僕は旅の途中リフテンに立ち寄った。そこでは入るのも情報を得るにもすぐにゴールドを要求する洗礼(強請り)を受けた。払わない選択肢はあったが得るには代価は世の常なので僕は支払うことにした。スカイリムはまだまだ未見の地なので大人しくしておこう。
入団テストその1
中央の市場ブリニョルフと名乗る男性が声をかけてきた。僕がまっとうに稼いでないと看破して来たのだ。何を急にと思ったが実際に倒した相手の身ぐるみ剥いだりして身銭を稼いでいるので間違っていなかったのでぐうの音も出ない。
いい話があるから乗ってみないかと誘われた。どうやら騒ぎを起こすからマデシの店から指輪を盗んでブラン・シェイの懐に入れて牢屋送りにして欲しいのだという。さてどうしたものか...。
う~ん。何も悪くない人物を不幸にするのは気が引けるからそうしたくないなぁ。そう思い僕は別の方法があるのではないかとブリニョルフを説得してみた。彼は仕事を果たしてくれるならそれでいいだろうとある紙切れを渡してくれた。これをブラン・シェイの懐に忍ばせて警告させればいいようだ。
ブリニョルフが騒ぎを起こす間、夢中に話を聞いているブラン・シェイの懐に例の紙切れを忍ばせることに成功した。これで彼は牢屋で過ごすことはなくなるだろう。このまま無事に過ごせればいいけど。
無事に達成することが出来たのでブリニョルフから自分のアジトに来たら盗賊ギルドに加入してもいいと言ってきた。シロディールでも名を轟かせていた盗賊ギルドがここにもあったなんて驚きだ。帝国軍人だった僕が加入するなんて九大神でも予測できまい。アジトはリフテンの地下ラグド・フラゴンにあるという。
早速地下に入るとそこにはゴロツキやらスキーヴァーやゾンビ(何でここのいるの?)がいた。それらを倒しつつ、アジトに到着するのだった。頭だけじゃなく力もないと務まらないということなのだろうか?
ラグド・フラゴンに到着すると、実力があることを認められたことで最後の入団テストを受けることを許可してくれた。
何でも借金を踏み倒している人物達に盗賊ギルドを舐めないようにと脅しをかけるようにと言った内容だった。その人物達はキーラバ、ヘルガ、ベルシという名前だ。彼ら彼女らはリフテンに居を構えているのですぐに終わるだろう。殺しは無しだと釘を刺された。まぁ盗賊ギルドならそうなるよね。
そして盗賊用の装備もここで買うことにした。死霊術師の時のように素性がばれると良くないからね。このマスクは「お面」というもので見た感じ狐っぽいがシロディールやスカイリム、ハイロック産でもない。これは遥か東の地に存在するとされるアカヴェリから来た物だろうか?
入団テスト2
僕はどうやって借金を回収するか悩んだ。シロディールにいた頃は盗賊ギルドと言えば「富める者から盗み、貧しき者に与える」と言ったような貧者の味方であり義賊のようなものだったはずだ。グレイ・フォックスがここにいないからだろうか?
時代が変われば組織も変わるものだから仕方ないだろうけど街の評判通りだったということか。しかし、関わったからには自分なりに努力してこの状況を打開する他ない。僕はマスター・マニマルコから学んだ交渉術を駆使して彼ら彼女らを説得することに成功した。しぶしぶであるが損害を出さず悪印象も少なめにして回収できた。これで帰還して色よい報告が出来るというものだろう。
殺さず損害を出さずに借金を回収できた僕をブリニョルフは本てくれて正式に加入を許可してくれた。そして衛兵絡みの厄介ごとは面倒を見てくれるという恩恵も約束してくれた。何かあった時に役立つだろう。