恐怖の夜中の訪問者②

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夜中に、家の玄関のドアを外からガチャガチャされるという恐怖に突然襲われた我が家。

宇宙人は私が起きる少し前に気づいたようで、玄関ドアの前に、なんと包丁を護身用に持って立っていました驚き

夫に「こっちに来るな!」と言われて、私は慌てふためきながら、おろおろとするばかり。

そうだ、け、警察!

人生初の110番通報をする時が来た!!

わたわたとスマホを手に取ろうとしたその瞬間でした。

夫は、それはそれは大きな声で玄関に向かって


「●●●●!!」


と、ある言葉を叫びました。

すると、それまで激しくドアノブを開けようとする音が、

ピタリ……

と止まったんです驚き

えっ、どういうこと…?!!

急に静まり返ったドアを20秒くらい見ていた夫は、私を振り返り、

「もう大丈夫だと思う宇宙人

と言いました。

リビングの明かりをつけて、改めて夫に「何があったの?驚き」と尋ねました。



タコタコタコタコタコタコタコタコタコ


話は戻ること、私が起きる3分ほど前。

物音でやはり目覚めた夫は、すぐに異変に気づいたそうです。

宇宙人「誰かがドアを開けて侵入しようとしている!!」

慌てて台所から、包丁を護身用に取り出して、じりじりと玄関に近づいていったそうです。

すると、ドアの向こう側からかすかな声が……

よくよく耳を澄ましてみると、

ドアの外からこんな声が聞こえてきたそうです。



「あやこちゃん……あやこちゃん……」


えっ、誰?!宇宙人

あやこって誰?!!!宇宙人


動揺しながらも、夫が注意深く耳を近づけてみると……

「あやこちゃん、入れてよ、あやこちゃん、あやこちゃん……」

その時夫は気づいたそうです。


あっ、こいつ、
部屋間違えてる~?!宇宙人


当時、我々が住むマンションは、オーナーが住む5階以外は、すべて1LDKという間取りでした。

駅から近かったので、少しお家賃も値が張っていて、どこのお部屋もほぼ「20代~30代のカップルの二人暮らし」で埋まっていました。

おそらく、我が家を侵入しようと深夜に試みている謎の人物も、

「あやこちゃん」

と二人で暮らしているのではないか……?

夫はそう思ったそうです。

また、声の様子からは

「明らかに酔っぱらっているおばけ生ビール

雰囲気を夫は感じ取ったようでした滝汗


インターホンを押さないのは近隣の迷惑になると思ったからなのでしょうか?
(もう立派に迷惑なわけだが)

とにかく、マンションの入口は自分の鍵で開けられたのに、部屋の玄関が開かないのは、

「あやこちゃんに締め出された」

と考えて、ひたすらガチャガチャすることで開けて貰えると信じたのかもしれません。

それと、あやこに詫びてたらしい。 
(深夜の帰宅を?)

でも夫は「同じ住人かも……」と思っただけで、やはり不審者への恐怖が勝っていたそうです。

そうこうしているうちに、私がもそもそと起床!

とりあえず妻の身に何かあってはいけない!

夫はとりあえず、玄関に向かってこう叫んでみることにしたそうです。


「ここ、403ですよ!!!」


すると、スッ……と気配が消え、玄関のスコープから覗いても誰もいなくなっていた……宇宙人

夫はそう言うと、「もう寝よう」と疲れきった顔で呟き、寝てしまいました。

そんなわけで、

その男が本当に同じマンションの住民だったのか

今にいたるまで謎です。

でもおそらく、真下にあやこと暮らしてたんじゃないかと思う笑い泣き

泥棒ならとりあえず無言でピッキングしてくる気がしますし。

あやこの夫は、菓子折りのひとつでも持って詫びに来いよ、という気持ちが今でもありますが、酔っぱらいにそんなことを言っても仕方ないですね💦

でも自分がもしもやらかした立場なら、恥ずかしさと居たたまれなさで、謝りに行くことすら怖くて躊躇するかも……笑い泣き
(あやこも大変だね……)


しかし、この時の体験は本当に怖かったです。

引っ越した今でも思い出すとぞっとします💦

ちなみに、私の友人は全く同じ経験をした人がいました。

彼女の場合は、そのまま訪問者が泥酔して玄関先で寝たらしく(最低)、怖くて警察を呼んだそうですパトカー

後日、その女性(!)からは菓子折りが玄関のドアにかけられていた、と言っていましたよだれ

マンションの部屋は見た目からだと、階数が変わっても全くわかりませんもんね……
表札も今時出してませんしね。

今は強盗事件も連続しているので、改めて防犯には気を付けようと思います。