Fallout4(フォールアウト4)パトロール編 第24話 業魔は英雄に非ず、されども護る | TES&fallout forever

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 僕は要領がいい方ではない。それでも地道にコモンウェルスの平和を齎す為に今日も旅を続けるのだ。

 

中継タワー0MC-810を探索せよ!

 僕達はカウンティ―・クロッシングから見て北西に中継タワー0MC-810と呼ばれる電波塔を発見した。中継ターミナルからアンテナを伸ばす項目があったので押した。そして、アンテナが伸びてPip‐Boyからデフォルトの無線信号や別れた家族の無線信号という題名の通信を受信した。これから調べていこうと思う。

 

デフォルトの無線信号を辿れ!

 僕達は最初にデフォルトの無線信号を辿る事にした。無線の内容は以下の通りだった。

 ロブコ社ハムテック無線オペレーターホビーキットを新たにご購入いただき誠にありがとうございます!あなたは無線という魔法を通じて、新たな友情を手に入れ、お隣さん達の憧れの的になる事が出来ます。準備が出来たら、オペレーターホロテープよりその他ご説明をご確認下さい!思いっきり宣伝用の無線だ。今までの無線機はどうやらロブコ社製品だったらしい。僕は機械は使えたらそれでいいと思っていたので、メーカー名は見なかったのだ。新たな発見だ。210年遅いけどね...。

 発信源を辿る際に発光ラッドスタッグが襲い掛かってきたので、返り討ちにして進んだ。その後、ナショナルガード訓練場から見て北北東まで進んだ所に廃墟があり、そこに地下室に通じる落とし戸があった。そこを開けて降りると、簡易的な地下室と無線機以外は特に白骨死体は無かった。避難が間に合わなかったのか、間に合ったから脱出したのかは分からない。僕はそれに思いを馳せつつ無線機を切り、この地下室を後にするのだった。

 

別れた家族の無線信号を辿れ!

 最後は別れた家族の無線信号辿る事にした。無線の内容は以下の通りだった。

 ボニー、もしこのメッセージが聞こえていたら、私と子供達は家のバンカーで無事であり、君も無事だと思いたい。私も出来る事なら、君と一緒に外にいたい。でも、ここにいる人々が私を頼りにしているから、彼等を失望させる訳にもいかない。子供達が君に挨拶と、君を愛していると言っている。老人のミス・チャペルもよろしくと。私も君を愛している。どうか、無事帰ってきてくれと締めくくってあった。ボニーはマスベイ医療センターのボニーだろうか?彼女のホロテープ内には男性の事をウェインと呼んでいた。子供達の話もあったから、やはり夫婦だったのだろう。事の顛末はどうなったのだろうか?悲惨な気もするが行って確認しなくてはならないだろう。

 発信源を辿ると、ウエスト・エバレット私有地に辿り着いた。ここはハンマー率いるスーパーミュータント軍団がおり、ストロングと協力して壊滅させたんだっけ。その時はB.O.Sと一悶着あったんだけどね...。

 バンカーを探す過程でとある家でランスという名前の人物のターミナルを発見した。それを覗くと、ログの項目やロック管理の項目、スポットライトのコントロールの項目があった。3つ目は特に必要がないし上記2つだけでいいだろうと僕は判断した。

 最初はログの項目だ。その中には我が家の項目やウォールの項目、レオンの項目やいいもの見つけたの項目があった。どうやら最終戦争直後の記録らしい。

 まず最初は我が家の項目だ。2077年11月8日の出来事。ランスはようやく家に戻ってこられた事を喜んだ。コネチカットの高速を走ってたらあんな事が起きて、車を捨てて本当に良かったとある。何とか徒歩でウエスト・エバレット私有地に戻ってきたが、1週間以上かかったようだ。その道中で目にした光景に戦慄した様子。あんな事がアメリカで起きるのを目撃するとは思いもしなかったと彼は呟いていた。レオンという名前の人物と話して、近所に壁を作る立てたけど2人じゃ難しいし、ジャネットという名前の女性には子供達を守っていてほしいとある。彼女とは夫婦のようだ。近所に誰か生き残った人がいるかもしれない。まだ暗い内に少し偵察でもしようかと締めくくってあった。最終戦争直後の動乱ぶりはかなり酷いものだったと以前ターミナルで知ったが、改めて恐ろしい出来事だったと再認識させられた。

 次はウォールの項目だ。2077年12月12日の出来事。ウェインに手伝ってもらって、ようやく壁が完成したとあった。あのインテリが生き延びているなんて今でも信じられないとある。夏中彼の避難所の事を笑いものにしていたのがバカみたいだと自己嫌悪していた様子。新鮮な水さえあるらしいと羨ましがっていた。確かに危機に直面しないと理解出来ない事は多分にあると思われる。僕も最終戦争勃発まで政治も戦争も無関心だったからね...。

 その次はレオンの項目だ。2078年3月27日の出来事。レオンは家族とは言え殺したくなる程だと罵った。どうやら兄弟だったらしい。さっき2人で偵察に出て、集団が通るのが聞こえたから建物に隠れたとある。男性12人、銃とバットで武装して、間に合わせのアーマーらしき物を装備していた。レオンはその中の1人が、前に逃げていた時に会った男性だと気付いて、自分が止める間もなく声をかけたとある。彼は「あのバカ」と内心罵った。まるで状況が分かってないかのようにペラペラ話して、壁で囲った砦がある事を話してしまったらしい。向こうは軽く流したが、あの時の連中の目つきからして、またすぐ顔を合わせる羽目になるのは間違いないと悟ったようだ。つまり、レイダーに有利な情報をレオンはうっかり漏らしてしまった訳だ...。その気が無くても一大事には違いない。それで殺したいなんて物騒な事を呟いたのだろう。

 最後はいいもの見つけたの項目だ。この時は日付が無いのでおかしいと思ったが、その理由はすぐに分かった。ウエスト・エバレット私有地がレイダー達によって略奪され、陥落したのだ...。いくつか使える資材を発見したり、照明も使える事に書き込んだレイダーは歓喜した。砦を引き渡す事を渋った人物を罵り、結局死んで自分達の物になったと喜んでいた。きっとその人物も他の奴から奪ったんだろうと思っている様子だ。どうやら略奪が済んだ後、レオンはウエスト・エバレット私有地を裏切ってレイダー側に寝返ったらしい。だが、これを書き込んだレイダーは次の市街地へ行く時は、盾代わりに使ってやろうと考えているようだった。僕はウエスト・エバレット私有地の犠牲になった人々に哀悼の意を表した。その後、多分レオンは裏切りの報いを何処かで受けたのだと思う。現に僕も人間として死んで、怪人という化け物に成り果てたからだ。因果応報、自業自得という末路をね...。

 その後、ロック管理の項目を選び、ロックを解除の項目を押した。44口径弾やショットガンシェル、38口径弾やパイプピストルを入手した。

 気を取り直して探索を続行するとウェインの家とバンカーを発見した。一応彼の家も探索してみると、ハンマーのホロテープという題名のホロテープを発見した。何だろうね、噂をすれば影が差すってやつかな?とりあえず再生してみよう。

 再生すると、ハンマーが捕らえた人間の男性に、ホロテープで録音するため機械を使うように脅迫していた。どうやら同じスーパーミュータントであるフィストに宛てた内容のようだ。自分の名前をハマーと間違えて名乗っていたけどね...。ウエスト・エバレット私有地を見つけ、壁も食糧もあるのを喜んでいた様子。そして、いい物が入っている小さな部屋を人間が作ったようだと言っており、バンカーの事と思われる。とすれば、これは内容的に割と最近だったりするのかな?いや、スーパーミュータントもグールと同じで長命だから昔の出来事かも知れない。

 ハンマーは録音を止めるために男性に命令をしたが、その時血が飛び散るような音が響いた。彼は男性が寝ていると思ったようだが、やはり殺してしまった様子だ。癇癪を起した彼は自分で機械を止めると言ったが、スーパーミュータントの気性を考えれば壊してしまった可能性はある。ストロングはそういう事はしないけどね...。捕まって脅迫された上に殺された男性に、僕は哀悼の意を表した。

 そして、僕達はバンカーへの落とし戸を開けて降りていった。そこは個人で作ったバンカーとしてはかなり物資が充実していたと思う。ヌカ・コーラ・クアンタムとか何故かあったけどね...。それは子供達を守る為と自分の身を守る為に必要不可欠だった。最初はスチーマー・トランクから50口径弾や308口径弾、44口径弾や10㎜弾を入手した。

 その次にウェインのターミナルを発見した。それを覗くと、ウェインのログの項目やロック管理の項目、テープを再生するの項目があった。

 最初はウェインのログの項目だ。その中には家に到着の項目やボニーの項目、近所の住人の項目や誕生日おめでとうの項目があった。これも最終戦争直後の記録だ。

 まず最初は家に到着の項目だ。2077年10月26日の出来事。子供達は泣きながらようやく寝付いた。爆弾が落ちてから3日、何もかもが滅茶苦茶になった。メッド・テックの部長は事前に知らされていて、もしあのコードを彼のターミナルに入力してログを自分に転送してなかったら、ロックダウンされた時に他の皆と同時にあそこに閉じ込められていたと彼は呟いた。モールデンで子供達と合流するために、徒歩で向かわないといけなかった。あの子たちは偉いと内心褒め、計画を覚えていたとあった。息子はマイケルとデビットという名前らしい。教えていた通り、マイケルはデビットを先生達の所から連れ出して、あのVaultに行く代わりに逃げ出して隠れた。複数の飛行機が頭上を飛び始めた頃、丁度この避難所に辿り着いた。しばらくラジオを聞いたが、放送は途絶えたようだった。今も外で銃声が聞こえるとのこと。ボニー、今どうしているか分からないけど、まだ生きている事を願っていると締めくくってあった。ウェインはメッド・テック・リサーチの職員だったとは知らなかった。彼の息子のマイケルとデビットはあのVault75に入る事を何とか免れたというのも初めて知った。あそこの実験はゲノム研究で子供達が犠牲になる恐ろしいVaultだったからね。不幸中の幸いと言ったところだろうか。

 次はボニーの項目だ。2077年11月8日の出来事。もう2週間が経ち、君がここにいてくれたらとウェインは嘆いた。病院に探しに行きたいが、ボストンは危険過ぎて子供達を残して行く事は出来ない。デビットはママはいつ帰ってくるのか聞いてくるし、自分がママはまだ病院で皆を助けているんだと言うと、マイケルは睨み付けてくるようになったという。2人が寝てから無線で断続的なレポートを聞いているが、市街地で争いが起きているらしいと分かったようだ。かなり酷い戦争になっているという話で、君の安全を祈っていると締めくくってあった。マイケルは父親が安心させるために嘘を吐いているのを気付いたのだろうか?だが、ウェインはボニーを救いに行く前に子供達を守らなければいけないのでその嘘は仕方がなかったと思う。

 その次は近所の住人の項目だ。2078年1月20日の出来事。爆弾が落ちてから3カ月。昨夜は初めてバンカーから出たとある。給水塔から水を取る計画は上手くいったけど、予想してたよりもダクトテープが沢山必要で、水漏れが酷かっようだ。家にはもうテープが残ってなかったから、向かいのコップ一家の家に忍び込む事にした。近所で工事仕事をしていたから、持っているかもしれないと思ったようだ。ロンという名前の男性がヌカ・コーラ販売機をいじっていた部屋にいたが、遠くで聞こえる銃声や爆発音で彼が来るのが聞こえなかったらしい。突然、後頭部に冷たい銃身が付きつけられるのを感じたとあった。ゆっくり振り返れと言われたが、ロンの顔は放射能に酷くやられており、髪は抜け落ちかけた上に顔は半分溶けていたようだ。ボニーの名を頭の中で呟きながら、止めるように懇願したが、銃を口に入れられて、撃鉄を倒されたと締めくくってあった。ダクトテープを盗むためにウェインは他人の家に忍び込んで、ロンに見つかってピンチになったらしい。ロンに至っては放射能の所為もあってか容姿が変わり果て、レイダーのようになったと思われる。両者共に生き残るのに必死だったのは分かった。

 最後は誕生日おめでとうの項目だ。2078年4月1日の出来事。ボニー、誕生日おめでとう。まだどこかで生きているかは分からないが、今日は30歳の誕生日だから、デビットとマイケルがケーキを作ったよと呟いていた。出来はあまり良くなかったが、アイシングの缶を開けさせたから喜んでいたとのこと。エームズ家と一緒にここ数カ月忙しくしてたらしい。爆弾が落ちた時、ランスは兄弟揃ってニューヨークでの家族旅行から帰ってくる最中だったとある。何週間もかけて徒歩でこっちに戻ってきたらしい。2人は近所の周辺に壁を作る計画だ。命を救ってもらった身だから、嫌だなんて言えなかったとある。重要な部分を夜の内に終わらせるため、近くのアイリッシュプライド造船所からトラックを盗んだようだ。レオンが何故キー無しでエンジンをかけられるのかは聞かなかったと締めくくってあった。ランスとレオンの話は先程のターミナルで判明済みだ。妻の誕生日を祝いつつも、ウエスト・エバレット私有地を強化するために日夜行動していたようだった。



 

 次はロック管理の項目だ。ロックを解除する項目を選んで開いた。そこから50口径弾やフュージョン・セル、38口径弾やファンシー・ヘアブラシを入手した。

 

 最後はテープを再生するの項目だ。それを選ぶと、デビットのホロテープという題名のホロテープが出てきた。どうやらレイダー襲撃時の様子を録音したものらしい。デビットがママに悪い奴等が戻ってきたと言った。ランスが撃たれて屋根から落ちたのを見て、マイケルが大丈夫だと言ったがまだ動かないとのこと。マイケルも録音に入り込み、パパに荷物を纏めるように言われただろうと怒っていた。

 だが、デビットはママに伝言を残さないと居場所が分からなくなるから止めてと言った。ウェインはマイケルにデビットを引っ張るように言った。もう奴等が戻ってくるので、時間がないと言った。デビットはジャングル・ザ・ムーンモンキーを持っていこうとしたが、ウェインに止められ、急いでバンカーから脱出するところで録音は終了した。レイダー集団がウエスト・エバレット私有地を略奪していく最中、デビットは何とかママの為にホロテープを残そうとしたのだろう。しかし、それが時間がかかってしまって脱出に影響したのかもしれない。ウェインとボニー、デビットとマイケルのその後は分からないが、何とか生き延びてくれていればと思った。

 僕はこの一家のその後に思いを馳せながら無線機を切り、ウエスト・エバレット私有地を後にするのだった。

 

検問所を守れ!

 次に僕達はピックマンギャラリーとイーストボストン警察の間にあるネオ・インスティチュートの検問所に向かった。救援要請が入ったからだ。CWトルーパー達が対峙していたのはカメレオン・デスクローと呼ばれる赤みが混じった灰色のデスクローだった。それなりに強かったが、CWトルーパー達のブラステックと僕のアクセラレーターの掃射で難なく殺せた。

 その後は、完璧な状態のパワーアーマーのT-45型を発見した。近くのターミナルを使ってハッキングして、セキュリティドアロックの項目からロックを解除を選択。セキュリティドアを開いて、T-45型を装着して検問所を去るのだった。

 

祖父の名誉を守れ!

 僕達は久しぶりにバンカーヒルに向かった。今までの治安維持活動の成果もあってか、今までのように毛嫌いされたり、白い眼を向けられる事が少し減ったように感じる。何となく、主観だけどね。少しお腹が空いたのでジョーさんが経営している酒場に食事を摂りに行った。X6には少し待ってもらい、酒場から少し離れてパワーアーマーのT-45型を脱いで、僕はジョーさんにヌカ・チェリーとイグアナの角切り、リスの角切りやリスのサクサク角切りを注文した。それ等を食べている最中に、隣のトニーさんはじろじろと僕を眺めていた。彼はレールロードを応援していたので、その敵対者だったインスティチュートに入った僕が許せないのだろうと思った。コモンウェルス全体の裏切り者であるから当然の反応だよね...。

 気を取り直して僕はジョーさんに何か仕事はあるかと尋ねた。以前来た時はインスティチュートに加わった事もあり、口もきいてもらえなかったが1つ頼みたい事があると言った。それを聞いたトニーさんは、計画の事を話すつもりなのかと自分の父親に詰問した。それを受けて、聞いたのは僕で話したのは自分じゃないと言い返した。

 ジョーさんは話を戻した。サボルディ家は前の代から喉の乾いたキャラバンに安酒を振る舞うようになり、自分達はミニッツメンの家系だと打ち明けた。自分の祖父、ブレント・サボルディが最後だとも言った。それを聞いてトニーさんは止めようとした。インスティチュートに任せるのは間違いだと言ったのだ。その考えはとても正しい。でも、僕はジョーさんの仕事を受けるつもりだ。

 

 トニー「父さん!こいつはインスティチュートに加担したんだ。信用しちゃダメだよ!!」

 ジョー「信用したんじゃない。しかし、奴の行動で何人か助かってる。その力を有効活用するのも悪くないんじゃないのか?」

 パーマー(親子喧嘩になるとは思わなかったな...。仕事を受けたのは間違いだったか?いや、それでもきちんと最後までやらなきゃダメだ)

 

 ジョーさんは話を続ける。ブレントはモールデンのすぐ外で、レイダーと戦って死んだとされる。何でもいいから、彼の身の回りの物を見つけてきてほしいとお願いされた。それは自分にとってかけがえのない物になるだろうと。

 僕はもう少し場所を絞り込もうと思い、モールデンの大体どの辺かと尋ねた。ジョーさんはモールデンの北東部の何処かだと教えてくれた。そこでミニッツメンの残りの部隊の遺体が見つかったらしい。レイダーに引き裂かれて、死体は切断された。ミニッツメンはかつてインスティチュートに抵抗したが、最後にはレイダーでさえ彼等の手には負えなくなってしまったそうだ。

 僕達はモールデン北東部へ向かおうとしたら、ジョーさんは良心にかけて気を付けて行ってくれと言った。もう人が死ぬのはごめんだからだと。

 

 ジョー「インスティチュートに頼むのは気が進まんが、変わったと言うなら証明してみせてくれ。頼む...」

 トニー「父さん...」

 パーマー「分かりました。ご期待に応えれれるように全力を尽くします」

 X6(ご主人様はミニッツメン関係者でも助けられるのですね。私は絶対にしようとは思いませんけれど...)

 

 僕達はインスティチュートの人間だ。それでもお願いしてくれるジョーさんの期待に応えるために頑張ろうと思った。そして、僕達はモールデン北東部に向かうのだった。

 僕達は隅々までモールデン北東部を探した結果、シンクホールにブレント・サボルディの白骨死体があるのを発見した。そこに行くまでは鍵をかけていなかったせいか、フェラル・グールや光りし者、ラッドローチの群れ等がまた住み着いていた。匂いとかで集まるのかな?まぁそれは今は問題じゃない。

 ブレント・サボルディの白骨死体だとどうして分かったかというと、近くの帽子に名前の刺繡が塗ってあったからだ。それで風化もせず、きちんと分かる状態で保存されていたのだ。幸い洞窟の中で日光に当たらない状態だったし。レイダーに引き裂かれて、死体は切断された言っていたけど、五体満足の状態だった。そういう風に言われたからそう思ったとかかな?まぁそれもそこまで重要じゃないと思う。肝心なのは遺品が確かにあった事だ。さて、これをジョーさんの所へ持ち帰るとしよう。

 僕達はバンカーヒルに戻り、酒場で勤務中のジョーさんにブレント・サボルディの遺品の帽子を渡した。彼は知れ鹿見つからなかった事に悪態を付きつつも、バンカーヒルではミニッツメン事はよく思っていない人が多いと言い、それでも祖父はヒーローだった。そういう話しか聞いた事がないと彼は訴えた。

 僕はブレント・サボルディの人となりは知らないけれど、ミニッツメンとして立派に戦ったのだと思う。僕みたいな極悪人では務まらなかっただろう。善人やヒーローは報われて然るべきである。僕はジョーさんの訴えに同意した。隣で聞いていたトニーさんは、気まずそうに依頼を受けさせないように猛反対した事を謝罪した。僕はそれを気にしていないと言った。だって真実だからだ。インスティチュートが受け入れられる日はまだまだ遠い事の証拠である。それを真摯に受け止めなければならない。

 

 ジョー「ヒルの人間はミニッツメンの事を良く思っていない。だが、お爺ちゃんはヒーローだった。そういう話しか聞いた事がない」

 パーマー「コモンウェルスの為に戦って死んだ。誰に聞いてもあの人はヒーローだと言うはずです」

 トニー「...ああ~、その業魔。いや、エルドリッチ。あの時は悪かったな。父さんの依頼を邪魔するような事を言ってしまった...。アンタはきちんとやるつもりでいたっていうのに」

 パーマー「いいんですよトニーさん。インスティチュートがまだまだ受け入れれていない証拠です。それだけの事をしてきたんです。それは真摯に受け止め、贖罪を続けていくのみなんですよ。それと、業魔で問題ないです。僕は皆を裏切ったんですから...」

 

 話し合いが一段落した後、ジョーさんは報酬として150キャップをくれた。僕達みたいなのにも支払ってくれることに感動した。その期待に添い続けるように懸命に頑張ろうと心に誓い、バンカーヒルを後にするのだった。

 

フェラル・グールの廃屋を制圧せよ!

 バンカーヒルから少し離れた所に、フェラル・グールの死体を発見した。そこは廃屋のようだったが気になったので入る事にした。そこには案の定というか、フェラル・グールや腐ったフェラル・グールがいた。まぁ返り討ちにしてすぐに終わるんだけどね!

 日本の諺で言うならば「藪蛇(やぶへび)」というのが現状で当てはまるかな?ただ、見ないでおくよりもいいかなと思ったのだ。おかげでエイリアンの玩具や宇宙船の玩具、ジャングル・ザ・ムーンモンキーを発見した。ショーンの為に持って帰るとしよう。気に入ってくれるといいな。

 その後、2階の施錠された部屋へのドアをロックピックで開錠し、そこに入ると肥大化した光りし者が現れた。少々驚いたが僕はアクセラレーターで攻撃して殺すのだった。肥大化した光りし者を殺した後、スチーマー・トランクを発見した。そこから10㎜弾や38口径弾、冷却グレネードやプラズマ地雷を入手した。案外こういう廃屋が覆いのかもしれない。これからも注意して探索しようと思い、フェラル・グールが潜んでいた廃屋を後にするのだった。

 

依存患者の巣窟を探索せよ!

 そのまま進むと、バンカーヒルから見て東に廃屋を発見した。入ってみると匂いがきつくて息苦しい思いがした。薬のような匂いだが、頭がくらくらしそうだ。おまけに「プシュー、プシュー」と音が聞こえてくる。恐らくジェットかサイコを打っているものと思われる。

 僕はステルス迷彩、X6は隠密行動で2階まで上がってみると、そこにはレイダーが2人いた。僕はすかさずアクセラレーターで撃ち殺した。

 制圧を確認後、探索に入った。スチーマー・トランクにはキャップやコンバットアーマー:胴体を入手した。薬箱にはサイコやバファウトがあったが放置した。床には使用後のジェットの空が散乱していた。

 ここは名前を付けるならば依存患者の巣窟と言ったところか?レイダーが溜まり場として使っていたのかもしれない。何にせよ、制圧して正解だったと思う。錯乱したレイダーを相手にするのはとても危険だからだ。そういう危険な仕事は僕やネオ・インスティチュートの仕事だ。無辜の民が血を流す必要なんてないんだから。

 こうして僕達は依存患者の巣窟を後にした。少し歩くと僕は奇妙な物を目撃した。それは倒壊した銀行の屋上で座礁した木造帆船だったのだ。