指令書の違和感を疑問に思いながらも次のターゲットであるジ=ガスタを暗殺するためにブルーマに向かった。婚約時の花嫁の持参金が少なかったことで婚約破棄したようだ。その態度の報いを受けさせるために闇の一党に依頼したという。青のお嫁さんの恨みを晴らさなければならないだろう。
この指令書通りならば衛兵を買収しているようだから大っぴらに殺し合いしても問題ならないだろうが、万が一のこともあるので家に侵入して暗殺しよう。
ジ=ガスタを暗殺せよ!
寝込みを襲おうとしたがすぐに勘付いて僕が何者か尋ねて来た。バレちゃしょうがないと思い「シシスの名の下に貴方を虚無に送りに来ました。」と伝えると驚くとともにこれは裏切りだと反論して来た。
裏切り?なぜそんなことを言うのだろうか?婚約破棄された相手に向けてか、それとも闇の一党に向けてだろうか?
そう思っている内に攻撃して来た。情報通りに近接格闘戦に秀でているようだ。かなり攻撃を食らってしまったが何とか暗殺できた。
厳重に鍵のかかった樽の中を調べると驚愕した。なんとブラック・ハンドの服と教義の本があるではないか!
なぜだ、これがあるということはジ=ガスタは闇の一党の上部組織のブラック・ハンドの一因だろうか?それともブラック・ハンドを殺して面白半分で手に入れてコレクションしていただけか?
分からないが、こちらが嵌められた気がしてならない。
報酬と次の指令書を手に入れるために帝都の南にある古橋の下にある腐朽した箱を調べて手に入れた。
ルシエンさんは知っていて僕に殺させたのだろうか?それとも偶然?
不安になりながらも次の任務を受けに目的地に向かった。