥あはは‥」

「‥‥」

ち、沈黙が痛い‥w

「そうかもな」

「えっ」

「○○と見た方が、特別綺麗に見える」

「昴さん‥」

「お前自分で言ったくせに何泣きそうになってんだよ」

こういう主人公なんですww
しばらく流れていく夜景を見てると、昴さんの頭が私の肩に。
今回の警護はちょっと疲れたって。

「お前のことほんとに手放さねー。いなくなったら死ぬ」

「ふふっ大げさだよ」

「大げさじゃねぇよ。本当だ。お前が居なくなったら、生きてる意味がない。そういう意味では○○は俺のSPだな」

「え?」

「俺の命はお前が握ってるってことだ。ずっと傍に居ろよ。いなくなったら許さねーからな」

「私だって昴さんがいなきゃだめだもん」

「愛してる、○○」

昴さんの唇がゆっくりとおりてくる。
ゆっくりと進む船の上で、私たちが長いキスをした。
選択肢

タケトを褒める
別に約束しなくたって














全国大会初戦。
緊張しながら会場に来たけど、朝からタケトくんから連絡が取れない。
緊張してメールの返事くれないのかな?と思ってたけど、会場で成瀬くんと会って、まだ来てないことを知る。
そこに監督が来て交通事故にあって緊急手術してるという連絡が!Σ( ̄□ ̄;)
急いで病院に駆け付けると、そこにはヤストくんがいた。
あばらにヒビが入っちゃったけど、命に別状はないらしい。
でも試合に出られないって興奮しちゃって、今は鎮静剤を打って眠ってると。
病室に入ると、なぜが由真ちゃんの姿があった。
謝りながらことの経緯を話す。
車にひかれそうになった由真ちゃんをタケトくんが庇ったみたい。
何度も謝る由真ちゃんに「タケトくんらしいよ。女の子が危ないところを見て、思わず助けちゃったんだと思う」とフォローして、頑張って‥と心の中で呟きながらタケトくんの頬を撫でた。

「‥〇〇?」

「あ、ごめん‥起こしちゃった?」

「‥‥試合は?」

「今考えるのはよそう?」

「もう始まってんのか?」

「‥‥」

「タケ、試合が気になって眠れないんだろ?でも現実問題、体治さなきゃ試合どころじゃないんだから、とにかく今は休んで」

「‥‥」

「ごめんなさい!タケトさん‥私のせいで‥」

「あ、成瀬の妹。怪我しなかったか?」
「タケが庇ったおかげで打ち身程度ですんだみたいだよ」

「そっか。なら庇った甲斐があったな」
タケトくん‥‥その笑顔が余計に痛々しい‥

会場に行って応援してやってと由真ちゃんに言い、また痛々しい表情で笑って、主人公と二人きりにさせてもらった。

「〇〇」

「なあに?」

「‥キスして」

「‥‥」

「‥俺に、元気くれ」

そっと唇を重ねると、ちょっと元気出たってタケトくんが笑う。
今からアバラ固定して、何とか試合に出れねーかなーとタケトくん。
いや、アバラ固定しながらスポーツ出来ないって;;
今は安静第一だよ!というも、「でも約束したじゃん。優勝するって。俺、今回のご褒美にわりと気合い入ってんだけど」としょんぼり顔(´・ω・`)

「そんな約束しなくたって‥タケトくんの好きにしていいよ」

「大盤振る舞いだな!ハハッ‥イテ!」

アバラは痛いよ。
毎日何かとアバラって使うし。
笑うにしても動いちゃうもんね‥
タケトくんが、俺の代わりに試合見に行って、経過教えてくれって。
まだ試合に出ること諦めないって。
かーッ!!カッコイイ!!!( ̄▽+ ̄*)

「それに〇〇は俺の勝利の女神だし」

とちょっといつもの調子に戻ったみたい。

「〇〇」

元気に病室を出ようとしたら、呼び止められた。
なんだか‥‥さっきまでとは打って変わって悲しそうな表情。

「怪我して、ごめん」

‥ちょっ‥‥‥あのー‥ここでぐっとした人挙手願います。←
思わず聞いた本音に、主人公は泣きそうにながら絶対勝たせてくる!と言いながら、病室を出た。