【七転び八起き:新生活開始】

 専門学校の講義は、1教科90分で午前2教科・午後2教科の1日4教科が週4日(月~金)行われ、遅刻3回すると1回欠席となる、大変厳しいスケジュールでした。

 

 大学時代ほとんど講義に出席した事がなかった為、長時間教室で講義を受けるなど、予備校以来18年振りで、睡魔との戦いに日々苦労しておりました。

 

 講義内容は、栄養学・化学・生物学・解剖学・食品関係の他、英語やパソコンと調理実習や食品加工等の実験もあり、毎日忙しい日々を送っておりました。(無茶苦茶忙しい!)

 

 パソコンは、仕事やプライベートでも使用していましたので、周りの生徒に教え、先生から大変感謝されておりました。

 

 土日は、学校近くのパチンコ屋さんでバイトをしていたので、休むことなく学校に通っている感じです。

 

 調理の出来る栄養士を養成する目的もあるので、入学前に包丁セット・砥石・調理用の白衣・調理帽の他、実験用の白衣なども購入し、社会人とは全く別環境の生活でした。

(包丁と砥石は、20年以上たった現在でも愛用しています!)

 

 調理関係の学校なのですが、包丁を持ったことも無い女子も多数おり、調理実習初日は、包丁研ぎから始まりました。

 

 元々、料理が趣味でしたので、包丁を研ぐ事は、日常的に行っていた為、まわりの慣れない女子に指導し、もう一人の先生の様でした。(年齢的にも!)

 

 調理実習は、和・洋・中のそれぞれ専門の調理講師の指導により、班で調理し、作ったものを食べる為、主に午前中に行われます。

 

 その他に、病状別(糖尿病・腎臓病・肝臓病etc)の他、施設別(老人ホーム・保育園等)の食事を作る調理実習も行っておりました。

 

 食品加工の実習では、燻製食品・ミカン缶・乳酸菌飲料などを実際に作り、加工食品の製造過程なども学びます。

 

 

 休み時間や放課後には、仲の良い女子グループと一緒に買い物やお茶をしながら、ファミレスなどへ通い、今まで経験したことのない楽しい生活を送ることが出来ました。

 

 社会人経験のある、女子や仲の良い外部講師とは、たまにお酒の席もありましたが、アルコールに弱い体質の為、飲み会の時は、ノンアルコールにしておりました。

 

 新卒の学生は、子供みたいでしたが、社会人経験者の生徒たちは、様々な理由で専門学校に通っているので、悩みや相談が話せる、クラスメイトの様な存在でした。

 

 時折、退職した会社に遊びに行って、第2の学生生活の様子を話し、飲み会などで、みんなにうらやましがられておりました。

 

 学生の献立(2年生)で調理(1年生)したものを食べる週1回、給食の時間などもあり、そのお話は、次回にいたしましょう。

人生をかえた転機は

 

 

 

 

 

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