死霊術師のブラック・ソウルジェム作成を見届けた後に、その場を後をしたが、その付近に祭壇を見つけた。恐らくデイドラ関連だろうけど気になるので調べてから帰ろう。
ボエシアの祭壇へ
祭壇へと訪れてリーダーである信者に話しかけてみた。
ヘクウォン「ここをボエシア様の祭壇と知っての来訪か?そうでなければそなたは愚か者の誹りを免れぬぞ?謁見を賜りたいのならばデイドラの心臓を捧げよ。」
アタナシア「大丈夫ですよ、心得てます。しかしずいぶん懐かしい名前を聞いたなぁ。」
ボエシア様の名前を聞いた時はモロウィンドの情景を思わず思い出してしまった。このデイドラ・ロードは謀略・隠された殺人・暗殺・反逆を司る。ダンマーの守護神の一柱とされ、良きデイドラと彼の地では崇められている。祭壇や信者の方々との接点はなかったけど、トリビュナルのアルマレクシアの守護者とされるようだ。
あの時に裏切って攻撃してきたのはボエシア様に唆されて狂って攻撃したんじゃないのかな?尊敬はするけど用心しなきゃね。
デイドラの心臓を捧げると早速話しかけてきた。
ボエシア「よくぞ参られたなネレヴァリンよ。モロウィンドでの活躍はアズラから伺っておるぞ。ダンマーのために第六家と狩猟バカのハーシーンと戦い見事勝利したのだとな!」
アタナシア「いえいえ、恐縮至極でございます。自分の出来ることをしたまでです。」
やっぱりモロウィンドの名残と言うかにおいと言うか肌で感じると思うのは気のせいだろうか。おかげであまりしゃべらないのに多くしゃべってしまった。用件を伺わねば。
ボエシア「おお!そうであった、これより選びし者を決めるために10の種族が決闘して最後に生き残った者に褒美を取らせる武闘会を執り行う予定だったのだ。ネレヴァリンにもぜひ参加してもらおうか。」
アタナシア「武闘会ですか...良いですよ、参加します。」
久しぶりの彼の地の雰囲気を感じる所に来たんだから参加しない手はない。早速オブリビオンゲートを潜って会場に赴いた。
え、これは決闘の内に入るんですか?
オブリビオンに着いてから違和感があった。なぜ、ゲート付近で10の種族たちが一歩も動かずにそのまま立ちすくんでいるのか?そして、時間が過ぎていく中で3種族が溶岩に落ちてしまい事故死してしまった...
ボエシア様的にはこれは決闘の内で1つの種族ごとに感想を述べていた。これはいいんですかね?決闘と言うより事故死を眺めるだけになっているような...
それでも動かない彼らを見て何だか哀れに思えてきた。名誉や褒美のために参加したはずなのになぜか動かない、オブリビオンに来て発狂したのかボエシア様に洗脳されて動けないのかは分からないけどもこうなったら彼らを殺して楽にさせるしかない。
そう思い僕は彼らを攻撃した。
報酬 ゴールドブランド
帰還した僕にボエシア様は恐らく微笑みかけながら話しかけてきた。
ボエシア「見ておったぞ。決闘はなかなかの活躍ぶりだった。見事生き残ったので報酬としてゴールドブランドを報酬として授ける。汝の敵の肉をその鞘にするが良い。」
アタナシア「どうもありがとうございます...」
あれは決闘だっかのか?もしかしたらボエシア様は10の種族達に何か吹き込んで騙していたのかもしれない。謀略を司るからそうでなければ説明がつかないけど真相はオブリビオンの向こうに消えた。確かめようがない、だって殺したのは僕だから。
そしてこのゴールドブランドは太古の竜から鋳造されたらしい謎に包まれた名剣と書かれていた。正直僕が受け取るのは後ろ髪を引かれる思いだけど、これは受け取るしかあるまい。
釈然としない思いを抱えながら僕は魔術大学に帰還した。