#人生をかえた転機は【七転び八起き:給食実習】 | 座って半畳、寝て一畳

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【七転び八起き:給食実習】

 私の入学した学校では、週に1回、食堂で学生の作った給食を食べて、自分が献立を立てるときの参考にする時間がありました。。

 

 栄養士養成の専門学校なので、大量調理の校内実習(1年生)と校外実習(2年生)があり、校内実習は、1年生が、朝から夕方まで1週間2年生の作成した献立(日替わり)を献立作成者の指示により、実際に大量調理の器具(回転釜・洗浄機等)を使用して、調理室にて給食室職員指導の下、実際に300名分程の給食を作り、盛り付けて提供します。

 

 栄養士科・調理科・被服科の学生の他、講師陣と職員へ給食として提供されます。

 

 学生達は、週に1回クラス毎に食券が配布されて、食堂で給食を食べる事で、2年生の献立を勉強します。(自分が2年生になった時、献立実習の為)

 

 給食に使う食材は、前日に献立作成者が仕込みをしているので、調理班は、朝から献立作成者(2年生)の指示に基づき調理と盛り付けを行うことで、大量調理の現場体験をし、給食室職員指導の下で衛生面や器具の使用方法を学び、給食終了後に片付をしてから当日の献立(材料や栄養成分)を写し、1日の実習が終了致します。(月~金の4日間)

 

 献立作成者は、一人ですが、調理班は、7~8名のチームで主菜・副菜・汁物・デザートのパートに別れ、日替わりでパートを交代し、一通りの作業を体験します。

 

 献立作成者(2年生)は、1か月程前から献立を給食担当職員へ提出し、チェック後、実習1週間位前に試作をしてOKが出れば、前日に材料の仕込みを行い給食の準備が整います。

 

 当日は、朝礼で2年生の献立作成者が当日の献立と作業手順を説明し、全体の流れを見ながら、提供時間(12時)に間に合うように作業を進めるのも実習の一部となります。(給食室職員は、緊急時以外見学しています)

 

 給食も自分が献立作成などの参考になるので、大変勉強になります。

 

 2年生になり、私の順番となり自分の立てた献立(栄養価及び予算)で給食を提供する為、前日に仕込をし、当日を迎えました。

 

 調理室には、下級生が衛生チェック(検温・手洗い等)を済ませて、集合しておりしたので朝礼を始め、当日の献立と調理工程の説明をした後、作業に入ります。

 

 当日私の献立は、栗ご飯・冷しゃぶ(付け合わせ、生野菜(レタス・キューリ・プチトマト)&胡麻ドレッシング)・ほうれん草の胡麻和え・お吸い物・梅酒ゼリーでした。

 

 冷しゃぶで、豚肉を大量(十数キロ)に作る時は、水から茹でないと肉が固まり、ばらばらにならないので、水から茹でる事と、梅酒ゼリーは、提供時に固まる様に調理開始から作り始める様に指示をし、作業を始めました。

 

 栗ご飯は、お米を研ぎ、浸水した後、むき栗と塩を加えて、業務用の炊飯器で炊き、盛り付け時に黒ゴマを振りかけます。

 

 豚肉は、茹でた後、冷水で冷やし、レタスやキュウリの横に、お肉を盛り付けたお皿を5段程重ねてた物を、何列も作り、提供する時に、胡麻ドレッシングをかけます。

 

 梅酒ゼリーは、梅酒を鍋で沸騰させて、アルコール分を飛ばし、甘さを調整し、粉ゼラチンを溶かした後、小皿に少量入れて、底を氷水で冷やし、セリーが固まるのを確認し、大きなバットへ流し込み、冷蔵庫で固めた後、大きな定規を使用し包丁で切り分けてへらで取り、お皿に盛り付けます。(今回は、梅の実は無しで作りました)

 

 無事に時間内に盛り付けも終了し、給食の時間となり、大勢の学生や職員が食堂にやってきました。

 

 結果は、意外と好評で、栗ご飯などは、お代わりを希望する者も大勢いたので、多めに用意しましたが、全て無くなってしまいました。職員からの評価も高く、特に梅酒ゼリーが好評でした。

 

 洗い物等の片づけを終了した後、当日の献立を書き写す(栄養成分含む)までが、実習ですが、普通献立表は、手書きで1枚しかないので、全員が写すのに時間がかかる為、帰りが遅くなってしまいます。

 

 私は、仕事でExcel等を使用(当時は珍しい)していましたので、献立表をパソコンで作成し、人数分プリントして配り、予定時間よりかなり早く開放してあげた所、大変感謝され、校内実習は、無事に終了致しました。

 

 何よりも、「おいしい」の一言が、最高にうれしかった事を思いだしました。

 

 次回は、定期試験の事などを、お伝えしたいと思いますので、お時間のある時にでも、覗きに来てください。

人生をかえた転機は

 

 

 

 

 

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